FGO / ふわっと ぐだぐだな おはなし   作:萃夢想天

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どうも皆様、お久しぶりでございます。
職場にもコロナの魔の手が忍び寄って来た萃夢想天です。

本当に色々な仕事やら事後処理が舞い込んできて、
ろくに自由な時間もなくここまで来てしまいました。
気付けば八月も終わり、二部六章も大団円。
もう何が何やら………。

でも、できるところまではやり遂げます!
(ならはよ本編書けって言わないでくだしあ!)


リハビリも兼ねて、積み重なる職務中に現実逃避の要領で
考えたオリジナル妖精騎士をみんなですこってください!


それでは、どうぞ!





【英霊召喚編】妖精騎士アグラヴェイン

 

既に人もまばらになる頃の人理継続保障機関カルデアの一室にて、慟哭が響き渡る。

 

感情ある生命体が放つ事ができる最大限の嘆き、と表現出来うるほど痛ましく感じられる声は、カルデアの生命線である『英霊召喚システム』が鎮座する部屋から、カルデア中に響いた。

このシステムを使い、過去の偉人や英雄が召し上げられた最上位の使い魔たる【英霊】を召喚できるのは、このカルデアに唯一生存しているマスター、藤丸立香という少年だけだ。

 

つまるところ、先程の聞くに堪えない残響はこのマスターたる藤丸立香によるものだった。

 

 

「嘘だ、こんなの嘘だ……俺の聖晶石、あんなにあった石が」

 

 

彼は嗚咽交じりに情けないセリフを吐く。こんなことになったのには勿論理由がある。

 

 

「今日ならいける気がしたんだよ! 銀髪激強ロリドラゴンの妖精騎士ランスロット(メリュジーヌ)‼」

 

 

その口から語り紡がれるのは、後悔の理由。

 

数多くの英霊と契約を結ぶマスターは、召喚の為の縁を何らかの理由によって得る事があった。

 

それは任務として赴いた特異点にて出逢い共闘した英霊や、逆に敵対し討ち取った英霊などが該当する。

おまけにカルデアが採用している召喚システムは、召喚する英霊の候補を絞り難い代わりに、どうやら窓口が広くなっているらしい。

 

例えば、ブリテン異聞帯にてマスターと敵対した【アーサー王伝説の終焉を画策した魔女(ヴィヴィアン/モルガン・ル・フェ)

例えば、ブリテン異聞帯にてマスターと共闘した【楽園より遣わされた星を探す予言の子(アルトリア・キャスター)

例えば、ブリテン異聞帯にてカルデアを守護した【人類悪・愛玩の理を胸に抱く第五の獣(タマモヴィッチ/光のコヤンスカヤ)

 

上記のような英霊を召喚可能なカルデアの召喚システムではあるが、この召喚が常時可能というわけではない。

 

召喚には魔力の結晶体である聖晶石が必須であり、さらに出逢った事で結ばれたはずの縁も何らかの理由で薄れてしまったりする場合も少なくは無い。

この為、一定期間を過ぎてしまうと召喚自体が困難、あるいは不可能になってしまう英霊も存在するのだ。

 

涙をぼろぼろと流し続けるマスターが口から漏らした「妖精騎士ランスロット」という英霊も、縁の定着がうまくいかない影響で一定期間中でなければ召喚不可の期間限定タイプの英霊だった。

 

此処まで言えば、彼が涙を流し続ける理由も察せるだろう。

 

 

「う~ん、まぁこんな事もあるだろうさ。日本の諺にもあるだろ、『勝負は時の運』ってさ」

 

「何の慰めにもなってないんだよダヴィンチちゃん!」

 

「大丈夫です先輩! 先輩の事は、このマシュ・キリエライトがお守りしますので!」

 

「ありがとうマシュ! でも何の慰めにもなってないんだ!」

 

 

召喚システムの起動や調整にも少なからずカルデアのスタッフの手を借りる必要があり、今回は数名のスタッフと藤丸立香が契約する中で特に信の篤い仲間の二人がついていた。

美を追求するあまり己を史上最高の美女モナ・リザへと魔改造した倒錯系魔術師キャスターのダヴィンチちゃんと、藤丸立香が一番最初に契約を結んだ英霊と人間が融合した唯一無二の盾兵シールダー系後輩のマシュ。

