ログ・ホライズン “円卓の従者たち” 作:よなみん/こなみん
どうも。失踪してすいません。
よなみん/こなみんです。
久しぶりにゲームやって、小説読んで書きたくなりました。他の小説?ハハッ知らんな(・∀・)
すんません書きますんで許して下さい(><)
それではお読み下さい。
第八話 円卓の誘い
セララの救出から数日たった。
シロエたちは無事に〈アキバの街〉に帰ったあと、〈三日月同盟〉では、パーティが行われた。
一緒に帰ったにゃん太が料理のコツを教え、ヘンリエッタがアカツキを弄り、シロエと直継で楽しそうに話していたパーティとは別に、一緒に助けに行った少年は、別の場所に居た。
「助けてー」
ただし、監禁された状態で・・・だ。
外から〈
(くっそー・・・こんなことなら来なきゃよかった・・・)
「キキッ。玲音はおろかなりー」
「助けろや」
玲音が監禁されている部屋にやって来たのは、モンスターだが、どちらかと言えばマスコットの一種。“黒い小悪魔”マコタンである。
元々は〈アキバの街〉の問題児、〈黒狸族〉モンスターであり、その問題とはイタズラである。
玲音はそんなイタズラ退治の依頼を受け・・・こいつを退治した訳だが。
『お願い!助けてまみー!』
・・・こいつはモンスターはモンスターでも女の子だったことから、玲音は放置できず、そのままお供に付けて多くの場所に旅に出かけた。
ちなみにこいつには移動能力も高いのか。たまに〈アキバの街〉に出没してはイタズラをする困った奴である。
「全く、しばらくこの館を放置するからみー。姫様はないてたまみーよ?」
「悪かったと思ってるよ。だって考えてみろ?〈大災害〉があった後に、PKだぞ?そっから人助けと来たもんだ。状況の整理も出来りゃしねぇ」
「だか連絡は出来たじゃろ」
その時、玲音は凍りつくような声と視線をその身に感じた。
玲音の顔が恐る恐る後ろを振り返ると、そこには黒い着物を羽織った・・・美しい少女、“真祖”イツナリ姫がいた。
身長もたいけ・・・ゲフンゲフン。身長はアカツキ。いや、それ以下かも知れない。
それでも迫力から、長年生きてきたことを示すオーラを感じる。イツナリ姫は、玲音の前まで来ると、冷たい視線を浴びせる。
(くっ・・・今になって震えてきやがった)
そして玲音が死を覚悟した直後、イツナリ姫は玲音に抱きつき、涙を流しながら訴えてきた。
「玲音よ、妾が嫌いになったのか?なったのか!?」
「なんでそうなるのさ・・・」
「だってだってだってぇ!私を見捨てないって言ったのに!連絡ないから!死んだかと・・・私を嫌いになったかと思ってぇ・・・」
(うわぁ・・・これは重症ですわ)
ちなみにここで彼女のことをひとつ。
彼女はステータスを見てわかる通り〈大地人〉そして〈古来種〉の〈吸血鬼〉である。あと食いしん坊。
〈大地人〉・・・〈古来種〉は職業を携える力があるらしい、彼女は〈
「玲音・・・?約束を破ったのだ。覚悟は出来てるのだろうな」
そう言い、彼女は刀を玲音の首へと押し付けてくる。リアルだったらこの時点で血が出るが・・・ゲームなので傷つくエフェクトが出るだけだ。
だがセーフと言う訳では無い。どちらかと言えば乙女心を持つ玲音にとってはとにかくアウトだ。
(ちょちょちょ!どうしてこの人はなんの許可もなしにカタナを突きつけてくるんですかねぇ!)
「イツナリさん?お願いだから離してくれません?」
「断る。約束を守らん愚か者には一度教育をしてやらんといかんからなぁ・・・」
(あのー。いつからヤンデレ攻略ゲーになったのでしょうか?てかこいつはヒロインじゃないから攻略対象でもなんでもないんだが?
やった中で楽しかったのは「ドキドキ文芸部」だよ!畜生!)
