「……リク……ねぇ、リクぅ……」
それは、とある機械。
その世界で最弱たる人間の心に興味を持った機体。
長年の観察と1年の関わりを経て、心を得るに至った機体。
「……シュヴィ……やっと、わかった、よ……?」
とある人間の〝愛した男の願いの実現を願った〟。
誰も殺さず永遠に続く大戦を終わらせる、という。
200にも満たない人間を率いたその男の為、動いたその機械は、だが。
「……シュヴィ……リクに会えて——本当に……幸せだよ……」
——ミスをして。
全種族でも最もデタラメな種族である
逃亡叶わず、
「……
心を、意志を、魂を得た機械は。
「……ほんと、に……愛してる……よ——————…………
降り注ぐ
「なぁ、シュヴィ——何が足りなかった、んだろう……なぁ」
それは、とある人間。
齢13から1000を超える人間の集落の長として導いた者。
誰も死なないことを願いながら、しかし世界がそれを許さず。
少の犠牲で多を生かして。
その罪悪感に押しつぶされてきた者。
「なぁ、シュヴィ——もし俺とおまえ、2人で1人だったら、さ……ああ。次こそ勝ちたいなシュヴィ、おまえと、2人で……今度こそ、誰も死なない、死なずに済む——そんな、ゲームで——」
しかし、とある機械との出会い、これまでの敗北を帳消しにする1勝を得るために動き出した。
彼が——否、それ以前から人間が無限に重ね連綿と連ねた敗北を、
即ち——大戦の終結。
「なぁ、シュヴィ——俺、未練たらたらだよ……しまらねぇ旦那で、すまんな」
200未満の人間を率いて、命以外の全てを賭して。
皮膚を、内蔵を、眼を腕を失って、満身創痍ながらも。
人の持つ〝愚かさ〟で。
戦局を誘導して。
「……なぁ、想いから生まれるのが神なら——
しかし、彼はまた負けた。
最愛の少女を喪い、少女の同族が、
ただ1つの犠牲もなく大戦を終結させようとした彼は。
また負けてしまった。
「……はっ……はははは——あっははははははッ!」
——んだよ、やっぱ、いたんじゃねぇか……てめぇ……
そうして、
大戦を終結へと導いた人間は。
「——なぁ、またゲームしようぜ……今度こそ、勝ってみせるから、さ……」
——シュヴィと2人で……ぜっ、たい…………に……
光に呑まれ、消えていった——
その2人はどちらも
この世界に輪廻転生はない。
彼らの最期の意志は、遺志へとなり、やがて継がれていく。
しかし、異界の神が。
器から零れた魂を拾い、己が世界へと連れ去った。
彼らが願った通り、2人で1人で——
ゆゆゆ要素はどこ……ここ?
ぶっちゃけ殆ど何も考えてなかったりする()
アニメ観てからじゃないとね(目逸らし)