読んで頂ければ幸いです。
△月□日 晴れ
海賊船から見えない場所に船を止めた瞬間、ルフィが
「飯ー‼︎」
っと叫びながら倉庫っぽい所に突撃していった。思わず深いため息が出たのはしょうがない。追いかけようとした瞬間
「さぼってんじゃないよ!!!」
と海賊船から金棒が風をきりながら倉庫に飛んでいき
ドゴォン!!
と音を立てて倉庫が崩れる。崩れた倉庫にはルフィはいない。何処にいるか探ると森の方に誰かと一緒にいるみたいだ。多分『コビー』なんだろうなと思いながら軽く走ってルフィを追いかけた。
「おれがなるって決めたんだから、その為に戦って死ぬなら別にいい」
ちょうど、ルフィを見つけるとコビーにそんな言葉を投げかけていた。相変わらずため息が出る。ルフィがこっちに気づき
「おっ‼︎アスター」
と笑顔で手を振っていた。そのまま、コビーに軽く挨拶をして近づきルフィにデコピンをする。いきなりの事でこっちに文句を言ってくるが
「みすみす、死なせるわけがないでしょ」
と私が言うとルフィは一瞬驚き、鼻をこすりながら満面の笑みを浮かべながら笑う。
その後、改めてコビーと自己紹介をした。その時にコビーは自分が作った船と自分の夢を語った。海軍に入り悪い奴を捕まえる。自分が小さい時から憧れていた夢を。
「誰を捕まえるって!!?」
その直後にアルビダが来襲。金棒でコビーが作った、つぎはぎの船を破壊する。アルビダを見て思った。体型・顔・化粧・性格、どれを見てもイカついおばさんにしか見えない。
これが悪魔の実を食べて美女になるとかどんだけだと思っているとコビーがアルビダに逆らいルフィとアルビダの戦闘が始まった。
ルフィの戦闘も気にはなったが、こっちはこっちで手下が多数襲ってきた。流石に数が多い相手に対してコビーを守りながら一人一人相手するのは危険なのでちょっと強めに衝撃波を当てて、何人かまとめて遠くに吹き飛ばす。相手が全滅するのに時間はそれほどかからなかった。
その後、アルビダの船から食料や水、アルビダ自身が身につけていた宝石類を…譲り受け、自分達が乗って来た船にコビーを乗せて出航する。
海に出て渡してもいない肉を食べながらルフィは言う。
「海軍基地に捕まってるって奴、いい奴だったら仲間にしよう」
…とりあえず、ルフィ。それ以上肉禁止ね。
△月▽日 曇り
海軍基地にがある町に航海中、コビーはしきりに『ロロノア・ゾロ』を仲間にするのをやめるようルフィに訴える。
「いわく、血に飢えた野犬」
「人の姿をかりた魔獣」
どんなにルフィに言ってもその言葉は響かない。困ったようにこちらに視線を何度も向けるから仕方なくコビーに言った。
「コビーとルフィじゃ、悪い奴の基準が違う。それに、ルフィは自分の目で見て相手を判断するから何を言っても聞かないよ」
コビーは困惑しながら
「悪い奴の基準が違う?」
と呟いた。
「私達も海賊だ。世間一般からしてみたら十分悪い奴でしょ」
私の言葉にハッとしながらコビーは何かを考えるように黙り込む。
それぞれの思いを抱えて船は目的地にたどり着く。