本日はトールバーナだっけ?第一層の最前線の町で攻略会議があるってニヤニヤしながらヒースクリフは話す。
制作者だからやっぱりプレイヤーがどう攻略するか楽しみなんだろな。目の下に隅が出来ているのが何よりも証拠だ。
それとは違いPohはまっったくやる気がない
常日頃から刺激だなんだと言ってPKの事しか考えて居ないからイベントの楽しみ方を知らないのだろう
あとは、Pohがどっかから拾って来たザザだ。
喋り方が大分特徴的だったから、緊張していると思って俺の物真似の十八番”山●清”を披露したら、あの野郎突然ブチ切れて剣を抜いて切り掛かって来たからボッコボコにしてやりました。
その光景を見てPohは大笑い、ヒースクリフは我関せず、ザザは悔しそうに俺を睨み付ける。
「おい、いつまでも睨んでじゃねーよ。大体負けたのはお前が弱いからだろ?つまり負けたお前が悪い」
「さすが兄弟まさにその通りだ!ザザこんな大切な事教えてもらえるなんてお前は運が良いぜ」
さっきまで大笑いしていたPohもうんうん言いながらにこやかなに肯定する。
そして、時間を気にしているヒースクリフが仕切りだす
「賑やかなのは良いのだが、はやくトールバーナに行くぞ。攻略会議が始まってしまうではないか」
「リコイル、貴様は、いつか必ず、俺が、殺す」
「何眠たい事言ってるんだザザ!? いつかなんて言わずに……」
俺に背を向けて歩きだそうとした、ザザの頭を掴み地面に叩きつける
「リコ、イル、何を!?」
「今やれば良いんだよ!」
背中の剣を抜いてザザの首目がけて突き刺そうとしたところで、Pohのナイフに弾かれて、地面に突き刺してしまった。
「Hei兄弟悪いがそこまでにしてくれ、俺の部下なんだわ」
「……ザザお前良い親分に恵まれたな。今回はPohの顔を立てておくが、俺らが持っているこの武器は脅しの道具じゃない! 抜いたら最後だ……相手を切れ! それが出来なきゃ抜くんじゃねぇ」
「全くザザが本当にうらやましいぜ……で、攻略会議だったか?それはどこでやっているんだ?」
「ふむ、私の嗅覚が正しければ、この暖簾の先に「居酒屋は後にしろヒースクリフ」・・・残念だ」
ヒースクリフは悲しそうな目をしているが、お前は一体何の攻略をしたいのか小一時間程問い詰めたいところだったが、視界の隅に女顔のプレイヤーが慌てて走っているので何かと思って見てみたら原作主人公のキリト君がいた。
キリト君が走っていた方向に行けば取り敢えず目的地には着くんじゃね?と思い三バカを引き連れて俺たちも向かう事にした。
「ちょっと待ってくれへんか」
広場に着けば会議が既に始まっていたが、途中乱入しているプレイヤーもいるみたいだし問題ないだろ
「あー悪い俺たちも途中からで申し訳ないけれど会議参加させて貰っていいか?」
「何や今わいが話している・・・ってリコイルやないか!!!」
「うん?何で俺の名前知っているんだ?ああ、ファンの人か?悪いけど大事な会議が始まるからサインならあとでにしてね」
なんか見たことあるトゲトゲ頭のプレイヤーだが、多分ミーハーなファンだろうな
「ファンな訳あるかい!おどれ良くもこんなところにノコノコ出てこれたなベータ―テスターの分際でお前のせいで2000人以上死んだんやで、責任取らんかい!」
どうやらファンじゃないみたいだが、何時から俺はベータ―テスターになったのだろうか?
