幽鬼の支配者の滅竜魔導士、鉄竜のガジルがシャドウギアの3人に危害を加えたことで、FAIRY TAILとの全面戦争となった。
FAIRY TAILが攻撃を仕掛けるべく乗り込もうとした際、幽鬼の支配者が動くギルドを使ってFAIRY TAILに直接攻撃を仕掛けてきた。そして幽鬼の支配者のマスター、ジョゼが言った
「雑魚を痛めつけたのは単なる挨拶がわりですよ。我々の目的はルーシィ・ハートフィリア。今すぐこちらに差し出せ。あの男のいない今、お前達が勝てる未来はない!」
それを聞いたFAIRY TAILのメンバーの怒りは爆発した。
「ふざけるな!」
「お前らなんかに仲間を渡すわけないだろ!」
それに対してジョゼは、
「馬鹿どもは1度痛い目を見ないと分からないようですね。魔導集束砲ジュピターにて手始めにギルドを消してあげましょうか」
するとギルドから巨大な大砲が現れ、魔力が集まっていく。
「みんな下がっていろ」
「私も手伝おう」
皆に声をかけてからエルザが前に出ると、カグラも続いてエルザの横に立つ。FAIRY TAILの女性魔導士トップの2人が並んで刀を構える。
「発射しろ!」
ジョゼの声の後に大砲からジュピターが放たれる。それに対して2人は刀を振るい斬撃をぶつけた。すると、ズバァァァァンという音ととともにジュピターの膨大な魔力は霧散した。
お互いに良きライバルとして高め合ってきた2人の実力は聖天大魔導にも劣らぬものとなっており、息の合った剣技による無数の斬撃は威力も凄まじいものであった。
「なに!!」
驚愕するジョゼに対して、FAIRY TAILのメンバーは盛り上がり勢いづいていく。
「FAIRY TAILに手を出したことを後悔させてやるぞ!ファントムの小僧ども!」
マカロフがそう宣言し戦いは始まった。
そこからの戦いは一方的だった。
ジョゼが次のジュピターの発射を指示するが、ジェラールの天体魔法、七聖剣〈グランシャリオ〉により粉々に破壊される。それならばと禁忌魔法アビスブレイクを発動し、さらにジョゼの魔法〈幽兵〉によりFAIRY TAILもギルドも襲撃を受ける。
しかし、FAIRY TAILのメンバーも黙っていない。ファントムのギルドにはマカロフ、エルザ、カグラ、グレイ、ナツが乗り込み、残りのメンバーはギルドを守るべく迎え撃った。
ジョゼの幽兵は決して弱くはない。ジョゼ自身聖十の称号を持つ程に力があり、魔法の質も一般的な魔導士とは比べ物にならない。そんな魔法兵に対して、
「あんたら乗り込んだ奴らだけにいい格好させないよ!」
そう言った後近づいていた幽兵達をまとめて凍らすウル。
「私達もお母さんに負けないよ!」
「当然だ!」
そこに娘と弟子のウルティアとリオン。2人も氷のバラや動物による攻撃で次々と敵を撃破していく。氷の魔導士たちの活躍に感化され周りの魔導士も勢いづいていく。カナはカードから凄まじい炎や水を放出し敵を蹴散らす。エルフマンとリサーナは全身接収によるパワーとスピードで幽兵をなぎ倒し、ギルドのピンチだからと参戦を決めたミラは圧倒的な魔力で殲滅していった。他の魔導士達も各々の魔法を活かして戦っており、次々と現れるジョゼの幽兵を倒していった。
ファントムのギルドに乗り込んだ5人に関しても一方的であった。グレイは水の魔導士であるジュビアの相手になるが、リオンと競いウルを追いかける中で磨いてきた氷の造形魔法は熱湯をも一瞬で凍らして撃破した。グレイの強さを見てFAIRY TAILというギルドに興味をもってジュビアは気絶するのだった。
