ご要望にお応えして今回はスズカ回です!
さて、こんにちは皆さんアフトクラトラスです。
私は現在、何をしてるのかというとサイレンススズカさんと買い物に来ています。
というのも、ことの経緯を話すと一時間くらい前に戻るんですけども。
「……え? 買い物?」
「えぇ、実は下着の買い足しと服を買いに行きたくて」
首を傾げるスズカさんにそう告げる私。
後は、アフちゃんねるに使うカメラとかも新しく新調したかったというのもあります。
凱旋門勝ったしね、これくらいのご褒美があってもバチは当たらないでしょう。
「それで何故私に?」
「いやー、私の選ぶ下着を見ながら恥ずかしそうに胸を隠すスズカさんを見たい……。
あたたたたっ⁉︎ 嘘! 嘘ですッ! アイアンクローはやめて! 頭取れちゃうッ!」
「ふーん……」
私にジト目を向けながら容赦なくアイアンクローをしてくるスズカさん。
冷めた眼でまるで汚物を見るような視線を向けてきます。いやん、なんだかゾクゾクしちゃう。
それは嘘ですけどね、頭がかち割れますよ。足がプラーンと地面についていない私を見て察してください。
「う……うっ……。皆さん忙しそうだから……ぐすっ……付き添ってくれる人が居なかったんです」
「あら、そうなの? ごめんなさい、てっきり私への当て付けかと」
「そんな事しませんよぅ……」
「いや、ウイニングライブでルドルフ会長を堂々と煽る貴女にそう言われてもね……」
うん、そうだ、説得力は皆無だな、疑っても致し方ないでしょう。
私の評判を聞けばこいつはやべー奴だって誰しもなると思います。私は特にそうですね、こんなやばい奴から凱旋門取られたフランスさん、ドンマイ(煽り)。
という訳でなんやかんやありましたが、スズカさんとお買い物に行く事になりました。
私服のスズカさんも可愛いですよね、白いノースリーブスブラウスに緑のスカート。
シンプルですが、スラッとしたスズカさんのその格好は絵になりますね、めちゃくちゃ可愛い、最高。
「可愛いですね! スズカさん!」
「うふふ、ありがとう、アフちゃんも……何というか物凄く色っぽくて可愛いわね」
「そうですかね?」
そう言いながら私は首を傾げ改めて自分の格好を見る。
青いジーンズの短パンに黒の肩出しのトップスって格好なんですけども、そこまで露出は多い方じゃない気はするんです。
いや、多い方なのかな? よくわからないや。
「アフちゃん自体がアレだから仕方ないのだけれど」
「アレってなんですか、アレって! 私だって好きでおっきくなった訳じゃあないんだぞ!」
プンスカとマジマジと自己主張が激しい私の胸を見つめるスズカさんに突っ込む私。
だって、このファッションだってヒシアマ姉さんをモデルに着てる服なんですけどね。
ヒシアマ姉さんの格好は普段から露出が多くてえっちだと思っていたが、それを参考にした私がそうなるのは必然だったという事か!
くっ、何という落とし穴だ。胸のサイズが近いからと参考にした私がアホなだけでしたね。
「良いと思うわ、似合ってるしね……。うん」
「スズカさん、無言で私の右胸を鷲掴みにするのはやめてください。
ギリギリいってる⁉︎ 痛っ! いたたたた!」
ねじ切る様に私の右胸を捻るスズカさん。
だ、ダメっ! 捥げちゃう! 違うんです! スズカさん最速の機能美(笑)だから別に問題無いじゃないですかッ!
ほら、走りにはこんなもの不用なわけですし!
「わ、私はスズカさんのスタイルの方が好きなんですッ!
弄りも羨ましいからしていただけで、私はスズカさんのスタイルが羨ましかっただけなんですっ!」
「へぇ……」
「本当ですよっ⁉︎ 嘘じゃ無いですからっ! スズカさんって抱きしめたくなるじゃないですかッ」
右胸を鷲掴みにされている私は必死になりながらそう告げる。
嘘はついていない、実際そう思っていますし、私の胸ならいつでも貸しますよ。
あ、捥いでもらった方がむしろ良いのかな?