 

どちらも違うベクトルの美女と美少女であり、年頃の男子であれば常に目と心を奪われるような女性だが、目当ての英霊を引き当てられずに轟沈したマスターたる彼には何の意味も無い。

 

 

「ほらほら元気だしなって。そ・れ・に、まだ聖晶石隠し持ってるんだろ?」

 

「ン゛ッ⁉」

 

「万能の天才舐めないでほしーなー。そ~ら、ここまできたらいっそ出し尽くしてしまえよ。下手に持ち越しすると逆効果だぜ? やる時は豪快に、素寒貧になる勢いで! れっつごー!」

 

「くっそ覚えてろよダヴィンチちゃん! これで目当てが出なかったらなんでも一つ言う事聞いてもらうかんな! 公共の場では表現できないすんごい事期待しちゃうからな!」

 

「先輩最低です」

 

 

後輩の薄紫色の前髪で半分隠れた瞳がスッと細くなるのをスルーし、藤丸立香は有事の際にと隠し持っていた緊急用の聖晶石を使い潰す覚悟を決めた。

大量に投じても出なかったものが、なけなしの数個で来られても嬉しいには嬉しいがそれはそれでやるせない気分になるだろう。

などと、早くも押し寄せる後悔に押し潰されぬよう、英霊召喚に必要な詠唱を口早に唱え聖晶石を砕く。

 

すると、霊基パターンの観測をモニタリングしていたダヴィンチちゃんの表情が変わった。

 

 

「喜び給えマスター! 高エーテル体の集束を観測、これは期待できそうだ!」

 

「すり抜けは悪い文明すり抜けは悪い文明すり抜けは悪い文明すり抜けは悪い文明すり抜けは悪い文明すり抜けは悪い文明すり抜けは悪い文明すり抜けは悪い文明すり抜けは悪い文明」

 

「これは相当精神がキてるね! そんな君に朗報だ! クラスパターンの解析が終わった!」

 

「【槍兵(ランサー)】⁉」

 

「うんにゃ、【魔術師(キャスター)】だね」

 

「終わったぁぁぁぁああ‼」

 

 

彼のお目当てである「妖精騎士ランスロット」は七クラスの一つ【槍兵】である。

このクラスの英霊も数多くいるが、幾人かは縁の定着が難しいので期間限定での召喚を余儀なくされる。

だからこそ血涙を噴出させながら何かへの祈祷をし続けていたマスターだったが、無慈悲な宣告によって希望は脆く打ち砕かれてしまった。

得も言われぬ深い悲しみが、彼の胸に刻まれる。

 

けれども瞬時に胸の内を切り替える。

先のダヴィンチちゃんのアナウンス通りならば、その名が表す通りに魔術技能や知識に特化した【魔術師】クラスの召喚ともなれば厭が応にも期待は高まる。

仮に高ランクのキャスターであれば、苦手とされている正面切っての白兵戦も三騎士に引けを取らない者もおり、絶大な力が約束されたようなものだ。

 

期待に胸が膨らむマスターは、召喚に応じたのがどのキャスターかを想像する。

 

 

「玄奘三蔵ちゃんかな? 玉藻の前かな? 大穴でシェヘラザードかな?」

 

「どーして巨乳の女性英霊の名ばかり挙がるのかは聞かないでおこう! 私は万能の天才だから!」

 

「シャラップだリアル絵画!」

 

「諸葛孔明の冴え渡る慧眼は頼りになるし、花の魔術師マーリンなんて魔術の腕は唯一無二だとも。君は誰派なんだい?」

 

「口を閉じて微笑んでてくれTSモナリザ! 外見だけで人を判断するのは良くない!」

 

「性別だけで判断するのも良くないって指摘するべきかなマシュ?」

 

「先輩最低です」

 

 

わちゃわちゃと騒ぎ立つ面々を無視して、着々と召喚に応じたサーヴァントが現界を始める。

やがて白青色の霊子を飛び散らせ、その中心点にて契約によって結ばれし存在が姿を見せた。

 

