「ここは……どこだ?」
気付くと俺は真っ白な空間にいた。ここまでの記憶がない。
俺が困惑していると隣から声が聞こえて来た。
「パンパカパーン!おめでとう貴方は転生する権利を得ました!」
反射的に隣を見ると——美少女がいた。
腰まで伸びたサラサラの黒髪。黒水晶のような大きな瞳。シミひとつない白い肌。アイドルなんて目じゃないくらいの美少女だった。
「ふっふっふ。困惑しているようだね。説明しよう!」
そう言うと美少女は俺の返事も聞かずに勝手に話を進め始めた。
「私は絶対神。全ての神の頂点に立つ神だ。そんな神が君を転生させて上げるんだから感謝するんだね」
「えっ?転生って俺死んだの?」
他にも聞きたいことはあるが最重要なのはこれだ。
「うん。即死。上から鉄骨が落ちて来てね。ミンチよりひでぇ状態になってるよ」
「まじか」
せめて死ぬにしてももっとマシな死に方はなかったのか。
俺が軽くorz状態になっているのを気にせず。
「まあまあ、そんなことはどうでもいいよね。さっさと転生特典を決めてよ」
俺のショックをどうでもいいと切り捨てた美少女に少しイラッと来るが落ち着いて、転生特典について問う。
「転生特典ってなんでもいいのか?」
「君の魂の大きさに合わないのだとダメだけど君のは結構大きいから大体はなんでもいいよ」
なんでもいいって言われるのが1番困るんだよな。
「ほらほら、早くして。僕だって暇じゃないんだよ。アニメや漫画のキャラの能力とかでもいいんだよ。好きなキャラとかいないの?」
「いるっちゃいるけどアニメキャラそのままだと面白くないよなぁ」
「あーもう優柔不断だな」
「あんたが急がせ過ぎなんだよ。ゆっくり考えさせてくれよ」
「何が面白くて君が考えている様を見せられなきゃいけないのさ」
ちっ、うるさい神様だ。
「失礼な奴だな!僕は全ての存在で1番偉いんだぞ!」
ナチュラルに心読むなし。
「じゃあもうお前が決めていいよ」
面倒くさいし。
「えっ?いいの?」
「ああ、その代わりチートにしてくれよ」
「ふむむ。丸投げされると少し困るけどなぁ……そうだ彼を連れてった世界の存在に……にしし」
なんか悪い顔をしている。嫌な予感がする。
「ちょっと待てやっぱり俺が決め——」
「却下♪」
俺の意見は綺麗な笑顔で却下された。
「じゃあねー。良い人生を♪」
「ちょ、ちょっと待て」
俺の言葉を無視した奴は指を鳴らした。すると俺の意識が薄れていった。
「人生と言うより、神生だけどね」
そんな不吉な言葉を最後に俺の意識は無くなった。
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「アルトシュ様。お目覚めですか?」
俺が目を開けると光を編んだような白い翼と光輪を持つ天使のような美少女達が俺に向かって跪いていた。
俺は自分の身体を見る。目の前の美少女達の倍はあろうかという身長と前世の俺とは比較にならない筋肉。そして背中から生えた18枚の翼。
これって……
「アルトシュになってる?」
チートにしろって言ったけどやり過ぎだろぉぉぉ‼︎
俺は内心で絶叫した。
はい、アルトシュになるというモノでした。
この先はまったく考えたおりません。
普通にノゲノラの世界でアルトシュをやるのか、他の世界に送るのかなどまったく決めておりません。
ノゲノラの世界だと、中身がただの人間なので戦いなどやりたくないでしょうし、かなり変えなくてはいけなくて大変です。
他の世界に連れて行くのはもっと大変です。大半の世界だとアルトシュどころか
連載するならこの辺りをなんとかしなければなりませんね(汗)