よろしくお願いします。
少年A視点
俺の名前はポートガス・D・エース。
「アレは生まれて来なきゃ良かった人間なんだ」
「とんでもねェクズ野郎さ‼︎」
「世界最低のゴミだ!!!」
っと言ってきた。無性に腹が立ってそう言ってきた奴はボコボコにしてきた。
「ロジャーに子供がいたら⁇そんな奴がいたら困るなァ!!!」
「そいつは生まれて来る事も生きる事も許されねェ。鬼だ‼︎」
言われては殴るを繰り返す。その度に何かが壊れる音がする。そして、壊れたその隙間に奴らの言葉が張り付いて取れなくなる。その内に、自分が生まれてきて良かったのか分からなくなった。
あれから何年かたち、俺に兄妹が出来た。
「1人で死に急ぐのをやめろ」
と言われた。生きてて欲しいかと聞いたら
「当たり前だ‼︎」
と言われた。親が残した手紙を渡され
「これ以上、家族に死んで欲しくない」
と言われた。あいつらに、兄妹に言われた言葉が嬉しかった。自分は生まれてきて良かったんだと実感出来た。だから、このまま4人でいるのが当たり前だと思っていた。
中心街でサボの父親に見つかって、サボから今まで秘密にしていた事を聞かされ、アスターから
「そういう人ってかなりしつこいはずだから、気を付けなよ」
と注意を受け、警戒していた筈だった。ただ、サボの父親が連れてきたのは海賊ブルージャム。手下も大勢いて袋叩きにされ、サボも捕まった。どんな事をされても逃げる気は無かった。サボの為に戦うつもりだった。けど、サボは
「お父さんもういいよ、わかった。何でも言う通りにするよ…‼︎言う通りに生きるから!!! この2人を傷つけるのだけは…やめてくれ‼︎」
と言った。最初は何を言っているか分からなかった。その内、サボは周りを囲まれ高町へと歩いていく。俺は咄嗟に
「…おい…!⁉︎行くなよ!!! 振り切れ‼︎俺達なら大丈夫だ!!! 一緒に自由になるだろう!⁉︎これで終わる気か!⁉︎」
と叫んだ。だが、結局サボは後ろを振り向かず行ってしまった。その後、俺とルフィはブルージャムの拠点に連れて行かれた。サボを侮辱され怒鳴ったが、俺にはサボの幸せが何かわからなかった。サボは俺と違って貴族の出だ。もしかしたら、そこにいる事が幸せなんじゃないかと思った。
ブルージャムの拠点から少し離れた所で小型の電伝虫を使い、アスターに連絡を取った。アスターに今までの事をありのままに話した。すると、アスターから
「サボの様子を見て来る」
と一言言われて通話を切られる。慌てて、掛け直したが通じない。ルフィが心配そうな顔でこっちを見てきた。ルフィは
「…サボがいねェとイヤだ。俺」
と言ってきた。俺は
「…俺だってそうだ。様子を見よう。あいつは強い‼︎本当に嫌ならまた必ず戻って来るさ。それにアスターがサボの様子を見に行ったから帰ってきたら聞けばいいだろう」
と言った。そのまま、ブルージャムの仕事を引き受け今日一日が終わった。
次の日、ブルージャムの所に行くと奴からとんでもない事を聞かされた。ゴミ山を燃やす…。なんでだと騒ぐ俺達をブルージャムの手下達が取り押さえる。そして、ブルージャムは聞いてきた。
「おめェら…どこかに財宝を貯め込んでやしねェか?」
と。俺もルフィも口を割らなかった。ブルージャムは
「だったら、おめェらに用はねェ。ここで火事に巻かれて死ね」
と、拠点にある柱に2人で縛り付けられた。
漸く縛り付けられた紐を切った時には、辺りが轟々と音を立てて炎が立ち昇り周りは火の海だった。泣き言を言うルフィを怒鳴りながらなんとか脱出出来る場所を探す。すると、
「誰が逃げていいと言った悪ガキ共がァ!!!」
と怒鳴り散らすブルージャムが前方から来た。ブルージャムが何か話しているが、そんな事はどうでもよく逃げようと駆け出すが、手下達が邪魔をする。ブルージャムはこんな時でも財宝のありかを言えと言ってくる。これ以上此処にいれば逃げ場はなくなる。だから、財宝のありかを教えた。ルフィの…俺達に命を守るにはこれしか方法がなかった。
ブルージャムに財宝のありかを教えこれで逃げられると思った。けれど、ブルージャムは俺達にも付いて来いと言ってきた。俺は
「フザけんな。そんな事やってる内に逃げ場がなくなる‼︎お前ら勝手に行けよ!!!」
と怒鳴った。だが、ブルージャムは銃を俺に突きつけてきた。その内、サボの事まで悪く言ってきた。