 

「……………え、誰?」

 

 

姿を見せた、のだが。そこに現れた英霊に対し、マスターは全く見覚えがなかった。

己の知見外の英雄なのかと思い至った彼は、同じ召喚の場に居合わせていたスタッフたちや契約を結ぶマシュやダヴィンチへと視線を向ける。

しかし予想に反し、誰の目にも驚愕が映っているばかりで、彼の望んでいた答えや態度を示す人物は一人もいなかった。

 

正体不明の魔術師。字面だけを見れば誰しもが警戒を露わにするだろう異質な存在。

けれどソレを召喚したマスターたる藤丸立香だけは、警戒の色を見せず、ただ歩み寄っていく。

マシュやダヴィンチが警告を発するよりも早く、マスターは気付いていた。

 

召喚に応じた英霊である時点で、即座に明確な敵意を見せる事はない。

 

これまで関わった多くの英霊との経験から導き出した独自の答えを頼りに、召喚に応じたと思しき存在に近付き、魔力のパスを改めて感じ取る。

契約は正常に交わされているようで、現時点を以て目前の対象はカルデア所属のキャスターのサーヴァントと正式に判じられた。

 

 

「私は、妖精騎士アグラヴェイン。貴様がマスターであることは承知している。私は、無駄なやり取りを厭う。効率的に行くとしよう」

 

「…うん。これからよろしくね、キャスター!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サーヴァント / プロフィール

 

 

・クラス【魔術師(キャスター)

 

・真名 「妖精騎士アグラヴェイン」

 

 身長/体重 : 160cm・53㎏ 

 出展 : 異聞帯ブリテン・ウェールズ民間伝承

 地域 : 不明 

 属性 : 秩序・悪

 性別 : 女

 

騎士と言いう身分を名乗り、その自覚こそあれど外見は高貴な令嬢としか思えぬほど可憐。

しかし、その隠された本性はまさしく"凄烈"と言う他ない。

 

・パラメーター

「筋力 / C」 「耐久 / B」 「敏捷 / B」 「魔力 / D」 「幸運 / B」 「宝具 / A」

 

・絆1

「マスター。先日の戦闘訓練、アレは何だ?

 効率化も何もあったものではない。単純に無駄が多いのだ。

 これからはワタシに運用を任せるように。構わんな?」

 

妖精騎士アグラヴェイン。

汎人類史において同じ名を有した騎士がいたが、その性別は男性。

苛烈にして無慈悲、冷血さに於いて他の追随を許さぬ『鉄の拷問官』と恐れられた騎士の着名(ギフト)を所有する彼女もまた、その例に漏れない。

凄烈にして無感動。それが彼女の本性である。

 

・絆2

「マスター。唐突にすまないが倉庫にある霊基素材の数が合わない。

 何か知って……何故目を逸らす? 隠し立ては許さんぞ。さぁ、吐け。

 何を、どれだけ使った? ……仕方ない。今回は不問とします。以後は事前に使用の許可を求めるように。いいですね?」

 

高貴な家柄出身の令嬢を思わせる立ち振る舞い、気品に満ちた語彙、夜会の主賓すら奪い去るであろうその美貌。どれも素晴らしいものであることは、誰もが認めるところだ。

だが、彼女はそれらに一切固執しない。

戦場においてそれらが何の役にも立たぬことを知っているからだ。

妖精騎士アグラヴェインという存在が戦場に持ち込むのは、比類なき冷徹さと冷め切った思考のみ。

敵対者を徹底的に追い詰める、憎悪に近い執着だけである。

 

・絆3

「失礼します……あぁ、お休み中でしたか。いえ、何でもございません。

 折角の休養期間を割くほどの問題ではないので、こちらで対処致します。

 ですので、どうぞ羽を伸ばしてください。ええ。マスターを煩わせる問題の総ては、この私が解決してご覧にいれますわ」

 

超が付くほど真面目な性格で、自らを含めたあらゆる存在に厳しく接する。

けれど自身を召喚したマスターが彼女の働きを、その献身を正しく評価したのなら、何があろうと揺るがない絶対無比なる忠誠を彼女は約束するだろう。

……並々ならぬ厳しさに耐えられたのなら、の話だが。

 

・絆4

「おかえりなさいませ、マスター。どうぞお掛け下さい。それと、こちらを。

 疲れの取れるハーブティーを淹れてみました。お口に合うと良いのですが。

 ……お誉めの言葉、恐悦至極。おや。マスター、いったい何を……報告書?