ナツは鉄の滅竜魔導士ガジルとの勝負となる。レクトからやみくもに突っ込むだけではダメだと指導されてきたナツは、フェイントや回避もうまく使いながら戦っていく。途中ガジルは鉄を食べることで回復を図るも、ナツの攻撃に押され、最後は滅竜奥義にて倒された。自分の強さに絶対的な自信があったガジルは、下に見ていたナツ相手に敗北したことで悔しそうにしながらも、ナツに問いかけた。
「お前はなぜ強い?お前だけじゃなくジュピターを防いだ女達や大砲を粉々にした青髪の男もだ。どうやってそれだけの力を手に入れた?」
「そんなもん皆修行したからに決まってんだろ。まぁレクトに指導してもらったってことも大きいけどな」
「聖十のレクト・ロールス。俺も噂は聞いたことがあるが確か死んだんじゃないのか?」
「レクトは生きてる!今はいないけど必ず帰ってくる。お前も強くなりたいならうちに来いよ。そしたらいつかレクトに鍛えてもらえるぞ」
そう言うナツの言葉を聞いてガジルは考えた。『今までの自分のままではいつまでたってもこいつに勝てない。この様子だとファントムは負けて攻撃を仕掛けたことによる罪でギルドも解散になる。それならば・・・』そこまで考えたところで
「俺をFAIRY TAILに入れろ。いつか絶対お前を倒してやるからよ。ギヒッ」
「いつでもかかってきやがれ。但し、レビィとジェットとドロイにはちゃんと謝れよ」
そうして滅竜魔導士2人の戦いは幕を閉じた。
カグラとエルザに関しては勝負にすらならなかった。エレメント4の兎兎丸、ソル、アリアを相手に瞬殺。3人ともファントムのS級魔導士だが、エルザとカグラとの力の差はあまりにも大きく、それを見た他のファントムの魔導士達の戦意も奪っていった。
そしてマスター2人は向かい合っていた。
「どうして私のギルドの魔導士がFAIRY TAIL如きに!絶対に認めませんよ!最強はファントムなのですよ!」
そう言って怒り狂ったジョゼはマカロフに魔法を放つが、冷静さを失ったジョゼの攻撃はマカロフを捉えることが出来ない。
「その若さでそれだけの魔力は大したものじゃ。しかしうちにはお主レベルの魔道士はおるし、そやつらは今も向上心を持って努力を続けておる。道から逸れ、他の魔導士の見本とならんお主にマスターの資格はない」
そしてマカロフは妖精の法律を発動し、ジョゼは敗北した。
1人1人の魔法の質、技術の高さ、どれをとってもFAIRY TAILはファントムを上回っており、この時からFAIRY TAILは大陸1のギルドとして認知されるようになるのだった。
* * * * *
FAIRY TAILは強い。
それが大陸中に浸透したことにより、回ってくる依頼も増えていた。その1つに闇ギルド、六魔将軍の討伐があった。闇の最大勢力であり、バラム同盟の1つである六魔将軍を相手にするということで連合を組むこととなった。複数のギルドで協力して行われるこの依頼に、FAIRY TAILからはカグラ・エルザ・ジェラール・ナツ・ウルティアが代表として向かうこととなった。
青い天馬のギルドにて各ギルドの代表の顔合わせとなった。
「相変わらずFAIRY TAILの皆さんはお美しい」
「長旅でお疲れでしょう。どうぞこちらへ」
「お前ら可愛すぎだろ」
「僕ずっと憧れていたんだ」
ギルドに着くと、ジェラールとナツ以外の3人はすぐに声を掛けられていた。一夜はともかく、トライメンズというイケメン魔導士ランキングでも上位の3人に、一般的な女性であれば間違いなく喜ぶところであるが、
「今回はよろしく頼む。だが気安く触れないでくれ」
「チャラチャラした男は嫌いなんだ」
「2人と同じく」
3人とも1人の男に惚れこんでおり、他の男の誘いには一切動じなかった。全く相手にされなかったことにショックを受けている様子を見て、無視されていたナツがトライメンズを茶化していると、残りの連合のメンバーも到着した。
