鉄仮面少女の航海記   作:葉瀬ミナミ

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航海記 14ページ目

△月◎日 晴れ

町に着いた後、ルフィ達とは別れて店で買い物をしつつ町の人達から情報収集した。町の人達は大分鬱憤が溜まっていたみたいで声を潜めながらも色々教えてくれた。

 

「この町では『モーガン』大佐に逆らえば、誰であっても死刑にされる」

「貢物と称して多額の税金を取られる」

「モーガン大佐の息子『ヘルメッポ』は、何かにつけては大佐に言いつけるとやりたい放題」

「海軍に捕まったロロノア・ゾロだって、本当は息子が飼っていた迷惑な狼から女の子を守っただけ」

 

等々、あげればきりがない。教えてくれた人達にお礼をしつつルフィ達と合流する。合流するなりルフィは

 

「アスター。俺はゾロを仲間にするぞ」

 

と真剣な表情で言ってきた。何でお前はいつも説明を省いて結論しか言わない。ちゃんと説明しろ、と意味を込めて頬を思いっきり引っ張った私は悪くない。

これまでの経緯をルフィとコビーから聞き出し、3人でゾロが吊るされている磔場に向かった。ゾロを見つけるやいなや、ルフィは断られても何度も勧誘をする。最終的にはゾロの刀を取り戻し、それを返して仲間にするつもりらしい。自分の時もそうだっが、ああなるとルフィはしつこい。相手が了解の返事をするまで絶対に諦めない。海軍基地に乗り込んだルフィを見ながらその事をゾロに伝えると、こちらに同情の視線を送り深いため息をついた。ついでに、1ヶ月の約束が嘘だった事もゾロに教えた。驚きの声をあげるとコビーがゾロの縄を外そうとする。

ゾロの事はコビーに任せ海軍基地の方を見ると、こちらに銃を向けていた。急いで鉄扇を取り出し周囲に衝撃波の壁を作る。

パン!

と乾いた破裂音が聞こえたが、銃弾は衝撃波の壁に阻まれ、こちらには一切ダメージはない。コビーは銃声に驚き辺りを見回し、ゾロは何をしたのかとこちらをいぶかしめにこちらを見る。それを無視して周囲を確認すれば、すでに磔場の周りは海兵に囲まれていた。原作よりちょっと早くないかなぁと思いつつ、2人を後ろにして鉄扇を構え直す。2人が怪訝そうな顔を浮かべるが海兵が銃口をこちらに向け迫っているのを見て、こちらに何か言ってくる。今更危ないと言われてもなぁ。ガープさんの拳骨の方がよっぽど危ないし。そう思いながら、銃弾を壊すために衝撃波の壁を周囲に作る。壁が出来たのと同時に

ズドドドドド

と銃弾の雨がこちらを襲う。別に大丈夫ではあったがここでルフィが乱入。銃弾をその身に受け弾き返す。ルフィの問いかけに、ゾロが仲間になる事を了承した。後は、私の衝撃波で縄だけを切り、ルフィが刀を渡す。襲いかかってくる海兵を刀で押さえ込んだ後の決意表明。どうやら、ルフィ共々認められたらしい。何故か副船長として。

訂正する間も無く戦闘が再開される。原作と違った事と言えば海兵達はモーガンから自害を言い渡される前に全員気絶させておいたくらいかなぁ。

その後、ルフィとゾロは無事にモーガンとヘルメッポを撃退。何日も食事をしてなかったゾロが倒れたとか、コビーと別れたとか、出航する時に海軍から敬礼で見送りがあったとか色々あったけど…お前ら、とりあえず肉と酒を置いて正座な?

 

 

 




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