変わらぬ空で、貴方に愛を   作:毒蛇

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「第九話 運命は偶然に、出会いは必然に」

 その人は抗った。

 非力な存在が抱くには、愚かで小さな夢。

 それを得るために努力し、あらゆる力を身につけた。

 

 誰にも奪われないように必死に努力して得た結果。

 努力を続けて、欲しい物を得ようとした誰かは。

 その旅路の先で、■■に、■に否定された。

 

 圧倒的理不尽。

 己の力不足。

 傲慢にも全てを守ろうと思い背中を向け、■■■■に刺された。

 結局、大切だと思った人を失った。

 その人は、■■を許さなかった。だからその人は、■■■■を止めた。

 だが、遅かった。

 

 最後の死の寸前。

 その人は■■に願い、誓いを立て、そして契約を交わした。

 復讐を誓い、■■を願い―――――

 

 

 

 ---

 

 

 

「――――っ」

 

 嫌な夢を見たと、額を流れる汗をぬぐう。

 地面から伝わる振動。

 いつの間にか眠っていたらしい。

 変な夢だと俺は思ったが、ぼんやりと周りを見回す内にその内容は薄れた。

 

 ここは、車内の後部座席に位置している。

 周りには仮面をつけし白い装束の大人たち。

 宗一朗の同僚だという。

 隣を見ると、久しぶりに再会した安芸先生も仮面をつけて座っていた。

 

(あぁ……)

 

 どういう状況だったかを思い出した。

 それと同時に押し寄せる心の圧迫感。

 

 なんとなく、隣に座る人物がつけている仮面のマークを見る。

 7つの葉をイメージさせる樹のマーク。神樹のマークを付けた仮面だ。

 大赦。

 

「………………」

 

 俺はその人たちを見つめた。

 彼らは宗一朗の仲間ではあるが、大赦は決して俺の味方ではない。

 

「――――」

 

 そっとため息をつく。

 俺は負けたのだ、その事実がじんわりと押し寄せる。

 

 ―――――約束は、果たせなかった。

 

 その事実によって、悲哀に、焦燥に、苦痛に心が覆われる。

 わかっている。そう自分に言い聞かせる。

 今の俺にはどうしようもなかった。

 それが事実だ。

 だからこそ……。

 

 目蓋を閉じると思い出す。

 昨日の夜。

 久しぶりの月夜で交わされた父との会話を。

 

 

 

 ---

 

 

 

 

 それは春というにはまだ少し肌寒い頃。4年生も最後のテストが終わり、春休みとなった。

 来季からは5年生。

 春休みで学校もなく、俺は宗一朗と庭にいた。

 度々時間がある時は2人で鍛錬をしていた。

 免許皆伝の身の上ではあるが、練度を上げるためには練習あるのみだ。

 だが、

 

「………………」

 

「………………」

 

 この日は何かがおかしかった。

 別にサプライズパーティーがあるとかじゃない。むしろ、それだったらどれだけ良かっただろう。いつもなら行われる組み手は無かった。俺が一人で鍛錬を行うのを宗一朗は黙って見るだけだった。そして、一通りのメニューが終わった後に話しかけてきた。

 

「亮……」

 

「はい?」

 

 異常に神妙な顔を宗一朗はしていた。

 まさか……、園子にちょっとお触りしていたのがバレたのだろうか。

 いや、その程度の触れ合いならしょっちゅうだから、子供の悪戯として見逃されているはずだ。最近は悪い事はしていない……はずだ。

 

(じゃあ、なんだ―――?)

 

 目の前の男は、口は達者という訳ではない。だが言いたいことは必ず言う男だ。

 これほど躊躇するということは、余程のことだろう。

 

「夜、男だけで話がある」

 

「…………話、ですか」

 

 いきなり宗一朗は俺にそう告げてきた。

 少しだけ俺も困惑した。やけに真剣な様子なので、俺もちょっと緊張する。

 こんなことは、生前男に告白された時以来だ。咄嗟の対応が思いつかない。

 やけに口内が乾くが、必死の意思で言葉を紡ぐ。

 

「今じゃ……駄目なんですか?」

 

「ああ、大事な話だ」

 

 宗一朗の目を見つめる。

 いつもなら読み取れる瞳からは、何も窺い知ることができない。

 宗一朗、お前は一体どうしたんだ……。

 逡巡したが、俺は口を開く。

 

「――分かりました」

 

 もしかしたら、ここで聞き出していれば、何かが変わったかもしれない。

 だが、俺は選んだ。

 宗一朗との会話を。

 男と男の話だと言うのなら、ここは黙ってその時を待つことを決めた。

 

 

 

 ---

 

 

 

 夜。

 庭側の廊下に俺たちはいた。

 せっかくだからと、宗一朗はお酒を持ってきた。

 