「……そんな事言っても今更……」
「可愛いです! それが羨ましいのです! スラッとしてて美人! これほどまでに素晴らしいものがあるでしょうか? いや無い」
「そんな、でも色気はアフちゃんの方が……」
「私のファンには変態しかいませんがそれでもよろしいか?」
「いや、確かにそれなら納得ね」
魔性の青鹿毛なんて言われて、ど変態なファンやウマ娘ホイホイなんて言われている私の迫真の言葉にスズカさんは視線を逸らしながら答える。
こっちを見なさい、私の眼を、せめて同情の眼差しは欲しいんですよ。
「それより行きましょう? あ、そう言えば最近見つけた美味しいケーキ屋があってね?」
「わぁ! 本当ですかっ! やたー!」
私はスズカさんの言葉に眼を輝かせながらそう告げる。
ウマ娘になってよかった事、それはスイーツを大好きと言っても何にも咎められる事がない事ですね。
私、甘いもの大好きなんですよ、あ、ちなみにいくら食べても太りません、体質とかそういうのでは無いです。
理由はわかるな? 皆は察しがつくだろうがその通りだ。
私は早速、スズカさんとケーキ屋でケーキを食べることにしました。
スズカさんはニンジンスペシャルケーキ、私はロイヤルハチミツチーズケーキというケーキです。
「わぁ美味しそうー!」
「うふふ、それは良かった。あ、そうだ、アフちゃん、よかったら食べさせ合いっこしない?」
「え! あーんしてくれるんですかっ!」
「えぇ、もちろん! ……アフちゃんもしてくれる?」
そう言いながら、少し恥ずかしそうに顔を赤くして言ってくるスズカさん。
可愛すぎかよ、なんか、久しぶりに女子女子してることをしてる様な気がします。私、女の子っぽい事は最近あまりしてなかった様な気がしますしね。
女子とはなんだ? とか思っていたくらいですから最近。
「はいっ! もちろんッ! えと……、じゃあ、私から……はい、あーん」
「あーん」
パクッと顔を突き出してケーキを食べるスズカさん。
眼を閉じて食べる姿がもう素晴らしい、なんだ、キスしてみたいな感じの食べ方でした。
これはいかんよ、私も思わずドキドキしてしまいます。男の人なら即落ち案件ですね。
それから、満面の笑みを浮かべるスズカさんは頬を押さえながらケーキを食べた感想を私に告げてきます。
「ん〜……! おいしい!」
「本当ですか! 良かった」
「じゃあ、次はアフちゃんの番ね」
そう言いながら、スズカさんは私にフォークで刺した自分のケーキのひと部分を差し出してきます。
私もスズカさん同様、眼を瞑りながら口を開けてゆっくりとケーキを口に運びました。
「あーん、あむっ!」
「どう?」
「あまぁい、幸せぇ〜」
「良かったぁ、じゃあ、もう一回ね? 次は私からいくよ」
そう言いながら、満面の笑みを浮かべてまたケーキを刺したフォークを差し出してくるスズカさん。
私は先程同様に眼を瞑りながら、ゆっくりと口を開けます。
すると、眼を瞑った矢先、私の頬に何やらチュッという音が聞こえてきました。
私は驚いた様に思わず眼を開けて、その出来事に眼をまん丸くします。
「ほぇ⁉︎」
「うふふ、残念。今のはフェイントでした」
「今、ほ、ほっぺにチューしました?」
「当たりよ、そんな無防備な顔してるから隙だらけだったわ」
そう言いながら、クスクスと笑うスズカさん。
不意打ちとは卑怯な、ほ、ほっぺにチューなんて大胆すぎるでしょう!