「腹ん中じゃお前らを見下して鼻をつまんで笑ってたのさ!!!」
「それ以上サボを悪く言うな!!!」
「そうだ‼︎サボは自由になりてェだけだ!!!」
そうブルージャムに言われ、俺もルフィも我慢の限界だった。ルフィが捕まっている相手の腕を思いっきり噛んで脱出をはかる。だが、手下は怯むどころか逆上し剣でルフィを切った。痛みにうめくルフィにとどめを刺そうと手下が剣を振るかざす。
「ルフィに手を出すなア〜〜〜〜!!!」
咄嗟だった。このままじゃ、ルフィが目の前で殺される。今出せる精一杯の大声を張り上げた。すると、周りの奴らは急にバタバタと倒れていく。ルフィが無事だったのに安心して油断した。
「何をしやがった!!!胡散臭ェガキめ!!!」
とブルージャムが足で俺の体を押さえつけ銃を向ける。俺は此処で死ぬのか…と思った。声が聞こえた。来る筈がないと思っていた奴が来た。
「やめねェか海坊主!!!エースを放しなァ!!!」
ブルージャムの攻撃を止め、逃げれる隙を作った。ダダンはそのまま、逃げようとしたがそれじゃダメだと俺は思った。このまま、一緒に逃げたら何か大事なものを…ルフィを失う気がする。だから、
「俺は逃げない!!!」
と言った。周りは反対する。だが、ダダンの鶴の一声により俺達以外はみんな逃げた。ブルージャムはニヤニヤ嗤う。女と子供に何が出来るのかと。周りの炎が立ち込める中負けられない戦いが始まった。
周りの温度は高く、ただそこにいるだけで火傷しそうになる中、俺とダダンはなんとかブルージャムに勝つことが出来た。しかし、周りは火で道が塞がれて一刻を争う状態だった。そんな時、
「エース、ダダン無事!!!」
と急に火が道を開け、アスターが現れた。突然の事に俺もダダンも驚いていいるのを尻目にアスターは手持ちの薬で俺達の応急処置をしていく。昨日の事で色々言いたい事があったのにうまく言葉が出ない。
「サボは無事なのか…」
言いたい事はもっとあった。でも、考えが纏まらず今はそれしか出てこない。
「サボは無事。だけど、このまま親の所にいると自分が自分でなくなるって言って、さっきこの国を出港した。」
サボは無事。その言葉に笑みが零れる。
「今、私の能力で火が来ないようにしてるけど、時間もないから行くよ」
とアスターが急かす。アスターの後を追う様に走る。警戒はしていたがすでに、ブルージャムは倒してあり、安堵があった。
しかし、それが油断だった。気絶していた部下が1人だけ意識を取り戻していた。それに気づいた時には、相手は鉄棒を振り切った後で、咄嗟に相手が振りかぶってきた鉄棒の痛みに耐えようと体を丸める。ガンッとイヤな音がするもの一向に痛みがやってこない。
ゆっくりと前を見るとアスターが俺を庇い手下を吹き飛ばしていた。慌ててアスターを見ると目尻から右頬にかけて酷い火傷を負っていた。俺とダダンはアスターの傷を見て慌てて薬を付け処置をした。俺とダダンの表情でどうなってるか察しがついたのだろう。アスターは俺に
「エースのせいじゃない。これは私がエースを守りたかっただけ」
と言った。妹にこんな事を言わせる自分の弱さが悔しかった。
アスターの応急処置が終わり中間の森の近くに着いた頃、アスターから
「最後の仕事がある」
と言われ、こっちの話を聞かず炎の中を戻っていくアスター。戻って来いと大声を張り上げる中、ダダンから
「この火の中、あたしらは行けないんだ。大丈夫、きっとアイツは無事に帰ってくる」
と言われ渋々その場を後にした。アスターの応急処置のお陰でルフィ達とも合流し、そのまま寝た。
次の日。森の奥からおぼつかない足取りこちらに来る人影、アスターの姿が見えた。ルフィや他の奴らにも教えその人を待つ。そいつは俺達が全員で出迎えた事に驚いていたが、俺らの顔を見るとそのまま、倒れる。慌てて駆け寄ると気を失った様で急いで家の中に運ぶ。
顔の右半分に包帯を巻かれ、酷い火傷を負った妹。剣で切られあちこち傷だらけの弟。俺はもっと、もっと強くなる。絶対に守ってみせる。それを俺は今日、誓った。
エース視点でした。
一応、口調とか気をつけたいつもりですがこんなんエースじゃないとか思われて方がいたらすいません。
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