蛇姫の鱗からは聖十のジュラと男2人に女1人。眉毛が濃かったり、犬っぽかったり、ケバかったりと個性的な面子であった。
化猫の宿からは1人の少女と猫。幼い少女を危険な依頼に出したことに対して批判の声も上がっていたが、これからは仲間として行動するため、取り敢えず自己紹介をしていた。
「化猫の宿から来ました。ウェンディです。よろしくお願いします。戦闘は全然ですけど、サポートの魔法が使えるので、仲間はずれにしないで下さい~」
「またそんな弱気になって、だから舐められるのよ」
緊張して萎縮しているウェンディに対して、
「エルザだ。困ったことがあったら何でも聞いてくれ」
「カグラよ。危険もあると思うけど一緒に頑張りましょう」
「私はウルティア。お姉さん達をしっかり頼ってね」
FAIRY TAILの3人が優しく接してくれたことで緊張がほぐれ、ウェンディはお姉さん気質の3人に懐いていた。そうして、一通り顔合わせが終わったところで、一夜から今回の作戦の概要の説明があった。青い天馬の爆撃艇で奇襲をかける、そのためにまずは六魔将軍の拠点を見つけるという話を聞き早速出発した。
その直後、連合軍は襲撃を受けた。相手は目的の六魔将軍。突然現れた敵に驚き怯んでいると、六魔将軍のメンバーが動き出した。迎撃しようと動いたのは青い天馬の一夜を除いた3人と蛇姫の鱗のジュラを除いた3人である。「おい、お前達!落ち着け!」そう2人が止めようとするが、冷静さを失っているのか声が届かない。
魔法を六魔に向かって放つが無意味だった。青い天馬の3人はレーサーのスピードに翻弄され、攻撃を当てることすらできずに、あっという間に倒されてしまう。ラミアの3人も各々の魔法で攻撃を仕掛けるが、ホットアイの魔法で足場を崩され、コブラの攻撃により体が麻痺してしまう。
一瞬にして半分近くダウンさせられてしまったところで、六魔将軍のメンバーは一度距離をとった。六魔将軍の予想では、全員冷静さを失って動くと思っていた。しかし、冷静にこちらの動きを観察しているところを見て、唯の雑魚と言う認識を改めていた。
ここで初めてお互いに向かい合った。六魔将軍はマスターのブレインを筆頭に、寝ているミッドナイトを除いて皆自信に満ちた表情をしているが、エンジェルと呼ばれる女性のみ険しい顔をしている。
連合側はFAIRY TAILの5人にジュラ、一夜、ウェンディと人数の有利はほとんどなくなっている。そんな中で、ジェラールが連合のメンバーに声をかけた。
「今回は俺が指示を出す。それで大丈夫か?」
「あぁ、もちろんだ」
「それにしてもナツ、よく飛び出さなかったわね」
「当り前じゃねえか。レクトの教えだろうが」
「それもそうだな」
その光景を見て、ジュラは驚きを隠せないでいた。戦いが始まってすぐに6人も倒され、流れが悪いことは明らかである。そんな中でも取り乱すことなくこれからの動きを確認しているFAIRY TAILのメンバー、聖十の1人である自分ですら仲間が倒された時は焦っていたにも関わらず。
「ジュラさんもそれで大丈夫ですか?」
ジェラールがジュラに聞く。聖十の称号を持つ実力者であるため、他ギルドの魔導士の指示で良いか確認をとるためであった。
「あ、あぁ、大丈夫だ」
そう答えながら、『大陸一は伊達じゃないな・・・』ジュラは小さくつぶやくのだった。
「ミッドナイト、お前も起きて戦え。相手も多少はやりそうだ」
そう言われて絨毯の上で寝ていたミッドナイトが起き上がる。マスターであるブレインは続けて
「全員気を抜かずに全力でやれ。こいつらさえ倒せば邪魔はなくなる。そうすれば我らの目標は達成したも同然だ」
