『この化学式は~』
広い講堂に響く朗々とした解説は外でミンミンうるさい蝉にも劣らないほど耳朶を叩き、内容の難解さも含めてもたらされる頭痛は留まる所を知らない。
朝から延々と続くこの苦痛にうんざりしつつも溜息一つに納めて再びペンを握る。
セミたちが一生を声高く歌いあげ、太陽が猛々しく大地を焼く過酷なこの季節。垂れ幕に掲げられた言葉を信じるならば”夏を制する者は受験を制す”との事だ。
個人的な鬱屈で聞き洩らせるほど安い講義料では無いし、びっしり埋まっているはずのスケジュールを必死に自分の勉学の為に調整してくれたプロデューサーや、気を使ってくれているユニットの事を思えば、立ち止まる事は許されない。
もはや、呪文か早口言葉にしか聞こえないその言葉を必死に追いかけて私”城ヶ崎 美嘉”はペンを走らせる。
―――――――
盛夏の日差しもなりを潜め、一生を声高く謳う蝉の声が鈴虫の恋唄に変わる夕暮れのなかでぼんやりと慌ただしい人の流れを眺め思う。この中で”アナタはなぜ大学へ?”と唐突に問われて答えられる人間は一体どれくらいいるのだろうか?
『私は…やっぱり文学に魅かれていたからでしょうか?もっと深くソレに携わりたくて…』
『うーん、”本当にやりたい事”っていう物を見つけるためかしら?』
『ん~?高校にあった彫像が面白くて』
近しい知り合いに聞いて回ってみれば、目的を持って、目的を探して、中には意味の分からないモノまで様々だ。
だが、それでも自分よりはマシなのかもしれない。
いけそうな成績で、行っておいた方が役に立ちそうで、ほんのちょっとだけ”ギャルは勉強できない”っていう偏見を見返してやりたくて。そこまで出しただけで理由なんか底を尽きてしまった。もっと言ってしまえば小さな頃から聞かされた”進学”という選択肢はまったく疑問に思わないほど自分に根付いていて、今でも出来るならばそうするべきだと言う考えがずっとそばにある。
それが普通の事だと、ずっと思っていた。だが、世間を賑わすカリスマJKのこのステレオタイプな考えは随分と周りには意外だったようだ。
ラジオでぽろっと洩らしただけで反響は様々。
てっきり周りの同年代のアイドルと一緒に本格的な芸能活動に本腰を入れるものだと思われていたらしいのだが、ファンや視聴者からの意見や感想はともかく、仲間たちやプロデューサーまでが驚いていたというのだからなんともはや居た堪れない。
周りには苦笑と共にそれっぽい言葉で言い繕いはしたものの、こっちの内心だって中々に複雑だ。
今でこそアイドルのトップランカーとして引きたてて貰ってはいるものの、それが永遠に続く訳が無い事は誰にだって分かる。それが途絶えた時に、誰がどんなふうに保証を取ってくれるのかと思えば身の毛がよだつ。プロジェクトのみんなや、プロデューサーが信じられない訳ではないが芸能界は残酷だ。
そんな考えがチラつく自分には、明るく、何の迷いも無く自分の才能を信じて飛び出して行ける仲間が眩しく、ちょっとだけ妬ましい。
そこまで考えて小さく頭を振って、溜息をつく。
疲れているせいかどうにも思考が暗い方向に引っ張られがちだと自覚して、気分転換に周りを見渡し、目についたのは自動販売機に並ぶ特徴的なシルエットの缶コーヒー。
かつて知り合いに一口飲ませてもらって暴力的な甘さに咽かえった記憶を思い出してクスリと笑ってしまう。あの時は甘過ぎて飲めたもんでは無かったが、今ならなんとなくいけそうな気がした。
買ってみたそのコーヒーの相も変わらず尖ったデザインに苦笑しつつも、タブを空ける。
――――コレを毎日飲んでいたあの男ならば、自分の選んだ進路になんと言っただろうか?
「ワンッ」
「…わん?」
小さな感慨は足元から聞こえた謎の鳴き声に上書きされ、思わず目を向けてしまう。
毛むくじゃらな生物がはっはっと忙しなく舌を出して、くりんくりんしているおめめを興味深そうに向けてくる。―――端的に言って、犬がいた。
「うおっ!!?って、あちゃ!!」
「わふぅっ!!」
急に足元に出現した存在にちょっとカリスマらしからぬ声が漏れ出てしまった上に、せっかく買ったコーヒーをその拍子に落としてしまった。突然の闖入者も唐突に奇声を上げた変な女に飛びずさって抗議の声を上げるが、原因はお前だ。
「あーあーあー、もう、アンタどっから来たの?御主人はどうしたのさ?」
「わふ?」
「いや、そんな疑問形で首傾げられても…」
言葉が分かっているのかいないのか間の抜けた対応をしてくるこのワンちゃんにがっくりと肩を落としてしまう。
まあ、首輪は何故か着いていないが、この人懐っこさと毛並みの良さから見るに野良ではないだろう。おおよそ、主人の目を盗んできた脱走兵ってとこか。このまま放置するのもなんとなく罪悪感が沸き、どうしたものかと頭を巡らせていると私の周りをぐるぐる楽しそうに駆け回っていた彼が元気にじゃれついてくる。自由かよ。
毛が長めのミニチュアダックスな彼は大層体温が高く、出来ればこの夏場には御遠慮願いたい。あ、ちょ、顔舐めはNGでお願いします!化粧崩れるし、犬的に大丈夫か分からんし!!