とにかく、こんな冗談を言う暇があるなら手を動かす。
玲音は手を繋ぐ鎖を何とかして解こうとするが、イツナリ姫は遠慮なくフラフラと近づいてくる。
「・・・さて、始めよう」
「のーのーのー。始めたら俺死んじゃうから――なんてね!」
そう言っている隙に玲音は鎖を何とか解き、部屋の扉を開け、すぐさま〈
「あっ、ま、待つのだ!」
イツナリ姫は玲音を逃がしたくないのか、決死に走ってくるが、着物が足を引っ張っているのか、そこまでスピードは出ない。
「ヤダっ!ここで止まったら俺が死ぬ気しかない!」
最後の障害である大扉を開け、玲音は〈
イツナリ姫も遅れてやって来たが、玲音は飛び立つ構えを彼女へと見せる。
「・・・玲音」
「大丈夫だわ。俺は死なないし、また・・・ここに来るから。」
「妾を置いて死なない?」
「ああ、約束する」
その言葉を合図に、玲音は〈
目指すは〈
―――
〈アキバの街〉は見違えるように変わっていた。
街には原因は分からないが、ちょっとした活気が戻っていた、それこそなんかおかしいものを食べたような。
(・・・一体何があったんだよ。怖いわ)
「れおー!」
「ん?」
街に入ると、カグラに見つかり、速攻で確保されてしまう。恐らくだがリストを監視されていたのだろう。
「大丈夫だった?なんでも〈ブリガンティア〉と喧嘩したらしいじゃない?」
「なんで知ってるんだよ」
「風の噂よ」
誰かに聞いたんだろとか、心の中で考えながら、玲音は街をぐんぐん進んでいく。
街には相変わらずだが、落ち込んでる奴がいたり、また変なところでやる気を出したりする奴がいたりと、まるでバラバラだった。
「ところでこの街の一部の熱気は何?」
「〈三日月同盟〉が面白いことをやってるって知らない?」
「え?」
「なんでも〈軽食販売クレセントムーン〉ってのをやってて、そこのご飯が美味しいとか」
カグラの報告に・・・玲音はただ、唖然としていた。
―――
「リーゼ。
「・・・いえ、私は・・・」
彼女は一つため息をつくと、頭の帽子を被り直す。
〈D.D.D〉ギルドホールの一室。そこには幹部である高山三佐、さらに書類を片付けるリーゼがいた。
「全く・・・またお散歩ですか」
高山三佐の言葉にリーゼが苦笑いをするのも無理はない。彼女が悩んでいるのは「お散歩」のことである。
たまに〈D.D.D〉では、リーダーであるクラスティが不在する事件が多々ある。その理由は不明だが・・・
「いつもの事ながら・・・こう重要な案件が回ってくる時にいないんですから・・・」
そんなこと言う高山三佐の手には1枚の手紙。差出人には〈三日月同盟〉マリエールの名前と共に、シロエの名が入っていた。
内容こそ読んでいないが、恐らくだが重要なことなのだろうと彼女たちは感じていた。
「はぁ・・・こんな時に先輩がいたら・・・」
その直後。ふたりの居る部屋の扉が勢いよく開く。
そこには2人のよく知る人物が立っていた。
「たーのもー」
―――
重い扉を開け、道場破り・・・ではないが情けない声で「たーのもー」と叫び、玲音は部屋へとつかつか入っていく。
カグラは畏まるような形で、とりあえず一礼してから部屋に足を踏み入れる。
「れ、れお先輩!」
「その呼び方やめて。リーゼさんもお久しぶり」
「お、お久しぶりです・・・」
高山三佐は動揺しながら、リーゼは緊張した形で挨拶を返す。カグラは2人を交互に見た後に軽く礼だけする。
玲音はそんな3人を置いといて、高山三佐から手紙を強奪すると、勝手に中身を見る。
「えっ!?ちょ!」
「・・・なるほどね。〈円卓会議〉・・・か。」
そこに書かれていたのはシロエからの、いや、シロエたちからの誘いに見える。
内容は〈アキバの街〉について、としか書かれていないが、大体察しはつく。
(・・・シロさんもこの世界。この街を変えたいんだな)
玲音は手紙をくしゃくしゃにしてゴミ箱へと捨てると、リーゼと高山三佐を交互に見て、考える。
そもそもクラスティはどこにいるのかと言う疑問もあり、手紙のこと、〈D.D.D〉のこと、そしてあの
「先輩・・・その」
「手紙のこと?大丈夫、クラスティだってわかってるでしょ」
「それでどうするんです?どうせあまりいい内容ではないと思いますが」
「いや?これはむしろ好機だ。これを逃せば後がない」
シロエの企む〈円卓会議〉がなんなのか玲音にはまだ分からないが、〈三日月同盟〉がやっている〈クレセントムーン〉が絡んでいるのなら・・・。
(シロさんはこの街に活気を取り戻そうとしている・・・)
「れお先輩・・・その」
「ん?」
リーゼが玲音の後ろを指さしているので、玲音は何事と考えていたが、3人の表情でだいたい察したようにため息をつくと、玲音は後ろの人物と顔を合わせる。
「玲音。何をしてるんです?」
「お久しぶりだな。
そこには眼鏡を掛けた“狂戦士”〈D.D.D〉の〈ギルドマスター〉クラスティが不敵な笑みを浮かべながら立っていた。
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