それを聞いて六魔将軍のメンバーは笑みを浮かべる。これから相手を蹂躙することに対しての気持ちの高ぶり、自分達の目的が目前にまで来ていることを再認識したことによる喜び、それらから皆楽しそうにしていた。
まかせた前」
「エンジェルお前もだ。妹を守りたいのならな」
ブレインは唯一の女性であるエンジェルに向かってそう言ってにやりと笑う。それを聞いてエンジェルは悔しそうな顔をするが、少し経つと覚悟を決めた表情をした。
「ウェンディは先程やられた者の手当てを頼む。一夜さんもその補助に回って終わり次第こちらのサポートに入ってくれ」
「分かりました!」「任せたまえ!」
「ナツはコブラ、ウルティアはエンジェル、カグラはレーサー、エルザはミッドナイト、僕はホットアイの相手をする、ジュラさんはブレインの相手をお願いします。戦いが終わり次第援護に回るように」
「「分かった」」
ジェラールの指示を受けてそれぞれ動き出し、連合と六魔将軍の戦いが始まった。
ウルティアとエンジェルの戦いは拮抗していた。
星霊魔導士のエンジェルは黄道十二門のスコーピオン、さらにジェミニを呼び出し、ジェミニをスコーピオンに変化させる。そして2人になったスコーピオンによる強化した砂の魔法、さらには砲台としてカエルムを呼び、三体同時召喚による連携攻撃でウルティアに襲い掛かる。
対するウルティアも、氷の造形魔法と時のアークを使い応戦する。物質の時間を操り次々と放たれる攻撃を無効化、美しく芸術的にすら思えるが威力は凄まじい氷の造形魔法、実力的には間違いなくS級のウルティアはエンジェルの猛攻にもしっかり対応していた。
そんな戦いの中ウルティアは向かいあった時から思っていたことを問いかけた。
「あなたはどうして闇ギルドにいるの...そんなに、苦しそうな顔して!」
「っ!うるさいんだゾ!こうするしか、、あの子のために!」
エンジェルの攻撃には迷いはない、しかし決意をしても表情は隠しきれていなかった。
「あの子?それは一体?」
「私の妹だゾ。マスターのブレインに妹のユキノを人質にされて、星霊魔法は使えるから妹に手を出さない代わりに六魔将軍の一員となれって」
「そんなことが・・・でも、それなら問題ないわ。ブレインの野望も今日、私達が砕くから!」
「できるはずがない!だから私とユキノは決めたんだゾ。きっと、またあの人が助けてくれる。それまでは我慢するんだゾ。レクトさんが来るまで!」
「っ!そう、それなら見せてあげるわ。そのレクトさんに鍛えられた私達の力を!」
そうウルティアが力強く宣言した。互角の勝負が続いていたが、ウルティアが攻撃を無効化して出来た隙に一気に攻撃を畳みかけた。
「アイスメイク白竜!アイスキャノン!」
造り出された氷の竜がスコーピオンに襲い掛かり無力化、続けざまに放たれた氷の砲弾がジェミニとカエルムを打ち抜き星霊界へと還す。その際に星霊達がエンジェルに対して見せた申し訳なさそうな顔から、星霊に慕われていることを表していた。そして、
「アイスメイク薔薇の王冠!」
ウルティアの放った攻撃を避けることが出来ず、もろに受けてしまったエンジェルはダウンした。
仰向けに倒れているエンジェルに向かってウルティアは話しかけた。
「レクトさんは今はいないけど、必ず帰ってくる。それを信じて私達も待ってる。ブレインを倒してあなたの妹もあなたも開放するわ。そうしたら一緒にレクトさんの帰りを待ちましょ。FAIRY TAILで!」
それを聞いてエンジェルは涙を流しながらうなずく。こうして女2人の戦いは幕を閉じた。『レクトさんは一体どれだけの女性を...帰ってきたらしっかりお話しないと...』ウルティアは1人そんなことを考えていた.
