「それでは諸君これにてチュートリアルは終了する。健闘を祈る」
それだけ言うと赤いロープを纏った巨大なアバター茅場晶彦は姿を消した。
「い、嫌だ誰か出して!出してよぉぉ」
「ふざけるな!俺を出しやがれバカ彦」
「なんで、なんで私がこんな目に遭わないといけないのよ」
「て、てめえネカマじゃねーか!俺に近寄るなー!」
「うるせー顔面偏差値20以下のブサイク!」
少女のような声をか輪切りにし、様々なプレイヤーが絶望の声をあげるなか一部ではブサイクとネカマによるそれはとても醜い争いが勃発していた
そんな中始まりの広場を抜け出すプレイヤーが何人かいた
デスゲーム開始と言われてすぐさま行動出来るとは、命知らずのバカ野郎かβテストのプレイヤー位だから大したもんだ。まあ、孫子だって兵は拙速を尊むって言ってたから間違いじゃねーのかな?
ま、生きる為に俺もフレンジーボアを狩りに行くか・・・
二本の短剣を手元で弄びながら、豚なのかイノシシなのかはっきり分からないフレンジーボアをポリゴンに変える遊びを楽しんではや三時間が経過したがデスゲームと宣言された所為かプレイヤーなんかフィールドに出て来やしない。
そんな中、特徴的な頭をしたへっぴり腰で武器を振り回しているプレイヤーがいたが初心者なのかソードスキルを発動することが出来ずにフレンジーボアにそのまま突撃くらって吹っ飛ぶ
まー目の前で死なれたら気分が悪いからその辺に落ちている小石を投げてヘイトをこちらに向ける。
そうすればあいつら突撃しか脳が無いから、サイドステップで避けてすれ違いざまに短剣で切りつける。それを繰り返せばポリゴンになって微々たる経験値とコルが手に入る。
「なんやぁお前のその動きはベータ―テスターかこのボケが!」
うん?何で俺がベータ―テスターになるんだ?
「いや、違うけど何でだ?」
「その慣れたよどみない動きに今日始まったばかりなのにその強さ、そんなもんベータ―テスター以外あらへんやろうがクソボケカスが!」
ひ、酷い言いがかりを付けられた。
「いや、そんなこと言われてもねぇ~三時間も同じ相手を狩っていれば誰だって慣れるだろうし、レベルだっていやでも上がるぜ」
だってプレイヤーなんか全然出てこないからリソース独り占めで永遠と狩っていたんだから仕方ないね
「黙れベーターがこっちはニュービ―やぞ!この事言いふらされたくなければコル出さんかい!」
「うるせーそんなに言いたきゃ勝手に言えばいいだろうがトゲ頭が!!あとコルは無いぞ」
その後もトゲ頭がギャーギャーなんか言っていたが、俺は気にしないでフレンジ―ボアを狩り続けるのだった。
だってコルが無いんだもん