「サ、サブレー!!何処行ったのー!!」
そんなこんなで彼と戯れて(激闘)いると遠くから、何かを探す声が聞こえてくる。
その声に一瞬だけ彼が振り向くが何事も無かったかのようにスル―して、またじゃれてくる。いや、十中八九アンタのご主人さまなんだから反応しろよ…。
「サブレ!!また人様にご迷惑を!!ごめんなさい!!」
駆けつけて来た飼い主はじゃれつく毛玉を抱き上げ、しかりつけた後に私に大きく頭を下げる。何度も謝ってくる彼女に苦笑をしつつ、私は飼い犬から想像していた飼い主像と違っていた事にちょっと驚いた。
てっきり活発だけどちょっと抜けている人だろうと予想していたのだが、そんな想像をひっくり返すかのように女性は落ち着いた茶髪をゆったりとお団子にまとめ上げた大人な雰囲気を身にまとった人だった。暖かくて柔和な雰囲気の中にどこか目を離さなくさせる何かを感じさせるその人に見惚れているうちに彼女の視線が何かに向いている事に気がつく。
「あの、もしかして、そこのコーヒーって貴女のだったりするの…かな?」
気まずげに聞かれたその言葉で合点が行って、笑ってしまう。
「あー、気にしなくても良いですよ。私が勝手にびっくりして落っことしちゃっただけですし」
「だ、駄目だよ!ウチの子が迷惑かけたんだもん!!ほら、サブレもお姉ちゃんに謝りなさい!!」
「わふ?」
「全然聞いてなかった!!?」
飼い主の気苦労どこ吹く風で他所見をしていた彼の間抜けな返答に再び雷が落ちるが、傍から見ている自分でも可愛いと思ってしまうのだから効果の方はお察しだろう。そんな飼い主とペットの心温まるコントに笑いをかみ殺していると、唐突に手を握られちょっと驚く。
「本当にごめんね?もし良かったらお詫びに代わりの甘いもの、御馳走させてくれないかな?」
見上げる様な上目づかいで申し訳なさそうに囁く彼女と、腕の中で同じようにこちらを窺う彼女の犬があまりにそっくりで、私は思わず笑ってしまう。
―――――こういう所がそっくりなのはちょっとズルイ。
――――――――
「へー、美嘉ちゃんは受験生なんだ」
「あはは、まあ」
長い日差しもなりを潜め、涼しげな月明かりと小さなランタンの明かりに揺られるカフェテラスで甘いパンケーキの香りと、柔らかな声が響き、ちょっとした非現実感が自分を包み雰囲気だけで酔ってしまいそうになる。そのせいかお愛想みたいな返答しかできなかったのだが彼女こと”由比ヶ浜 結衣”さんは気分を害した風も無く楽しげに笑って言葉を続ける。
「そっかー。この歳まであっという間だったから忘れかけていたけど5年前は私もそうだったんだっけ」
「結衣さんの時はどんな感じでした?」
懐かしそうに遠くを見つめる彼女になんとなくそう問うと、彼女はちょっと恥ずかしそうに笑ってコーヒーで口を湿らせた。
「私は頭良くなかったからボロボロだったよ。”大学行くー”って言ったときに先生や親に何回も説得されちゃったくらい」
「へぇ、なんか全然そんな感じがしないから意外ですね」
そういって笑う彼女に自然とそんな言葉が零れた。彼女と話しているとなんとなくだが理知的な部分が見え隠れするのだからタダの謙遜の類だとすら思ったのだ。それが表情に出たのか分からないが彼女はちょっと楽しげに言葉を続ける。
「私の当時の数学は12点くらいだったからね」
「……まじ?」
「マジ」
悪戯が成功したような顔で結衣さんは笑うが、それが本当ならば親や教師が正気を疑うのも無理は無い気がする。だが、彼女の出身大学は聞いた限りではそこそこの中堅所だったはず。計算が合わない。
「…裏口?」
「全うに合格したし!!」
彼女の可愛い容姿の下に付いたたわわな果実をマジマジ見つめながら言うと彼女は胸元を隠しながら強めに否定して来た。冗談である。………冗談、である。
私の疑惑の視線に苦笑を浮かべながら彼女は言葉を紡げる。
「当時はもう必死に勉強したよー。友達が付きっきりで教えてくれてるのに全然分からなくて、友達の方が自信喪失しちゃうくらい。身近に無かった言葉や歴史、考え方がどうしても分からなくって、混乱しちゃってさー」
困ったように笑って言う彼女の笑顔にちょっとだけ影があるのは当時は本当に悩んでいたのだろう事を窺わせる。それに、その悩みはきっと多くの受験生が抱える苦しみなのだろう。