他の者もジェラールの指示通りに戦闘を行っていた。
ナツとコブラは滅竜魔導士の力を存分に使い、激しい戦いを繰り広げていた。炎と毒のブレスがぶつかり合い、周囲の木々を燃やし、腐らす。近接戦では相手の考えを聞き取ることが出来るコブラが優位に立っていたが、ナツもコブラの動きを見極め、徐々に差がなくなっていった。そんな中、ナツが毒の攻撃を食らったことで苦しい状況となるが、追い込まれたナツが竜を思わせる咆哮をし、耳が良すぎるコブラは気絶してしまう。思いがけない形での決着であったが、ナツの勝利は紛れもない事実であった。
カグラとレーサーは勝負にならなかった。レーサーは魔法により圧倒的な速さで襲い掛かるが、直後とてつもない重さがレーサーを襲う。カグラが使った重力魔法、それによりレーサーは碌に動けない状態になってしまい、鞘で殴り飛ばされる。吹き飛ぶレーサーを一瞥すると、仲間のサポートをするために歩き出す。大陸トップクラスの女魔導士相手ではレーサーでは力不足であった。
エルザは物質を曲げるミッドナイトの魔法により、鎧を破壊され不利な戦闘が続くが弱点を見抜いたエルザに反撃を食らう。追い込まれたミッドナイトは幻覚を見せるも、強い精神を持つエルザにはすぐに破られ、斬撃を食らったことで敗北した。エルザはカグラやミラ、ウルティアと競い合う中で、肉体や技術だけでなく精神もS級にふさわしいものとなっていた。
ホットアイは土を柔らかくする魔法を得意とする。それにより相手はまともに踏ん張ることもできず、大人数相手でも優位に戦える力を持っているのだが、天体魔法を使い空を自由に飛び回るジェラールでは相手が悪かった。そして最後は七星剣により、隕石に匹敵するほどの威力を受けたホットアイは気絶する。
ブレインとジュラの戦いはカグラ同様圧倒的であった。聖十に選ばれるほどの力を持つジュラは、ブレインの攻撃をすべて防ぎ、とてつもない魔力の込められた岩石の攻撃によりあっという間に倒してしまう。その直後禍々しい魔力とともにブレインのもう1つの人格が現れる。六魔将軍のメンバーが倒されたことで、封印がなくなり現れたゼロはブレインとは比べ物にならない力を持っている。ゼロは解放された力ですべてを壊すべく動き出す。しかしそれを阻むのはFAIRY TAILのメンバーである。先程まで戦っていたにも関わらず、その疲れを一切感じさせずにジュラの横に並ぶ。
「あとはあの男だけだな」
「よっしゃー、燃えてきたぞ!」
「ナツ、毒は大丈夫?」
「わ、私が治しました」
「さっさと終わらせてギルドに帰るぞ」
「FAIRY TAILは本当に頼もしいな」
ゼロを前にしても一切臆することなく、戦いが始まった。ゼロの魔法をジュラの岩石とウルティアの氷で防いだ隙に他のメンバーが距離を詰める。ウェンディと一夜がサポートの魔法と香りで支援、それを受けて猛攻を仕掛ける。炎のブレス、隕石による攻撃、凄まじい斬撃、それらを捌きもきることが出来ない。ゼロも強大な力を振い応戦する。ゼロは強い、しかしそれ以上に連合の力は圧倒的であった。ダメージが積み重なり、やがてゼロは耐え切れず倒れた。こうして六魔将軍との戦いは連合の勝利で幕を閉じ積み重なりた。
戦いの後、応援に駆け付けた各ギルドのメンバーが六魔将軍の傘下を殲滅した。樹海の中で発見されたニルヴァーナは青い天馬の爆撃艇により破壊された。六魔将軍の野望が完全に砕かれた瞬間でもあった。
後に向かったウェンディのギルドでは、化猫の宿が幻であることが分かりウェンディはFAIRY TAILに入ることを決意した。さらに六魔将軍のエンジェルことソラノとその妹ユキノもFAIRY TAILに入ることになった。ソラノは脅されて闇ギルドに入っていたこと、FAIRY TAILのメンバーが擁護したことで評議員は罪がないことを認めた。ユキノは囚われていたところを救出され、姉と同じくレクトに会いたいとFAIRY TAILに入ることを決めた。
魔導士ギルド〈FAIRY TAIL〉
3人の新たな仲間を加え、その勢いはさらに増していき、大陸中から認められるのだった。
『最強のギルド』であると