誰か助けて・・・(涙) 作: 芝
二週間以内に前のと同じところまで進めさせようと思ってます。
それでは、初めての方も楽しんでいってください
着きましたミラ家の真ん前!
街を出た俺は、竜車は止めさせた後、俺はダッシュで街の外縁部に建つ館の前まで来ていた。
本当はここに寄らずにポッケ村に急ぎたかったんだけどな! ・・・そうしたら想像の世界にいるミラさんに「来ないと◯しますよ?」と言われた。
ゴンゴンと木の扉を叩く。
それにしても、この木もなんか知ってるんだよな。何処かの古龍の背に生えてそうだし・・・。
あ、ヤマツカ
ガチャッ
途中まで出かかっていた答えを放棄し、扉の方を向く。けど、そこには勝手に開いていくドアがあるだけで、何の気配も音もしなかった。え、何これメチャ怖いんですけど。
とりあえず、扉から中に入ると、階段からゆっくりと4人の女性・・・いや、古龍が降りてきた。
先頭を歩くのはルーツ様。左右の斜め後ろにボレアス様とバルカン様。一番後ろにミラオス様。
4人とも美女過ぎて謎の光が発されているように見えた。要するに神々しく美し過ぎて直視し辛いという事だ。
「ようこそ、と言っても5日ぶりってだけですがね」
ルーツ様が声をかけてきたが、他の3人(3龍?)は声どころか口さえ開かない。祖が許可したりしないと他の龍は喋れなくなったりして。
「職員達は優秀です。たった一週間で行く準備を終わらせましたよ」
その事を言うと、何故だかいつも書類などを持ってきてくれる2人の
彼女達、書類仕事とか大丈夫かな? 結構な量があるし......⁈
何かに身体を貫かれたかと錯覚する程の殺気が俺にだけ飛ばされていた。
「「「「《何を考えている(のですか)?》」」」」
4人が同時に声を出すと共に、その声はまるで龍の唸り声にも聞こえた。怒った龍の唸り声に。
体が震え、血の気が引きそうになったが、そんな事させるか!
全身の筋肉に本気で力を入れ、
それにより、体の震えは起こらず、引こうとしていた血の気を無理やり止まらせる。
周りから見ると、一瞬だけ体が強張っただけにしか見えない・・・と願いたい。
「ギルドの事を少し。自分が抜けても書類などをキチンと処理できるかを心配していました。申し訳ありません」
本当の事を話しつつ、一部を言わない。バレてない事を祈りながら謝罪する。キツイよ・・・。なんで殺されかけてんのよ俺。
「いえ、それなら良いんですよ。
許してもらえた(何をかは知らない)
マジでこわい。ちょっと思考がズレただけで死にそうになった。というか、部屋の物も震えてたし。
ほら、あそこの時計。ホールクロックだったっけ? まだ震えてんだよ。ちょっとだけ紫色の人型が頭を抱えてしゃがんでいる姿が見えたりするけど・・・
「さて、それでは」の言葉で瞬時に意識を戻す。
「応援してあげると言いました。ええ、本当に応援しようと思っただけなのですが」
ああ、はい。確かに応援してあげるって言ってましたよね。
「こちらへ来てください」
ミラ様に近づいて行き、目の前まで来た。すぐ近くに来たため、直視したく無い現実を直視してしまう。
瞳が完全に蛇とかに似た縦割れしてるよ。しかも、髪飾りに見えた物が頭から伸びているし。浴びせられた殺気を思い出し、身震いしそうになる。
「では、下を向いてしゃがんでください」
言われた通り下を向いてしゃがんだ。気分は
首に手を触れられ、そして・・・何かを掛けられた。
「目を開けてください」
目を開けると、首に掛けられたネックレスが目に映った。
それは、白い珠を中心に、黒と紅の勾玉が囲み、それを溶岩のような黒や赤、黄色とも取れる色の物が包み込んでいる物であった。しかも、凄く神々しい。(モンスター達から稀に採れる宝玉に似ていると思ったけど気にしないようにしよう)
「こ、これは?」
「ええ、貴方が今一瞬予想した物で出来たネックレスよ。私達古龍種や一部のモンスターにとっての目印、モンスター避け、貴方自身の強化にもなるわ」
さらっと心を読むな心を。それにしても、凄いチートアイテム。
モンスター避けって事は一定以上のモンスターは近づいてこないし、俺を強化してくれる。
これほどまでに良いものはない!
・・・けどねぇー。なんで目印になるようにしたのかな? そこさえなければ良かったんだけど。しかも他の効果そっちのけで先に言う。
・・・本当はただこれを目印として作っただけで、他は勝手について来た効果か?
エ、ナニソレコワイ
「気に入ってもらえたようで、嬉しいですわ」
「エエ、スゴクキレイデテバナシタクオモエマセンネ」
本当は手放したい。けど、手放したら何が起こるか分からない。この星の生命の半数が消滅する方がまだマシだと思えることが起こるとわかるからこそ、手放したくなくなる理由でもあるし。
「ふふっ♪ そう言ってもらえると、作った甲斐がありました♪」
ミラ様達4人とも嬉しそうにしている。
なんで頬を染めているかは分からないんだけどね。
「これで、終わりでしょうか?」
「ええ、これだけね」
そう言い、ルーツ様自らが扉を開けた。
そして、此方を外へと促す。
外に出て、ミラ様達の方へ向く。
「私達も、出来れば行きたいと思います。5ヶ月以上時間が経ったら逢いに行きますからね?」
ニュアンスが違う! なんとなく「会う」とは違うように感じたんだけど⁉︎ なんの漢字使った⁉︎
「い、行ってまいります」
「ええ、気をつけて」
ミラ様達に見送られながら、全力でその場を離れた。
進行方向の山が浮いて動いてるように見えた。
本当に誰かどうにかして・・・。