「…そこまで苦しんでも大学に行きたいと思った理由って、何でした?」
無意識に口から零れてしまった言葉に思わず口を抑えてしまう。初対面の人間にするには少々踏み込み過ぎた質問だったかと思い、恐る恐る結衣さんの方を窺って見れば彼女は恥ずかしそうに頬を掻いて視線を逸らしていた。
「あ、すみません。初対面なのにちょっと失礼でしたよね…」
「えっ!?いや、全然そんなこと思って無いよ!!ただ、まあ…私の志望理由はちょっと不純な動機だったから、ね」
「不純?」
気まずげに答える彼女に首をかしげると、もっと困ったように笑うのだがどうにも分からない。大学に進学を希望するのに純粋、不純があるモノなのだろうか?例えば、就職を先送りにするため等、前向きな理由じゃなくたってそれもプラスに働く事の方が多いのだからそこまで恥ずかしがる様な事でも無い。
その他にも色々と考えてみるが、どうにも納得できそうな答えを見つける事が出来ずにいた私を見かねたのか結衣さんは小さくため息をついて何かを呟く。
「―――ぃ」
「え?」
「だ、だから、―ッ――ぃ」
「ん?」
何かを囁いているのは分かるのだが、肝心の所が聞こえずに何度も聞き返してしまう。
結衣さんが囁く度に顔を真っ赤にしていくので体調を崩したのだろうかと心配し始めた頃に彼女は”キッ”と顔を上げてはっきりとその理由を口にした。
「だから、”恋”だって!!私、由比ヶ浜 結衣は片思いしてた人と同じ大学いきたいな~っていう浮ついた理由で受験勉強をしていました!!」
店中に響きそうな大声で明言させられた彼女は”うわーん、年下のギャルにいじめられたよー!!さぶれー!!”といって足元で丸まっていた愛犬に泣きついたが、こっちはそれどころではなかった。
こい。来い?濃い?鯉。故意?――――恋。
どれだけ穿った見方をしても最後にはこの変換へと落ち着いてしまった。
まったく予想していなかったその発想に思考が止まってしまうが、時間を掛ければ掛けるほどじんわりと納得が自分の中に染み込んで来た。
そうだった。自分は久しくその感情を忘れていたせいか、世の女子の大半はその感情を糧にどんな困難だって越えていけてしまう生き物だったという事までいつの間にか忘れてしまっていた。
二度も経験した苦さが、努めて思いだそうとさせていなかったあの甘い感情を、この人はしっかりと糧にしたのだ。
その事に、素直に感動を覚えてしまって。
自分のステレオタイプな理由のちっぽけさに、笑ってしまった。
「結衣さんって、カッコいいですね」
「うぅぅぅ、絶対馬鹿にしてるし」
拗ねたようにサブレに顔を埋めながらこちらを睨んでくる彼女が可愛くて、思わずまた笑ってしまう。
こんな可愛らしく強い女性に好かれた男をちょっとだけ妬ましく思い、自分がかつて恋した男を思い出してちょっとだけ想像力を働かせてみる。
気だるげにレポートを書いている彼の隣で課題をこなす自分は厄介な教授や授業の事を愚痴りながら進路の事を話して、冗談めかして彼をからかって怒られている。
飲み会に呼ばれて不機嫌そうな彼を宥めながらちょっとだけ隙を見せてドキドキさせてみたり。
適当な理由をこじつけて二人っきりで出かけてのんびりと二人で歩く姿を。
大学を卒業したアイツとそんな未来を叶える事は出来ないけれど、そんな妄想みたいな想像は確かにやる気をみなぎらせてしまう。
コレは、数学の12点だって確かにひっくり返してしまうには十分な原動力だ。
「ねぇ、結衣さん。せっかくだしどんな風に勉強してたのか教えてくれません?最近、ちょっと伸び悩んでて」
「えー、絶対に美嘉ちゃん成績いi「あー、サブレにじゃれつかれてすっごい困ったな―。明日の予習が出来なかったせいで成績落ちちゃうかもなー」
「急に恩着せがしまくなったし!!」
渋る彼女にごねまくって教えて貰った”化学記号 クラスメート暗記法”や”世界大戦~A・B組仁義なき女子高生編~”を聞かされた私は久々に腹を抱えて大笑いし、姦しくその夜を過ごし、私はちょっと年上の友達を手に入れたのだ。
きっと、みみっちく貧乏性な自分は彼女や仲間の様に生きていく事は出来ないだろう。
でも、今は、それでもいいと思える。