私はこう見えてもウブなんですよ、まあ、確かに不意を突かれてオグリさんから唇をディープインパクトされましたけども。
「この調子じゃ、貴女、唇にしても気づかなかったでしょうね」
「そ、そんな事ありませんよッ!」
「じゃあ、試しにしてみる?」
そう言いながら、色っぽい声色で机に頬杖をついたまま問いかけてくるスズカさん。
そんな言い方は卑怯です。美少女とキスしてみるなんて言われたらそりゃ誰だってしたいって言うじゃ無いですか。
スズカさんみたいな、儚げな美人が色っぽく言うのがミソです。
ライスシャワー先輩とスズカさんからキスしようって言われたら私は断れません。無理です、欲望に負けてしまいます。
まあ、多分、ブライアン先輩や他のウマ娘ちゃん達も然りなんですけどね。ダメだ、私は押しには免疫無くてよわよわですわ。
「えと……その、ひ、人目もありますし……その……」
「じゃあ、人目が無いとこなら良いの?」
「そ、そう言うことではなくて……あう」
耳元で意味深に話してくるスズカさんにタジタジの私。
顔を真っ赤にしながら視線を逸らし、尻尾をただフリフリしている。色っぽい声でそんな風に言わないで欲しい。
すると、スズカさんはクスクスと笑いながら私にこう告げてくる。
「ふふ、なんてね。冗談よ、アフちゃん」
「もー……。ドキドキしちゃったじゃないですか」
「あら? じゃあ本当に人目の無いとこに行く?」
「……意地悪です……」
プクッとスズカさんの言葉に照れ隠しをするように視線を逸らしながらそう告げる私。
この大人びた対応、慣れてやがりますぜ。
スペちゃんとか純粋だから、スズカさんにいつも主導権握られてそうですよね。私でも握れますもの。
適当な事言っておけば、スペちゃん先輩はきっとなんでもしてくれると思います。下手したらパンツもくれる事でしょう、自慢では無いですがあの人は私並みにチョロいので。
「じゃあ、次は買い物にいきましょうか。まずは服から見てみるのも良いかも」
「そうですね」
「アフちゃんに合う服、見繕ってあげるわ」
そう言いながら、ニコッと笑みを溢すスズカさん。
それは、私色に染めてあげるという遠回しの示唆なんだろうか。そうか、私は今からスズカさんのチョイスした好みの服を着させられるのか。
「スズカさんに染められちゃうんですね……私」
「可愛くしてあげるわよ」
「うぅ、ブライアン先輩、ドーベル先輩。どうやら私はスズカさんの女にされてしまうみたいです」
そう言いながら、わざとらしくオロロとふざけた様な泣きの演技をする私。
全く、困ったものです。私も罪な女になったものだな。
いや、罪な女っていうか悪いことしかしてないんですけどね、物理的に。そういう野暮な突っ込みは無しです。
「ん? 服だけじゃご不満かしら?」
「……それは……えと、その……」
「ふふ、本当、アフちゃんはからかい甲斐があるわね」
そう言いながら、クスクスと笑うスズカさん。
この野郎、私を挑発するなんてなんてやつだ! 挑発して怒られるのは私の十八番だというのに!
私はスズカさんの色っぽいからかいに真っ赤になりながら、思わずモジモジとなってしまう。
「行動力があるのに隙だらけ、自分からグイグイ行くように見えて、実は押しには弱い」
「ぐぬぬ」
「可愛い後輩ね、皆が可愛がるのも納得だわ」
そう言いながら、私を真っ直ぐに見つめてくるスズカさん。
そんな面と向かって可愛いとかやめて欲しいですよ、照れてしまいます。
褒められるのには慣れてないのでね、大体、普段から飛んでくるのは罵声とかセクハラとかそんなんばっかでしたし。
「……あ、あそこの看板」
「ん?」
「いえ、ふとスズカさんの服装みていたら同じだなぁって」
その瞬間、私の顔面にスズカさんのアイアンクローが無言で飛んできた。
一矢報いたつもりでしたが、白と緑の看板が目に入って来たものでつい口走ってしまいました。
照れ隠しみたいなものですが、その後、私が悲鳴を上げてギブアップしたのは言うまでもない。
もちろん、スズカさんにはすぐに謝りました。優しいのですぐに許してくれましたけどね。
懐が違いますよ、なお胸は皆まで言うんじゃあ無い、また、私の前頭部が悲鳴を上げてしまうだろう。
それから、私はスズカさんと二人でそんなやり取りを繰り返しながらショッピングを楽しみました。
次回はライスちゃん回になるかも?(意味深)(未定)