 いけません! 御身がそのような雑事など! 私めにお任せください!

 完璧に、完全に成し遂げて見せましょう! さぁ、さぁ!」

 

○マウンテン・ゴート : C

 「変化」と「スケープ・ゴート」が複合したようなスキル。

 山に住まい、山羊を友とした彼女の伝承が形となったもの。

 

~自身に防御up大(1T)+ターゲット集中状態(1T)付与&防御up(3T)付与~

 

○冷鉄なる心 : A

 妖精騎士アグラヴェインの着名により与えられたスキル。

 彼女という妖精が本来有する悪性を、付与された強靭なる理性と冷徹さで堪え、踏み止まるためのもの。

 自他問わず精神面へのあらゆる攻撃や弱体効果を無効化し、堅牢な防御を獲得する。

 耐久ランクが2段階上昇するステータス効果がある。

 

~自身に精神異常耐性up(5T)+無敵(1T)付与&被ダメージカット(3T)付与~

 

○災禍の化身 : B+

 ウェールズの伝承において、民家を尋ねてきた彼女を丁重に持て成さなかった場合、家人は災禍に見舞われるとされている。

 このスキルにより、彼女と敵対行動を取った者の能力を一時的に低下させる。

 

~自身に「攻撃を受ける直前、相手の攻撃&防御down(1T)する」状態(3T)を付与~

 

・絆5

「マスター、マスター。我が忠誠を捧げし主。どうか私を受け入れて。

 ……私を、導いてくださいませ。私は生まれながらの悪なのです。

 誰かを貶め、破滅へ誘う事を『目的』とされた、悍ましい妖精(かいぶつ)

 ですがそんな私を騎士として御側で重用してくださる貴方様だからこそ、私は何があろうとも……。

 いえ、このような想い、抱くことすらも烏滸がましいのに……。

 忘れてください、マスター。我が、理想の王よ……」

 

 

 

 

 

・真名「グイシオン」

 

 

・絆1

『マスター。先日の戦闘訓練、アレは何だ? 

 どいつもこいつもマスターに従う身として不甲斐ないにも程がある。

 今後は私以外の者など頼らぬように。いいですね、我が王?』

 

・絆2

『マスター。唐突にすみませんが倉庫にある霊基素材の数が合いません。

 何か知って……何故目を逸らす? 隠し立ては許さんぞ。さぁ、吐け。

 誰に、どれだけ使った? …許しません。今後は私以外へリソースを割くことを禁じます。いいですね?』

 

・絆3

『失礼します……あぁ、お休み中でしたか。いえ、何でもございません。

 折角の休養期間を割くほどの問題ではないので、こちらで対処致します。

 ですので、どうぞ羽を伸ばしてください。ええ。マスターを煩わせる無能共々、この私が鏖殺してご覧にいれますわ』

 

・絆4

『おかえりなさいませ、マスター。どうぞお掛け下さい。それと、こちらを。

 疲れの取れるハーブティーを淹れてみました。お口に合うと良いのですが。

 ……お誉めの言葉、恐悦至極。おや。マスター、いったい何を……報告書?

 いけません! 御身がそのような雑事など! 英霊共は何を考えている!?