未練たらしい自分は、今すぐには恋なんて出来ないだろうが、こんな風になってみたいと憧れる女性と知り合えたのだから。
まずはそれに近づける様に努力をしてみよう。
そう思えたのだ。
――蛇足――
結衣「あ、もしもしヒッキー?いま大丈夫?」
八幡『…超絶眠くて大丈夫じゃないから切っていいっすか?』
結衣「えへへ、そんな事いってられるのも今のうちだよ―?今日、サブレの散歩中にねー」
八幡『ガン無視かよ…。ていうか、なにお前、いままだ外にいんの?』
結衣「え、うん。いま、帰り途中。それよりも聞いてよー今日なんとヒッキーが好きなアイドルの――
八幡『どっか近くのコンビニで待ってろ、場所はメールで送れ』
結衣「え!いいよ!!サブレもいるし…」
八幡「んなアホ犬役に立たん。あと、こんな時間にあんまウロウロすんな。切るぞ」
無愛想な声を最後に、無機質な機械音を鳴らす携帯を片手にちょっと呆れてしまう。
結衣「変な所でちょろいなぁ、ヒッキーは」
携帯の液晶が指す時刻は深夜ちょっと前。彼が住んでる寮から私の住んでるこの町まで来て私をアパートに送れば丁度終電が出てしまう時間。
電話に出るのも渋るくせに、自分を迎えに来るのは迷わない彼の甘さと脇の緩さについつい笑ってしまう。
こんなんではいつ誰に食べられてしまうか分かったものではない。
現在地を送ってサブレをなでくりまわして、考える。
いい子、悪い子、普通の子。
掛け替えのない二人と私をかつてそう評した人がいた。
でも、昔から何度だって自己申告して来たつもりなのにソレはどうしたって真に受けて貰えない。
私はとってもズルイ悪い子なのだ。
「わふ?」
首をかしげる呑気なサブレが最愛の親友二人に重なって見え、優しく撫でた後にゆっくりと背を伸ばす。
さて、彼が来たら何から話そうか?
―サブレの首輪がまた壊れて買いに行かなければならない事か。
―彼が御贔屓の可愛いアイドルと友達になった事か。
―それとも、懐かしい高校時代の彼考案のへんてこな勉強法についてか。
まあ、焦らなくたって夜は長い。コンビニで彼と自分の分のお酒でも買ってゆっくりと考えるとしよう
「あーんまりノンビリしてると、とっちゃうぞ。ゆきのん?」
ちっちゃな囁きは鈴虫の歌声と柔らかな草の香りに包まれて月明かりの元へと紛れていった。
――――――――――
プロフという名のあらすじ
城ヶ崎 美嘉 性別:女 18歳
言わずと知れたカリスマJK。若年層が主体の人気であったが、常務のプロデュースにより大人路線も開拓したため高校卒業後は幅広い活躍を期待されていた。しかし、ラジオでもぽろっと洩らした進学希望と地に足が着きすぎた理由が話題を呼んだため暫くの間は周りが騒がしかったらしい。(武Pが常務に呼び出しを喰らう程度)しかし、周りの理解と本人の希望により全面サポートのもとに両立を目指して奮闘中。
今作では武内Pとヒッキーと二回もハートブレイク(バレンタインデー当日)を経験しているためそっち方面ではかなりスレテいる(TOKIMEKIなんてありゃしねぇ、、、)。
ファッションや普段の言動からは想像が付き難いが、ロリコンにも理解があり、庶民派の感覚を持ち合わせた傷心正銘の”いい子”なのである。
趣味のカラオケの持ち歌は”天城越え”
重い。
由比ヶ浜 結衣 性別:女 22歳
奉仕部の悪い子担当。
高校の猛勉強の末に大学入学を果たした努力の子でもある。ただ、惜しむらくはヒッキーや、ゆきのんの志望校には届かずに滑り止めに入学を果たした事か。それでも教師・ゆきのんは人目を憚らず号泣した事がその奇跡を物語る。ちなみに、ヒッキーと同じ大学に通ってもほぼバイト浸けだったため甘い生活が遅れたかは疑問。
高校、大学と親友の恋と自分の恋心を抱え続けたせいか、交際経験が無いのに溢れる色気が男を惑わせる。最近の犠牲者は勤め先の保育園に通う”城廻 回(まわる)くん(4歳)”が重度の年上好きコンプレックスを刻みこまれつつある。やだ、魔性のおんな。
長年 煮え切らない環境にいたせいか、ちょっと拗らせている。
拗らせて無いガハマさんはこちらへどうぞ→
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