思いつき置き場   作:エルナ

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執筆できねぇわもう……


闇のヒーローアカデミアその2

第1種目:50m走

 

50m走で凄い記録を出したのは飯田。3秒04だった。そして、黒牙は、

 

(闇で右足を覆う!)

 

「位置について。よーい、ドン!」

 

ドガァァァァァァン‼︎

 

凄まじい轟音と共に先ほどまで黒牙がいた場所の地面がえぐれ、さらに凄まじい突風が吹き荒れる。

 

「0秒53!」

 

「すげぇ!1秒切ったぞ!」

 

「あれ、一緒だった八百万は?」

 

上鳴の言葉に全員がスタート位置を見ると吹っ飛ばされて倒れている少女——八百万がいた。

 

「あ。わ、わり」

 

その後八百万はやり直した。

 

ちなみに吸血は5秒43だった。マントが走りにくそうだと思ったが本人に聞くともう慣れたらしい。

 

第2種目:握力

 

握力で凄い記録を出したのは障子。複製腕を駆使して540kgを出した。黒牙は、

 

(次は右腕を!)

 

握力計を見ると1002kgだった。

 

「あんたホントに人間かよ⁉︎」

 

「どこからどう見ても人間だろ」

 

上鳴の言葉に心外そうに返す。

 

第3種目:立ち幅跳び

 

これは黒牙が圧倒的に有利だった。闇で翼を作り、そのまま飛んだ。そして1kmくらい飛んで帰ってきた。

 

「これがホントの立ち幅飛び。なんつって」

 

「なんでもいいけど、それズルくね?」

 

「ズルくないし、流すな」

 

切島の言葉に少しムカッとした黒牙だった。

 

第4種目:反復横跳び

 

これは闇で両足を覆い、行なったが、峰田というぶどう頭の少年に負けた。あれはしょうがないと納得した。

 

第5種目:ボール投げ

 

ここまで高成績を出しているのは八百万、轟、爆豪の3人だ。前者2人は黒牙と同じで推薦入学者であり、爆豪は入試一位。注意しておくべきだなと黒牙は思っていたが、この3人はとっくにライバル視していた。

 

この競技では麗日が無限を出し、既に一位が取れないことが確定している。流石に無限は黒牙も無理だ。

 

次の番は緑谷だ。黒牙は少しだけこの少年が気になっていた。パッとした成績は出しているわけではないのだが、ここまでは個性を使っている様子がなく、ずっとオドオドとしていたからだ。

 

「緑谷くんはこのままだとマズいぞ…?」

 

心配そうに飯田が呟く。その言葉に爆豪が反応する。

 

「ったりめーだ、無個性のザコだぞ!」

 

何やら爆豪と緑谷には何かしらの因縁があるらしい。爆豪がやけに突っかかる。

 

「46m」

 

と、これまたパッとしない成績だったが緑谷の様子がおかしい。その緑谷に相澤先生が近づき、何やら指導らしきものをしていた。

 

「彼が心配?僕わね……全っ然」

 

「指導を受けていたようだが」

 

「除籍宣告だろ」

 

指導を受けた緑谷はブツブツと呟いていた。そして、ボールを投げると……天高く打ち上がった。

 

「705.3m」

 

投げ終わった後の緑谷の人差し指が紫色に変色している。恐らく折れているだろう。

 

(個性の反動が?つまり、あいつは人差し指の力だけであれだけ飛ばしたってのか⁉︎俺でも無理だぞ!)

 

「先生……!まだ……動けます」

 

(緑谷も少し注意しておいた方がいいかもな)

 

そう、黒牙が思っていると爆豪がまた騒ぎ出したが相澤先生に拘束されていた。

 

(猛獣かよ)

 

そう思う黒牙だった。

 

ちなみに黒牙の記録は「2604m」だった。

 

それからも競技は続いたが、黒牙は常に高成績を叩き出し続けていた。

 

そして、全ての競技が終わり、結果発表になった。

 

「んじゃ、パパッと結果発表。ちなみに除籍はウソな」

 

「「「……⁉︎」」」

 

「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

 

「「「はーーー⁉︎」」」

 

黒牙を含めたクラスの大半が驚いた。八百万は最初からウソだと思っていたようだが。

 

そして、結果は

 

1位 闇影 黒牙

2位 八百万 百

3位 轟 焦凍

4位 爆豪 勝己

5位 飯田 天哉

6位 常闇 踏陰

7位 障子 目蔵

7位 尾白 猿夫

9位 切島 鋭児郎

10位 芦戸 三奈

11位 麗日 お茶子

12位 口田 甲司

13位 砂藤 力道

14位 蛙吹 梅雨

15位 吸血 凛鬼

16位 青山 優雅

17位 瀬呂 範太

18位 上鳴 電気

19位 耳郎 響香

20位 葉隠 透

21位 峰田 実

22位 緑谷 出久

 

という結果だった。

 

黒牙が圧倒的だった。

 

その後、他の生徒たちが解散している中、黒牙は相澤先生を追いかけていた。

 

追いかけるとオールマイトと話しているところだった。

 

「相澤先生。……お邪魔でしたか?」

 

「いやいや、そんなことないぞ闇影少年!個性把握テスト1位おめでとう!」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「……なんか用か?」

 

「はい……いつぞやののお礼を改めてと思いまして。オールマイトもちょうどよかったです。お2人共二度も助けてくださりありがとうございました」

 

黒牙は2人に向けて深くお辞儀をした。

 

「気にするなそれが俺らの仕事だ」

 

「そうだぞ、闇影少年!あれから個性の方は大丈夫かい?」

 

「はい、あれからはなんともないです」

 

「そうか。立派なヒーローになりなよ!」

 

「はい!」

 

「言っておくが俺はお前の過去のことでお前を贔屓したりしないからな」

 

「分かってます。自分の力でヒーローになってみせます」

 

「そうか」

 

「それでは、また明日」

 

「うむ!帰り道気をつけなよ!」

 

「はい」

 

そうして、黒牙も帰路に着いた。

 

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