思いつき置き場   作:エルナ

12 / 30
ジンオウガ好き(*´ω`*)
かつて書いてた連載作品のプロローグです。
もう日の目を見ることはないだろうな……。


ジンオウガに翼って似合うでしょ

パンッ!

 

 

「いえ〜い。おめでとう貴方は転生することが出来ます!」

 

 

クラッカーを鳴らし、そんなことを言う美少女がいた。

 

 

「いや、ここどこ?あんた誰?」

 

 

俺はいつの間にか白い空間にいた。

 

 

「冷めてるねぇ、神様転生だよ?テンション上げなよぉ」

 

 

さらさらな腰まで伸びた黒い髪。黒水晶のような大きな瞳。アイドルを鼻で笑えるほど整った顔。スラリと伸びた手足。きめ細やかな白い肌。それ程大きいわけではないがしっかりと確認できる胸。正に美少女と言えるだろう。

 

 

しかし、性格がその全てをダメにしている。口開くな。

 

 

「ひどい!僕が何したって言うのさ⁉︎そんなひどい性格してないよ‼︎」

 

 

「お前みたいな性格の奴嫌いなんだよ。……それで神様転生とかほざいていたがお前が神だって?」

 

 

「口が悪いなぁ。そうだよ、僕は絶対神。全ての神で1番偉い神様さ」

 

 

そこそこある胸を張り、ドヤ顔でそんなことを言う。うぜぇ。

 

 

「性格悪いの君の方じゃないか‼︎」

 

 

「はいはい、それで?俺、死んだ覚えないんだけど」

 

 

「まぁ、即死だったからねしょうがないよ」

 

 

「へぇ、どんなふうに死んだんだ?」

 

 

「上からね鉄骨が降ってきたんだよ」

 

 

「まじかよ。運なさすぎね、俺?」

 

 

「そうだそうだ♪不運野郎♪」

 

 

反撃とばかりに元気にそんなことを言ってくる。

 

 

「根に持ってんじゃねぇよ。ガキか」

 

 

「な、なッ。僕は君より何千倍も年上だぞ‼︎」

 

 

「はいはいバァさん。それより説明しろよ」

 

 

「くそッ。それで転生させてやるからどこの世界に行きたいか選べバーカバーカ!」

 

 

「……子供か!まったく。んじゃモンハンの世界にしてくれ」

 

 

「ふん!それで転生特典は?」

 

 

「そうだなぁ。まずジンオウガに転生で、あと翼をくれ」

 

 

「は?ジンオウガに翼?」

 

 

俺は常に思っていた。ジンオウガに翼って絶対似合うと。

 

 

「帯電羽毛って感じのさ」

 

 

「まぁいいけど。あとは?」

 

 

「あと食べた物から能力取得」

 

 

「はは、定番だね」

 

 

うっせぇ。

 

 

「それから無限進化かな」

 

 

「これまた、定番だね」

 

 

「いいからこれぐらいだな」

 

 

「わかったよ。それじゃ君の新しい人生に——いや、竜生かな?まぁいいや、とりあえずがんばってね」

 

 

……なんか急に性格変わってないか?

 

 

「ああ、まぁ出来るだけのことはするよ」

 

 

「それじゃ行ってらっしゃい」

 

 

「行ってきます」

 

 

そして、絶対神とやらはいい笑顔で——それはもういい笑顔で、指をパッチンと鳴らした。すると俺の立っていた白い床が消え、穴が開いた。

 

 

そうなればどうなるかは自明で、俺はその穴に落ちて行った。

 

 

「ふざけんなぁぁッ‼︎くそ女神がぁぁぁ‼︎」

 

 

絶対神はいい笑顔のまま手を振って俺を送った。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。