「そ、そーだベータ―テスターなら責任取って詫び入れろよ」
「そうだよな謝るのが筋だよな」
「だよな。うまい狩場だって独占しているんだからコルにアイテムだってたんまり持っているんだから、俺たちニュービ―に分配してもいいよな」
なんか周りの連中も良く分からない事を言い出し始めた
困ったから後ろを振り返ってみると三人が忽然と消えており、いつの間にか悪口合戦に参加していやがった。
「ああ、彼はベータ―テスターでね戦闘慣れしているからコルはたんまり持っているよ。ああ、勿論我々が知りえない情報だって持っているだろうね」
おい、バカ彦嘘を言うな嘘を
「あ、あいつは、ひどい、奴だぜ」
事あるごとに切り掛かってくるてめーに言われたくねーよザザ
「リコイルか?ああ、俺が今まで見てきた中で一番の悪だな。アイツの目を見てみろよ暴力を愛し、暴力に支配されたcrazyな目をしている」
サイコ野郎にクレイジー呼ばわりされる筋合いはねーよ
「ほれ、みてみぃお前のお仲間さんたちも手の平返してるやんか、ほんだら出すもんだしてとっととうsぷぎゃら」
あんまりにもムカつくから思わずトゲトゲを殴ってしまったが、しかたないよね
場の空気も一瞬で凍り付くがpohだけは口を押えて笑いを堪えてやがる
「あー悪い悪いムカついたから思わず殴っちまった。でも、仕方ないよなムカついたんだから、で何そんなに俺をベータ―扱いしたい訳?なら良いよベータ―って事にしてやるよ。あと何だっけコルが欲しいんだっけ?それともアイテムか?良いよ全部くれてやるよ」
「ふん、殴った事はそれで大目に見てや「ただし俺にデュエルで勝ったらだ」は?・・・何言ってるんや自分?」
「お前はカイジを知らないみたいだから教えてやるよ。思っているだけならまだしも、口に出したら戦争だろうが!!」
「な、なんやベーターの分際でニュービーのわいと戦う言うんか?頭イカれとるで」
「おいおい、何を勘違いしてんだ?お前一人じゃねーよ。今この場で俺の事が気に入らない奴等全員だ!」
「へっこの数をたった一人で相手にするってよ」
「いくらベーターでも一層じゃあそこまでのレベル差はないはずだ」
「ってことは俺たちが勝つのは揺るがないな!」
それは事実であった。
例えベーターでも他のプレイヤーとのレベル差は精々が3、4程度である。ならばベーターでは無いリコイルは周りと同じ位であり、ましてや人数の差は絶対である。
ドズル・ザビも戦いは数だよ兄貴と言っていたので間違いではない
「こいつはゲームだぜ?ゲームは危険な程楽しい……それも命が懸っているならなおさらだ。ついでに痛みがあれば生きてる実感が湧くんだけどな」
「い、いやや、ワイはやらんでこれからボス攻略なのにそんなことして何になるっていうんや!」
「ああ、俺にも是非教えて欲しいね。ベータテスターってだけで、何でてめえ等の面倒を見なきゃいけないのかをよ~」
再度トゲトゲをぶん殴り周りに知らしめる。
「どうした? かかって来いよ!」
トゲトゲの目に指を突っ込み視覚殺す。
「うがぁ! 目が見えへん」
足元がお留守になったので、カニばさみを仕掛けて地面に倒す。
「なんや!? 今何が起きたんや?」
「俺は優しいからよ許してください。もう二度と逆らいませんって今この場で宣言したら、アイテムとコルを全部差し出したら命だけは助けてやる」
「誰が言うかこのボケナスが!」
この状態で初めてデュエル申請を送った。
勿論やるのは全損決着だ。
そして、トゲトゲの目の前にはYes、Noの画面が出たので左手の人差し指を掴み無理遣り操作した。
「ああ、なんや、今何をしたんや!?」
「うん? 今デュエルの申請をして、お前の左指を使って承認してもらったんだよ。ルールは全損決着だぜ」
「あぁ、何でや何でこんなことするんや!」
「喧嘩を売ったからだ! 良い機会だから言わせて貰うが……俺はなぁー一刻も早く攻略を進めるなんて高尚な精神は持ってはいないが、だからと言って攻略の邪魔をする気もない。ただ楽しめればそれでいいそれだけだ。……でも勘違いした奴がいると面倒だからトゲトゲお前……見せしめに死んでくれよ」
地面に抑え込んでいたトゲトゲをカウントが0になった瞬間に首を撥ねた。
その瞬間にトゲトゲはポリゴンとなって消えていった。