「僕、未成年ですよ」

 

「俺が許す」

 

 理不尽だなぁと思いつつ。

 なら仕方ないと思い、猪口に注がれる日本酒を見つめる。

 

「今日は……話をするには、良い天気だな」

 

「―――そうですね」

 

 春風が前髪をなびかせ、そっと撫で付ける。

 月も見えるし、星も見える。良い夜空だ。多少の雲はご愛嬌だ。

 俺が相槌を打つと、グビッと勢いよく宗一朗が日本酒を飲み干す。

 無言で徳利を宗一朗の猪口に傾ける。

 

「それで、どうしたんですか」

 

「実はな……」

 

 こちらを見る男の目は酒を飲んでいるにも関わらず、一切の酔いを感じない暗い目だった。

 この人生で一番、不安に感じる瞬間だった。

 

「大赦から、御役目の一つで、お前の乃木家との接触を禁じられた」

 

「――――」

 

 無言で酒を飲む。

 勢いよく舌の上で転がしていると、舌の先を針で突かれたような痛みを感じた。

 そのピリリとした熱が俺の苛立ちを押し流す。

 あぁ……確かにこれは飲まないとやっていけないだろうな。

 

「――疑わないのか?」

 

「父さんが、その手の冗談を言ったことはないので」

 

 その程度の信頼はこの数年で築かれていると俺は思っている。

 だから、そこへの疑問はない。

 それを踏まえて、俺は聞く。

 なぜ? 

 

 俺の視線に促され、ポツリポツリ話し出す。

 

「俺の働く大赦は、現在乃木家と上里家のツートップだってのは知っているな? 問題は、乃木家次期当主と、現当主に近づくお前の存在が大赦の上層部のある派閥に目を付けられたことだ。その派閥は乃木家にお前が、加賀家が近づくことを快く思っていない。奴らは今はまだ静かだが、このまま行くと最悪、暗殺されかねない状況になりかけているんだ」

 

「なるほど……」

 

 そういう可能性は考慮していた。

 園子は乃木家の娘。相当のお嬢様であることは知っていた。

 そして、俺が彼女と接する事が気にくわない人間もいる可能性も。

 しかし……暗殺か。

 

「唐突に思うかも知れないが、奴らにとって問題視していることがもう一つある」

 

「それは?」

 

「お前の勇者としての適正値が年々上昇している。こんなことは異例だ。このまま適正値が上昇し続ければ、恐らく間違いなく勇者として選ばれるだろう」

 

「……、あの検査ですか」

 

「ああ」

 

 宗一朗の話を黙って聞く。

 仮にこの話が本当なら、勇者という職業? に俺は選ばれそうになっているらしい。

 

「だがな、亮。……勇者で男という例はないんだ。ただの一度も。だから、大赦でもお前を勇者とすべきか否かで意見が別れたんだ。現状は保留だが、お前の身柄が危うい」

 

「――乃木家は?」

 

「現在、乃木家は乃木家で厄介な問題を抱えていて、あまり手を出せないんだ。

 それで―――――」

 

 そして、宗一朗は一息置いて、こちらを向いた。

 瞳が揺れている。

 

「――お前には転校という形で、別の場所に一時避難をしてもらうことにした。その場所は乃木家の管轄であり、大赦と言えど容易な手出しはできない」

 

「……そう、ですか」

 

 猪口を握り締め、一口飲む。

 日本酒は喉を焼き、胃に染み込むと同時に俺に虚脱感を与えた。

 

「念のため、園子ちゃんとも引き離すのは上の方で決定が出た。お前と園子ちゃんの間に何もないと監視の目が無くなるまで、お前にはそっちの家で暮らしてもらう。周りの住人には既に連絡済みで、ある程度の事情は把握してもらった」

 

 ここまでを、宗一朗は一息に言い切った。

 きっと練習していたのだろう。

 口下手ないつもの感じと違って、サクサク話が進んだ。

 

「どれぐらいですか――?」

 

 1年程度だろうかと、そんな俺の甘い考えを宗一朗は容赦なく切り捨てる。

 

「およそ3年程度になる。その間お前には一人暮らしをしてもらう。

 それだけあれば、なんとかする。その期間は乃木家及び、家に戻るのは禁止だ」

 

「…………」

 

 言葉にならなかった。

 宗一朗の顔を窺い見る。

 疲れきった男の顔。きっとこれまでも、なんとかしようと大赦内で動いたのだろう。

 でも駄目だったのだろう。俺にこの情報を伝えるということは状況はよくはないようだ。

 そんな男の顔を見ていると、ふと宗一朗が言葉を紡ぐ。

 

「嫌じゃないのか?」

 

