スマホ片手に生き抜こう(凍結)   作:麻婆被験者01

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眠いです。
四作目です。
宜しくお願いします。
あと、おやすみなさい。


プロローグ、的な何かかな?
生まれ直しのリスタート


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皆様は、現在の現実をどう思うでしょうか?

私はとても不満に思っております。様々な技術が生み出され、出来ることはとても多くなりました。

しかし、出来る事は増えても、現実ではない事---二次元などに対しての渇望などは、決して叶う事はありません。

王になりたい、無双をしたい、美少女達を侍らせたい、誰かを貶したい、自分自身が美少女になりたい、異世界でのんびりと過ごしたい、願いは決して尽きる事はないでしょう。

しかし、それと同時にその願いが叶う事もありません。

それではとても悲しいではないですか。科学万能と謳われていたとしても、根本的な人間の願いというものは叶いません。

そして、私の手元にはあらゆる願いを叶える事が出来る機械があります。それを使って、貴方方の願いを叶えて見せようと思っています。このメールは、厳正に審査した上で、100名に送っております。

なお、異世界に行きたい場合は、同じ世界に送られる事はない事になっております。

では、下の三つの質問に答えて頂けますでしょうか?

1、どの様な世界に行きたいのか

 

2、どの様な力が欲しいのか

 

3、私の事をどう思いますか

 

では、是非とも返答を。

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カーテンで閉じ切られた部屋。時計は夜の11時を指し示す。

そんな部屋の主は、自らのスマホを見ていた。この謎のメールを見て、どういう事なのかと思っていた。そもそも、彼はメールは基本使わない。メッセージアプリなどで充分に間に合うからだ。

返答をしようかどうか、悩んでいた彼だが、その指を動かしてメールの返答を書き始めていた。

メール自体はくだらないと一蹴されても仕方がないものだが、彼は世間一般的に言うところのオタクというものであった。といっても、引きこもったりはせず、普通に学校などに通っている。

怪しい物には手を出さない、心の中で絶対と言ってもいいほどだが、そういう風に彼は自身に決めていた。けれど、もしも、もしも本当だったらというほんの少しの希望に従って、彼はそのメールの返答を書き始めていた。

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1、どの様な世界に行きたいのか

どこでもいい。けど、いきなり死んだりするのは勘弁

2、どの様な力が欲しいのか

自分と相性が良い物を。高望みはしない

3、私の事をどう思いますか

胡散臭い

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取り敢えず、彼は自分自身の本心で書いてみた。冒険はあったら、男故にロマンを感じる。ただ、すぐに死にそうになる様な世界は勘弁願いたい。能力に関してもそうだ。下手にアニメなどの強い能力などを手に入れたとしても、使いきれる気はしないし、能力の本来の持ち主に怒られそうだ。

三つ目は馬鹿正直に書いた。誰がみても、胡散臭いと思う事間違いなしであろう。

彼は自分で書いたメールの返答を改めてみて、苦笑いをした。この歳になって何を書いているのかと。夢を見るのは小学生まで。彼はスマホを充電器にさして、布団にもぐって目をつぶった。

 

 

「おー、意外と返答が来てるねぇ」

どこかの家の一室。男とも女とも言えない中性的な容姿の存在は、自らの手の中にある黒い箱を弄りながら、ニヤニヤと笑っていた。

「いやー、馬鹿正直に書くもんなんだね。この人なんて、『美少女になりたい!』なんて書いているし、かと思いきや『聖剣が欲しい』なんてものもある。で、こっちの人は・・・おっ」

誰かの目に止まったのは、他の人物達と同じように馬鹿正直に書いた少年の返答。それを見て、誰かは今までとは違う雰囲気でニヤリと笑った。

「ふーん。相性が良いのねぇ。ねぇ、黒箱。この子と相性が良い物って何?」

『・・・ゲーム』

誰かは自らの手に持った黒い箱に問いかけた。側から見たら、明らかに不審者だ。そして、そんな問いに黒箱と呼ばれた黒い箱は答えた。誰かからのツッコミが入りそうだが、この部屋には誰かと黒箱しか居ない。

「そっかー、ゲームかぁ。よし。なら、スマホを持たせよう」

誰かはすぐさま、スマホという風に決定した。

「じゃ、黒箱。面倒くさいから、世界は小説を基にして」

「・・・了解」

誰かは、意味不明な言葉を黒箱に告げると、黒箱を放り投げた。重量に従っておちるかと思いきや、黒箱はふわりと宙に浮き、ゆっくりと回り始めた。

回り始めて30分程だった時、黒箱が一瞬、強く光った。そして黒箱は、いきなり床に落ちた。それを拾い上げて自らの足の上に置いた誰かは、宙を見ながら笑う。

「さて、願いは叶えた。好きに生きてね」

 

その日、世界中で46名が行方不明になるという事件が起きたが、10年、20年とたつと、次第に人々の記憶からは忘れ去られた。

 

くらい。彼が、最初に思ったのはそれだ。息苦しく、とてもくらい。流石に耐えきれず、ようやく目を開ける。たったそれだけのことなのに、なぜかとても疲れる。

彼は目を開けた瞬間、固まった。その光景がありえなかったのだ。絶句している彼の前にいた看護師らしき人達のうちの一人が、口を開く。

「現堂さん。元気な男の子ですよ」

新たな自身の親を見ながら、彼は心の中で思った。

どうやら自分は生まれ変わったらしいと。

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