私の恋の行方   作:猫犬

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「よっちゃん。ーー」の方です。


ルート1

「よっちゃん。私もよっちゃんのことが好き。だから、私と付き合ってください」

「ほんと?」

「ふふ。ほんとだよ。私はよっちゃんのことが好きです」

 

リリーも私の事が好きと言われて、聞き返してしまった。リリーは苦笑をすると、もう一度そう言った。

リリーが私の事が好きだと分かって、うれしさが込み上げてくる。

 

「堕天使として自然体でいるよっちゃんが好き。困っている人がいれば優しくできるのが好き。よっちゃんの笑顔が好き。挙げればいっぱいあるくらい、よっちゃんの好きな部分があるよ」

「そうなの?」

「うん。そんなよっちゃんのことが大好き。愛してる」

「……良かった。ちゃんと気持ちを伝えて。リリーも同じ気持ちで」

「わー、泣かないでよ。私もよっちゃんが同じ気持ちでうれしいよ」

 

リリーに愛していると言われて、うれしさのあまり涙が零れる。そんな私にリリーは驚くと、抱きしめて背中をさすってくれた。

そうして時間が流れて、涙が止まるとリリーが離れる。

 

「これから一緒だよ?」

「うん!絶対に離さないからね」

「もちろん!じゃっ、行こっか。千歌ちゃんたちも待ってるだろうし」

「そうね」

「あっ、そうだ!」

 

だいぶ時間が経ったから、千歌達ともそろそろ合流しなくちゃいけなくて、私たちはここを出ようとした。でも、その前にリリーが何かあったのかそう言った足を止めた。急に足を止め、何を思ったのかわからず私は首を傾げる。

 

「どうかしたの?」

「うん。付き合い出したんだからね。よっちゃん、契約しよっか」

「契約?」

「うん、恋人の契約よ」

 

恋人の契約……って、まさか!

 

「あっ、何するかわかった顔してる。よっちゃんからして欲しいなぁ」

「え、え?」

 

私からして欲しいと言われて、私は困惑を隠せない。恋人の契約って、やっぱりキスのことよね。

うぅ、確かにしたいけど……ハードル高くない?

 

チュ

「ッ!」

 

そうして、困っていたらいきなりリリーが顔を近づけて、私の唇に触れるだけのキスをした。いきなりのことに驚き、目を見開く。それと同時にキスされたことで胸がドクンドクンと鳴る。

てか、私からするんじゃなかったの!?

 

「あはは。よっちゃんがしてくれないんだもん。だからね♪」

 

リリーは悪戯っぽく笑みを浮かべる。

 

「リリー!」

チュ

「ッ!」

 

なんか悔しい。だから、笑みを浮かべているリリーの唇にキスをする。リリーと同じで触れるだけのキスだけど、まさか私がお返しをすぐにすると思ってなかったのか、リリーは驚いた表情をしていた。

 

「これで契約は成立よ。これでずっと一緒よ」

「……うん。ずっと一緒だよ。じゃ、行こっか」

 

私は笑みを浮かべてそう言うと、リリーは表情を戻しそう返した。

そして、私たちは手を握るとクラゲの水槽を出て、二人を探しに行った。

リリーと想いが繋がった。握った手の温かさが、唇に残る温かさが現実だと実感させてくれる。

 

大好きだよ、リリー!

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