 肉体が震えた。鳥肌が立つ二の腕を無言で押さえた。

 それを宗一朗に気づかれないように、そっと彼から視線をずらして庭を眺める。

 

「――そうですね」

 

 随分と昔、幼い頃庭で見た宗一朗の動きは、今でも覚えている。

 あの宗一朗は、強く感じた。どんなものであってもその技が、意思が、理不尽を破ると。

 

「嫌ですよ、けど……」

 

 だが、実際は違う。現実は甘くはない。

 どれだけ宗一朗が強くても、大赦には逆らえない。

 御役目―――――その一言に途方もない重さを感じる。

 

(参ったな……)

 

 この世界において、神の言うことは絶対だ。神から与えられし仕事は御役目とされ、任命された側はソレを誉とする。きっと死ねと言われても実行する人はいるだろう。

 教育とは、それだけ人に与える比重が大きい。そしてそれらを管理する組織が大赦だ。

 父でも抗えない大きな組織。得体の知れない存在だ。

 その存在に改めてショックを覚えた。

 

「3年程度なら余裕ですよ。園子には会えなくても、彼女なら分かって貰えますよ」

 

 宗一朗は頑張った。

 それが顔に表れている。疲れきった無念そうな顔。

 

(なんて顔をしてやがる)

 

 宗一朗が大赦内でどれだけ頑張ったのか、抵抗を試みたのか、俺には分からない。

 だが、目の前の男の申し訳なさげに佇むその顔に。

 俺は何も言わなかった。

 何も言えなかった。

 

「――すまない」

 

「……いいですよ」

 

 血を吐くような表情をする彼からそっと目を逸らす。

 どうして俺が……と、そう思う。

 その苦しみを、悲しみを、理不尽への怒りを、酒と共に呑み込む。

 線香花火の最後の玉が落ちるように咽喉を下る酒が、それらを溶かし込む。

 あぁ、俺は弱いなと思う。俺には逆らう力なんてない。

 豚のように、家畜としてただ必要な時に消費されるのを待つだけの矮小な存在。

 それが今の俺だ。

 

 月が雲から、再び顔を覗く。

 月の光と星空が、俺たちを照らす。

 

「―――いつ、引っ越すのですか」

 

「準備はすでに整っている。明日の朝にお前を送る。一人暮らしになる」

 

「なんだ、確定事項じゃないですか」

 

 思わず笑ってしまう。

 そんな俺を見て、宗一朗も僅かに口角を上げる。

 だが、口角はすぐに下がり真面目な口調で語る。

 

「俺は―――、お前を一人の男として認めている。俺の自慢の息子として、今まで見守ってきた」

 

「――――」

 

 唐突に、そんなことを言ってきた。

 その言葉は雨がアスファルトに溶け落ちるように、俺の心に染み渡った。

 急にそんなことを言われても困る。

 少しだけ戸惑う俺を無視して、

 

「……月が奇麗だな」

 

 ポツリと宗一朗が呟いた。

 クスリと笑ってしまった。どんな文脈だよと思う。

 宗一朗がなんだよと聞いてくるので、ええ、とても奇麗ですねと返答を返す。

 

 琥珀色の液体に月が見える。それを飲みながら俺は思った。

 なぁ、宗一朗。

 お前はいい男だよ。綾香が惚れたのもよく分かるよ。

 まぁ、お前のために死んでもいい、なんて古い言葉を使う気はないが。

 

「父さん」

 

「ん?」

 

「任せて下さい。俺も――」

 

 だが、任せてくれ。宗一朗。

 お前の意思は受け取った。お前の無念さも理解した。

 その上で。

 

「――俺も頑張りますから」

 

 俺は彼に、勝手に誓いを立てた。

 

 

 

 ---

 

 

 

 目蓋を開ける。

 目的地が近いようだ。

 

「………………」

 

 あれから翌朝に、両親を抱きしめて、別れて。

 そして用意された車に乗って、新居に向かった。

 いろいろ後悔はある。

 あれをやるべきだった。

 これをやりたかった。

 

 そして、

 

「ごめんな、園子」

 

 そして、

 

「必ず、お前との約束は果たすから」

 

 だから、待っていてくれ。

 もしかしたら、お前もこんな俺に愛想を尽かすかもしれないけれど。

 初めて父と認める人からの頼みなんだ。許してくれ。

 宗一朗曰く、園子へのフォローは彼女の両親らがやってくれるらしい。

 それなら安心だ。

 

 俺がすべきことは一つ。

 大赦に抗う力。

 宗一朗を、綾香を苦しめた理不尽の根源。

 組織という力に歯向かうための力を、理不尽に抗うための力をつける。

 できるのだろうか……。

 

(できるさ、俺なら)

 

