俺達はアリアのお屋敷に向かっている間に軽い自己紹介をしていた。
『私の名前はトオルと言います。今回は泊まる所を提供していただきありがとうございます。』
俺は相手がお金持ちのお嬢様なのでなるべく、言葉使いに気をつけるように自己紹介をした。
『そして私はサヨと言います。助けていただきありがとうございます。』
『いいのよ。好きでやってるんだから、改めて自己紹介するわね!私の名前はアリアって言うのよろしくね!あ、あと私に対しては敬語でなくていいからね!』
アリアは華麗に挨拶を俺達にして、俺達に質問してきた。
『そう言えば何で橋の上で寝ようとしていたの?身なりからしてお金はありそうだけど。』
確かに俺達は最低限のお金を持っているがと思いながら俺は説明した。
『確かにお金はあるんだが、泊まる所を探していたんだがどこもこんな時間なので宿屋が空いている部屋がなくて最終的に橋の上になってたんだ!』
『あら?そうだったの?でも男性のあなたならともかく女性のサヨには気を配るべきではなかったのでは?』
アリアはその事を指摘してきた。
『私から言ったのよ。今日は野宿でも大丈夫よって!』
サヨが説明していたがアリアの方は納得いってない様子だ。確かに俺も気を配って一応確認を取ったがサヨは大丈夫と言って俺が折れたんだがな。
『でもトオル仮にも彼女なんだから、リードして宿は取って置くのが紳士の嗜みなのでは?』
俺はそれを聞いて俺とサヨは付き合ってないと、否定しようとした時サヨが話し出した。
『わわわ私とトオルはそんな関係じゃないは、ただ危険種から助けてもらってそのお礼に帝都まで案内してあげただけよ!』
やけに大袈裟に否定されて俺はそんなに否定しなくてもいいのに思いながら俺もその答えに頷いて同意していた。
『あら?そうだったの?てっきりそう言う関係かと。でもあなた達良かったわね最近は帝都の中でも物騒な事は変わらないからね。』
そう言ってアリアは壁の方に指を指した、そこには指名手配書が貼られておりそこには、ナイトレイドと書かれていた。
『あれはなんなの?』
サヨがそんな疑問を呟いていた。
『あれは、殺し屋集団であるナイトレイド…夜に貴族や富裕層の者たちを暗殺している集団です。』
『お金目当てでの殺しなのか?』
『帝都ではそう言われているけど本当の目的は分からないわ。』
俺はあんな奴らもいるんだなと思いふと外に目を向けると屋敷が見えて来た。
まさかと思うがここがアリアのお屋敷なのか?俺は内心唖然としていてそれは隣にいるサヨもおんなじ思いだと思う。
『さあ着いたわよ。一応まだお父様とお母様は起きてると思うから挨拶してもらっていいかな?』
俺達はそう言われて屋敷内に入っていった。
そして一つの部屋に入るとそこには恰幅のいい男の人と綺麗な女性がいた。この二人がアリアの両親かな?
『お父様、お母様こちらがトオルとサヨです!』
『おおまたアリアが連れて来たか!』
『もうこれはアリアの癖よね〜』
『もうお母様!』
そんな微笑ましい光景を見ながら俺はお礼を口にする。
『この度は私達を拾って頂きありがとうございます!』
『ふむ、サヨ君は軍に入って故郷の村を救うか。』
『はい!』
アリアの父親とサヨは真剣そうに話をしていた。
『でも帝都内は安全かも知れないが、帝都の周りは異民族に囲まれているからそこに駆り出されるかもしないぞ?』
『それも承知の上です!』
『いい度胸だ、それに女性なのに素晴らしい!知り合いに軍の者が居るからそいつに伝えておこう!』
『ありがとうございます!』
サヨは嬉しいそうにお礼を言っていたが、俺は内心、俺そう言えば目的とかないな〜と思ってしまった…まあそのうちやりたい事ができるだろう。それにサヨが軍に入ったら離れるのかと不安にも思ってしまった。数少ない知り合いだからだ。
『まあ今日は疲れてるだろうから、ゆっくりと休みといい!』
そう言われて俺達は寝室に案内された。
『じゃあサヨ様はこちらでお願いします。』
そうメイドさんに言われてサヨは俺の隣の部屋に入っていった。てか本物のメイドさんには俺は萌えを感じた!まあそんなこんなで俺は寝室に入ってすぐにベットに入った。
『そう言えばこっちの世界に来てまだ一日しか経ってないのか…』
自分の中でも濃ゆい一日だと思い目を閉じたらすぐに眠気が来て俺は眠りに落ちた。
トオルが寝付いたころ、アリアの母親は屋敷の廊下を歩いていた。
『ふふふ、今日も日記を書かなくちゃ!これが辞められないのよね!』
その時後ろからジャキンと切る音がした?
『え?』
そうアリアの母親は呟いたら、自分の下半身が倒れていくのを見て意識がなくなった。
『すいません』
謎の女性はそう言って闇に消えて行った。
寝ているサヨは何かを感じ取っていた。
『これは殺気?』
そう感じてサヨは武器である弓を持って、隣の部屋にいるトオルの所に向かった。
『トオル起きてる?』
そう言ってドアをノックしてもトオルは出てこなかった…まさかと思い失礼と思いながらもドアを開けて寝室に入った。
だがそこに無防備な状態で寝ているトオルがいた。
私は呆れながら今の状況を説明しないといけないと思いトオルを起こそうとした。
『トオル起きて!何か外で殺気を感じたの!』
揺さぶりながら起こそうとした時突然トオルがサヨに抱きつきそのままベットに入ってしまった。
『ちょっとトオル!何するの!まだ私達会って一日しか経ってないし、まだお互いの事よく知らないからこんな事ダメだと思うの!』
サヨは言い訳を淡々と言ってるがトオルからの反応が無いことに気づいた。
『なあ、サヨ俺のほっぺスゴイ痛いんだが、何か知らないか?』
俺は寝ている所をサヨに起こされて外に殺気を感じたと言っているので外の確認をしに行っていた。
『知らないわよ!どっかにぶつけたんじゃないの!』
さっきからサヨはご機嫌斜めになっているが、殺気を感じ取り俺の事を心配して見に来てくれたのはシンプルに嬉しかった!
その時外から人の影が見えた…
『なんだアイツら?まさかナイトレイド⁈富裕層だからってここも狙うのか?』
そしたら、下の階から声がしてきた警備の人達が異変に気付いてナイトレイドに応戦しようとしていた!
俺達はどうする?加勢に行くべきか?それとも護衛に回るか?そんな事を悩んでいたら、警備の人達とナイトレイドが睨み合っていた。
『アカメちゃん暗殺対象四人。』
『葬る』
一人の女の子と鎧を纏った者が降りて来て、警備の人とナイトレイドの戦いが始まった!
だが戦いは圧倒的だった。女の子の刀に斬られた警備の人は苦しみ出して死んでいった。刀に毒でも塗り込んでいたのか?
『トオル!アリアだけでも助けに行こう!』
サヨがそう提案して俺も頷きアリアを探す為に走り出した!
作主 『トオルって鈍感?』
トオル 『作主なんのことを言ってるんだ?』
作主 『イヤそれはサヨとの』
サヨ 『作主余計な事を言ったら口を縫い合わすよ?』
作主 『ひぇーーー』