誰か助けて・・・(涙)   作:

2 / 13
大変お待たせしました。
なんとか編集も終わり、ゆっくりとですが再投稿していきます。
初めての方は楽しんで。再投稿を待ってくださっていた方は以前と比べながら、お楽しみいただけたらと思います。



本編
誰かこの役職変わって・・・


机の上の書類を処理しながらも、また今日も思う。

誰でもいいから俺と役職変わってください。僕もう疲れた。

 

「総長。書類を持ってきました」

 

「ご苦労様。そこに置いといてくれ。すぐに目を通すよ」

 

扉から入ってきた娘にそう言い、書類の処理をそのまま続ける。こんなペースじゃ日が暮れる・・・。

 

「総長様、王族の方からまた依頼が・・・」

 

「分かった。内容を確認しだい依頼として認めるかを決めるから待っていてくれ」

 

王族・・・またあいつ(第三王女)かよ・・・。そう思いながら、更に書類の処理速度を上げる。

 

「総長。塔付近での生態系が変化しだしたとの報告が」

 

「調査隊と龍歴院の学者、あとはHR12以上のハンターを・・・そうだな、6人以上10人以下連れて行くように指示してくれ。くれぐれも、無茶やモンスターの討伐のしすぎに気をつけるように言ってくれ」

 

スラスラと口から言葉が出るが、正直に言うと並列思考しています。けど、まだ思考数が足りないから、もっと多くしたい・・・。

そうじゃないと書類だけで死んでしまう。

それにしても塔の付近での生態系の変化。また何かしやがったのかあいつら(古龍達)

ずつうがいたいです。

 

「総長様。ミラ家の当主より招待状が届いています」

 

「・・・わかった。二日後の夜には時間を作ると伝えてくれ」

 

職員の娘にそう返しながらも、ああ、徹夜でやろう。と目が死にかける。ミラさんもう少し招待状送ってくる量減らしてくださいお願いします。

 

「総長。『古龍種の依頼か古龍級生物の依頼はないのか?あったら俺に寄越せ。ドハハハハ!』『俺のところにも寄越せよ? 最近は暇で暇で仕方ないんだよな! どんな敵でも瞬殺してやるよ! バハハハハ!』との手紙が送られてきましたが、どうしますか?」

 

「あの2人か・・・また後で手紙を見る。置いといてくれ」

 

あの2人・・・ヘルブラザーズ と呼ばれる最強のハンター2人組。本気を出せば古龍であろうと殺す一歩手前まで追い込むことが出来るヤバい奴ら。

本当に人間かこいつら? そんな感じの言葉を発したとき、目の前の娘達も同意していた。

 

「総長」「総長様」「総長」

 

 

絶え間なく行われる報告に、思考を放棄しかける。

俺は何故かギルドの総長。所謂全ギルドのトップ。総合長。略して総長。何故かそんな役職についてんだよ。

そしてそのせいで社畜となりましたよこんちくしょう。

 

昔まだ人間だった頃の記憶では、全ギルドのトップは存在せず、各地域のギルドマスターが各地域毎のトップとなっているはずだったのだが。

俺が創設者の中でも一番知恵を持っていて、竜人族の中でも強く、書類などを作るのに慣れているから。それだけの理由で総長になってしまった。というより、書類作りに慣れてるからだと思う。

 

最初にみんながトップになりたいって言ってたのに、書類などを作らないといけないってなった時、みんなが微妙な顔をしたので、立候補してみたらなっていたのだ。

 

そして、そのままの流れで新たに出来た龍歴院の総長にもなったし。古龍渡りについての最高責任者というか、そこの総長でもあるんだよ。

 

歴史改変? ボクナンニモシラナイ。

 

さて、最初に言った通り、誰か俺を連れ出して。かれこれもう300年以上は書類仕事や事務などに囚われてるんだよ? 他の創設者?

・・・竜人族以外は元気に逝ったよ。

あいつ、元気かなー。

 

はあ、誰かこの役職変わってくれないかな・・・。これじゃあ友達に会いに行くことすらできないし。

 

「総長・・・」

 

「どうしましたか?」

 

「雪山の奥地にて地形の変化が見られました。全て氷の大地だけです」

 

・・・ああ、来やがったよあいつ。確かにそろそろ動こうと思うとか言ってたけど。

 

「いかがなさいますか?」

 

聞いてきたこの娘も、何となくわかっているんだろうな。

 

「・・・僕が出よう」

 

その言葉に驚いた顔をする目の前の娘。え、何でそんなに驚くの?  これでも300年前まで色んなところに行ってたんだぞ?

 

「一週間後。付いて行ってもらうのはHR解放者のみ。人数はハンターが3人。調査員を1人。あとは現地で詳しい人やその地にいた調査員に頼もう。さあ、旅団の準備を。みんなに伝えて大急ぎで。それでいて通常業務に支障をきたさないように。一週間以内に終わらせたらボーナスを出すぞ!」

 

その言葉に目の前にいた娘はすぐさま走り去って行った。そりゃボーナス出るんだったら嬉しいだろ。俺だったら全力を尽くすな。

さて、一週間以内に書類仕事や業務をある程度終わらせないと・・・あ、ミラ家に行かないと。・・・はぁ。

 

 

 




凍結したやつの感想を見ていって、ああ、感想はありがたいと思いました。
そして、感想の返しとして結構重要な物を書いてたのに今更気がついた。

感想が来た話になったら、感想の返しに何を書いたのかを、後書きに載せていこうと思います。(ネタバレになったりしますが)

それでは、読んでいただいてありがとうございます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。