 マスター。直ちに総ての不忠者を殲滅致します故、暫し席を外します!』

 

・絆5

『マスター、マスター。我が忠誠を捧げし主。どうか私を否定しないで。

 ……私を、見捨てないでくださいませ。私は生まれながらの害悪そのもの。 

 善悪問わず、我が身は悉く災禍を招く。救いようのない、救われないモノ。

 そんな私を、貴方様は受け入れた。受け入れて、しまったのですよ……。

 ふふ、ふふふ…! 逃がさない、絶対に。どこまでも貴方様の御側に…。

 我が王。どうかいつまでも、妖精の丘、山羊の山のグイシオンの愛と忠誠を、

 受け続けてください。愛してます、お慕いしております。我が、理想の王よ』

 

 

・宝具

 

永劫苛む黒き戒律(アナテンデッド・ディアシャード)】   

 

ランク : A  種別 : 対人宝具

レンジ : 1~49 最大捕捉 : 50人

 

妖精騎士アグラヴェインの着名を与えられたグイシオンが有する、対邪悪効宝具。

汎人類史における本来のアグラヴェイン卿が使用していた「黒の戒め」の能力を部分的に再現した、疑似宝具である。

 

自身の内から湧く、どうしようもないほどの独占欲や矯正願望が、対象へ「束縛」と「隷属」の魔術的特性を強引に付与する。

あらゆる存在に対し徹底的に厳格である彼女とは相性抜群な宝具であるものの、本来のアグラヴェイン卿が使用するものとは性質が大きく異なってしまっている。

 

グイシオンが宝具として使用する黒い鎖は、逃がさぬよう相手を拘束し、隷属させるためのものでしかない。

自らの在り方によって望まずとも災禍を振り撒く害悪としてしか存在できないグイシオンには、善行悪行問わず誰もが離れ去っていくことが、あまりに耐え難い苦痛だったのだろう。

 

この宝具が他者を真に戒める為の物でなく、己と共に在ることを強制する為の物でしかないとするならば。

これを打ち破るには相当な精神防壁か、強固な人格概念が不可欠となる。

 

バスターコマンドの単体宝具

~敵単体にターゲット集中状態(3T)付与&超強力な「悪」特攻攻撃+敵にスタン(1T)付与~

 

 

・ボイス

 

【関連人物】

 

 

妖精騎士ガウェイン→妖精騎士アグラヴェイン

「あら、貴女もこちらに来ていましたのね。法と秩序の番人さながらの貴女がいるのであれば、このカルデアの規律もより一層引き締まる事でしょう。大変喜ばしい事ですわ! ところで……マスターとの距離が近過ぎませんこと? も、もっと離れてくださらないかしら!?」

 

妖精騎士アグラヴェイン→妖精騎士ガウェイン

「黒犬公……いや、マンチェスター領主殿。我が王の私室に用事でも? 私? 私は王の忠実なる臣下故、常から御傍に侍っているだけだが。離れろ? 貴様が離れろ。図体がデカ過ぎてマスターの心休まる空間が手狭になるではないか!」

 

 

妖精騎士トリスタン→妖精騎士アグラヴェイン

「はぁっ!? なんであの堅物がいンだよ‼ クソ、聞いてねェぞオイ! ただでさえケモノ臭ぇバーゲストに泥臭ぇメリュジーヌも居るってのに、鉄臭さまで混じったらアタシの鼻が捥げちまうだろうが‼ とっとと失せな、この疫病妖精!」

 

妖精騎士アグラヴェイン→妖精騎士トリスタン

「……はぁ。こちらに来ても変わらず、か。妖精國で陛下がどれほど御心を割いていたかも気付かぬままだろうに。挙句の果てにはカルデアに来てからは本当の意味で自由奔放に遊び倒しているときた……一度、矯正すべきか?」

 

 

妖精騎士ランスロット→妖精騎士アグラヴェイン

「うわぁ。グイシオンまで連れてきたのかい、マスター。君って本当に節操ないんだね。そういう君も好きだけど。いやぁ、でも……アレは止めておいた方が良いよ。転がす度に出目が悪くなるダイスみたいなものだし、あの子」

 

妖精騎士アグラヴェイン→妖精騎士ランスロット

「最速の妖精。最も強く美しい竜の妖精。それが何だ? マスターの膝を独占、食堂で五回の食事に七度の間食。正直目に余るぞメリュジーヌ。その「しょうがないじゃん」みたいな顔を止めろ! えぇい、我が王を困らせるな無礼者! 我が王の役に立ちたいというのなら、そのご自慢の鱗で敵を貫いてこい! そのまま二度と戻ってくるな!」

