七つの大罪:残飯処理騎士団の副団長   作:黒歴史

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第52話vsメラスキュラ決着

「マーリン!」

 

 エスカノールが叫ぶとマーリンは完全な立方体(パーフェクトキューブ)を使い、メリオダスとエスカノールを閉じ込めた。…大丈夫かエスカノール…

 

「ありがと♪おバカさん達、メリオダスとあの恐ろしいエスカノールがいなければ…」「どうにかなると思ったか?バーカ」

 

 メラスキュラの声を遮り、拳骨を食らわすとメルスキュラの顔面が大地にめり込んだ。メルスキュラは驚愕の表情?で呟く

 

「バ…カな…貴方は脆弱な人間…これほどのパワーは魔力を使っても…」

「おいおい…何言ってんだ?」

 

 メラスキュラの呟きに俺は笑顔で答える

 

「お前の目の前にいるのはメリオダスに次ぐ実力者、元<十戒>、そんで…

 

 

 

 

<残飯処理騎士団>の副団長、ザスターだぜ?

 この程度は当たり前だろうが?それよかさっさと始めようぜ?俺たちを魔神王(爺さん)の代わりに裁くんだろ?現<十戒>、<信仰>のメルスキュラさんよ」

 

 不敵な笑みを浮かべ、そう告げると恐れを隠すかのように攻撃をして来た

 

蛇毒散…(デットリー・ポイズ…)

「空いた口は閉めねえと…な!!!」

 

 毒を吐きそうになるメルスキュラだが俺のアッパーカットが顎に炸裂し、口の中で暴発する

 

「〜〜〜!!!!!!」

 

 メラスキュラはもがき苦しんではいるが、自身の毒は聞いてないようだ。すると大地から棘のようなものがメルスキュラに向かって突き出る

 メラスキュラはそれをとっさに避けるとそれを実行している者を見つけた

 

「巨人の小娘め…力ばかりで脳なしの種族が!!!」

 

 メラスキュラは蛇の体を駆使し避け続け、ディアンヌに近づいていく

 

「ほらほらどこ狙ってるの?まるで自分ところに来てくれと言わんばかりのアピールよ!!!」

「だってそーだもん♡」

 

 その瞬間にディアンヌは大口を開けたメルスキュラの頭をぶん殴った

 

「え?」

 

 メラスキュラから間抜けな声が上がるが、ディアンヌは御構い無しにギデオンで吹っ飛ばした

 

(ドロールみたいだなぁ〜)

 

 メラスキュラはさっきのディアンヌの攻撃で脳が揺れたらしく、フラフラ…だがそこにはキングがおり

 

飛び回る蜂(バンブルビー)

 

 容赦なくメルスキュラの体を切り刻んだ。相当なダメージを受けたメラスキュラは倒れた

 

「…許しがたいわ…この私がたかが巨人や妖精に圧倒されるなど…」

「ハッハッハ。上には上がいるってこった。巨大化したお前じゃ勝つ見込みは0だ。諦めろ」

 

 メラスキュラの隣に立ち、淡々と告げるとメルスキュラが全力で逃げの一手に

 

 ガシッ

 

 出る前に俺が頭、ディアンヌが尻尾を掴んで捕まえた

 

「おーい、そっちは大丈夫かー?」

「問題ないよ〜」

 

 マーリン、エリザベスがエレインを見る。エレインは頷くとエリザベスも頷き、メラスキュラに近づく

 

『安らかなれ』

 

 その女神族の力でメラスキュラの力が失われていき、しぼんでいく。最後に残ったのは小さな蛇だった


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