 根拠なき自信が俺を語る。今までなんとなく、漠然とした努力をしてきたが。

 今日という日から、俺は明確に変われる気がした。

 

 俺は、加賀亮之佑は、明確なる努力の最終目標を見つけたのだ。

 

「ここですか」

 

「はい」

 

 やがて車が止まった。

 神官たちが降りろと促してくる。

 車内から降りると日は大分過ぎていた。久しぶりの太陽光は俺には眩しかった。

 他の神官が去る中、衣装を脱ぎ私服姿になる安芸先生と目の前の家を見上げる。

 

「安芸先生、この家の感想をお願いします」

 

「大きいですね」

 

「ありがとうございます」

 

「――――?」

 

 目の前にあるのは一軒の家。

 ぱっと見、2階建ての普通の民家のようだ。他の家に対してブロックの堀で囲まれている。

 門扉をくぐると、芝生のある庭がある。

 平均よりも大きいくらいの家がそこにあった。

 ここが、新加賀家。

 俺の家となるここは一人暮らしにしては大きいが、配慮の一つなのだろう。

 

 

 

 ---

 

 

 

 こうして俺は一人暮らしをすることになった。

 母さんもこんな日が来た時のために家事の手伝いをさせてたのだろう。

 思う所は色々あるが、少し目が覚めた。

 この判断は、きっと間違っていない。

 こちらで頑張ろう。

 後悔は抱えるが。

 未練はない。

 うん。

 

 そう自分に言い聞かせる。が――

 

(さびしいな)

 

 なんて思った。

 それにしても、

 

(また、一人か)

 

 両親はいない。

 この家には掃除などでお手伝いさんがたまに来るらしいが、基本的に住人は俺1人になるのだ。

 1人で暮らすには、この家はどうも少し大きく感じた。

 そして、

 

(最後に一目、会いたかったな……)

 

 どれだけ言い繕っても、理論立てしても、

 孤独に震え、寂しいと感じるのはどうしようもなかった。

 生前よりも弱くなったなと、己を自嘲した。

 

 

 

 ---

 

 

 

 ひとまず安芸先生と書類関係もろもろの相談をし、菓子折りを用意。

 さて、挨拶周りをするかと外に出たところで。

 

「こんにちはー!」

 

 と元気のよい挨拶が聞こえた。

 門扉に目を向けると女の子がいた。

 

「……こんにちは」

 

 誰だろう。大赦の刺客にしては可愛い。

 ハニートラップか? いいぞ、ウェルカムだ。

 

「もしかして、あなたがここのお家に引っ越してきた人?」

 

 紅というよりはピンクに寄った赤い髪の色。長さはミディアムほど。

 同じく赤くキラキラと輝く、穢れを知らないような純粋で大きな瞳。

 髪には桜を模した白い髪留めがつけられている。

 後頭部を白い紐でまとめ、小さなポニーテールを形作っていた。

 ピンクのパーカー、白いシャツを着て、青い短パンを履いている。

 目の前まで来ると分かるが、同じくらいの背丈だ。

 知らない女の子。

 誰だろうか? 

 

「……そう、ですが」

 

 余裕はある。

 だが、まだ落ち着けていない。

 色々衝撃的なことがあったせいか、いつもよりも少し冷たい声が出てしまうが、

 お構いなくその娘は俺に話しかけてくる。

 

「じゃあ、お向かいさんになるね!」

 

 無邪気に話しかけてくる。

 

「あっ! 私は、結城友奈。よろしくね!」

 

 そう言って、彼女は手を俺に差し出してくる。

 どうやら、握手を彼女は求めているらしい。

 

「……加賀亮之佑です」

 

 手を出し、握手をする。

 何が楽しいのか、山桜の花を咲かせたような笑顔で、にっこりと笑いかけてくる。

 

「――――」

 

 似ていないのに、似ていると感じた。

 我ながら現金な奴だとは思うが、この生活も少しはマシに思えるかもしれない。

 寂しさも少しは紛れるだろう。

 退屈ではなさそうだ。

 また何もかも、ゼロから始めることになったけども頑張ろう。

 あの誓いが俺の中で生き続ける限り。

 俺はまだまだ走り続けられる。

 

 そして、次は大切な人たちを守れる力をつけよう。

 

 ややぎこちなかったが、俺は少しだけ微笑んだ。

 微笑むことができた。

 

「……よろしく」

 

「うん!」

 

 この出会いが何を意味するかは分からない。

 だがきっと、

 別れが突然あるように、この出会いも必然のものなのかもしれない。

 

 春休み。桜が舞い散る中、

 交わした彼女の手のひらは暖かく、

 俺は微笑み、彼女は笑った。

 

 別れの季節が過ぎ行き、

 新たな出会いが幕を開けた。

 

 

 




【第一幕】 幼少期の章-完-


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