 

 

モルガン→妖精騎士アグラヴェイン

「鉄の乙女。お前もこちらに来たのだな……ふふ。いや、お前には何度も助けられた、と思ってな。あの妖精國にあって、法の重要性を理解する者の存在は救いだったよグイシオン。そうだ、ちょうどよい。今度、我が夫と式を挙げる予定なのだが、お前に段取りを任せたい。頼んだぞ、我が忠臣よ」

 

妖精騎士アグラヴェイン→モルガン

「これは……お久しゅうございます、陛下。此度は同じ主を戴くサーヴァントとして、轡を並べる非礼を御許し下さ……え? は? 夫? 式を挙げる…? え、ええ。勿論です。お任せください陛下。このグイシオンめに全てお任せを………ふぅ、行ったか。しかし、冗談ではない。いくら陛下でも、我が王の隣は譲れん。だが、でも……ど、どうしよう?」

 

 

ガウェイン→妖精騎士アグラヴェイン

「なんと…! 妖精騎士なる私に、勝るとも劣らぬ屈強な肉体! おぉ、なんと素晴らしい事か! このガウェイン、騎士として、男として! これほど昂ぶりを覚えたのはいつ以来だろうか!」

 

ランスロット→妖精騎士アグラヴェイン

「おや、麗しい黒髪の君。どちらへ……なっ、あっ! す、済まない。忘れてほしい。では………はぁ。別人であると分かっていても、あの射抜くような眼光を見るとどうしても思い出してしまう。我ながら、情けない」

 

トリスタン→妖精騎士アグラヴェイン

「私は悲しい……彼女の在り方はまさに我らの知るアグラヴェイン卿のそれ。しかし、彼女の心は、まるで束縛から逃れようともがき苦しんでいるようで……私は、悲しい」

 

妖精騎士アグラヴェイン→ガウェイン、ランスロット、トリスタン

「なんだあの俗物共は…? え? アレがこちらの円卓の騎士? じょ、冗談ではない! あんなロクデナシが我らに名と騎士としての誉れを与えただと!? はぁ……あたまいたい」

 

 

ガレス→妖精騎士アグラヴェイン

「なんか、どこかで会った様な…。不思議と、懐かしくも親しみを感じる方ですねぇ。彼女のことを、姉のように思えてしまう自分がいます。はっ! まさか、水着のジャンヌさんに何かされたんですかね、私!?」

 

妖精騎士アグラヴェイン→ガレス

「エインセル…では、ないのか。円卓の騎士? 彼女も? そう、ですか。いえ、あんな可憐で純朴な少女すらも戦場へ駆り出す、汎人類史の円卓とやらに、少々失望しただけです」

 

 

オベロン→妖精騎士アグラヴェイン

「妖精の丘、山羊の山のグイシオン。馬鹿だよねぇ、アイツも。自分が居るだけで災禍をバラ撒く害悪だって自覚してるくせに、他人に求められたくてたまらない。認められたくて自分から近付いて、そのせいで疎まれて絶望する。もうさ、救いようがないヤツってああいうのを言うんだろうね。はー、ヤダヤダ。ちぐはぐ過ぎて吐き気がするよ」

 

妖精騎士アグラヴェイン→オベロン

「……貴様も居るのか。いや、私から言うべきことは無い。貴様の存在も目的も理解した今となっては、かける言葉が見当たらないという方が正しいかもしれん。ウェールズの森を守護した偽りの王。私はな、貴様の在り方が好ましいのだ。我々妖精に対し、嘘偽りを吹き込む事こそあれど、一度たりとも隠し事はしなかった。言動総てが捻じ曲がるなら、隠そうとすればあけすけになるし、明かそうものなら隠してしまう。そんなちぐはぐな貴様を、私は存外気に入っているのだよ」

 

 

 

 

 

 





いかがだったでしょうか?

やっぱり書くの楽しい……タノシイ。

どうにか時間を作って本編を書きたいものですが、本当に仕事が山盛りで…。
もしかしたら次は10月ぐらいになるやもしれませんが、何卒ご容赦ください。


それではまた!


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