いやぁ、ちょっとリアルが忙しくてですね。
まぁ、何にせよ、今回の話は黒いです。
ちょっと黒いです。
あ、あと、ヒロインは雫に確定しました。
どうしてこうなったと、ツッコミどころ満載ですが、どうか生暖かい目で見守ってください。
では、どうぞ!
・・・いつになれば、本編入れるんだろう。
あと、いつになれば能力出せるんだろう?
虎一さんに言われてから、八重樫流道場に通うようになった。
それからは、毎日がとても充実している。しかし、俺には剣術についての才能は無いようだ。剣を振っていたとしても、平凡から一つ抜け出した程度しかなれない。
それでも、俺は力をつけておかなければならない。自分自身も含めて、護りたいものの一つすらも守れない。
剣を振りながらも、様々なことを学ばせてもらっている。
最初に頼んだ剣術、体術、投擲術に加えて、弓術や暗殺術、隠密術、柔術、サバイバル術などなどetc...。
正直に言って、何度も死にかけた。というか、八重樫流道場は普通の道場という当初の設定はどこに行ったのだろうか?何にせよ、学ばせてもらった中では弓術と銃術が一番適性が高そうだった。
何度か道場に泊まるようなこともあったが、幼稚園ではなく保育園であったのが幸いであった。個人的にも幼稚園なり保育園などで他の子供達と交流ができるかと言われたら、かなり難しい自信があった。というよりも父よ、知り合いだから安心だと簡単に俺を八重樫さん家に預けるなよ・・・。
これらの厳しい鍛錬のおかげで、かなり強くなれた。ただし友人は一人としておらず、少々虚しさを覚えた小学二年のある日、鍛錬をしていた俺は、半分以上忘れていた自身のおかれた状況を思い出す事になった。
「ねぇ、現堂ケイくん、だよね?」
「ん?そう、だけど」
「なんでそんなにがんばれるの?がんばって強くなっても意味ないでしょ?」
「・・・」
原作におけるヒロインの一人、八重樫雫に話しかけられた。一瞬誰かと思ったが、すぐさま誰なのかを思い出した。さらに言うならば、此処は彼女の家なのだから、此処にいるのも当たり前だろう。
俺はどう返答すればと悩む。最低限の人としか関わらずに俺は今日まで鍛えてきた。つまりどういうことか。オタクならば大抵は持ち合わせている障害、コミニュティ障害・・・通称『コミュ障』なってしまったのだ。
・・・俺はどうしてしまったのだろう?何故か変なテンションになってしまった。何にせよ返答をしないと、娘に対してかなり、いや少々愛が重い八重樫家を敵に回すことになる。それだけは何としても避けなければならない。
「・・・護りたいものがある」
「まもりたい、もの?」
「ん」
「そっ、か・・・」
唐突に雫氏が黙ってしまった!背後や頭上、足下などなど様々な場所から殺気が放たれた!ケイは硬直している!
「ケイ君は、強いね」
「・・・」
「私は、そんな風になれないや」
周囲の殺気が一瞬で消え去った。俺は息を吸ったが、今は彼女の今の状態をどうにかしなければならない。正直関わりたくないが、彼女をどうにかしないと、俺の命が危ない。
「俺には何も言えない」
「・・・そうだよね」
「けど」
「?」
「話を聞くことならできる」
「言え、ないよ」
「なら良い。それでいれるのならば、問題はない。今は問題なくても誰かに言わないとやってられない時ぐらい、俺が聞いてやる。返答は期待されたくないけどな」
「・・・」
ふぅ、軽く猫を被って答えさせてもらった。素では話せないが、猫を被って話せば、今みたいに話せる。ほれ、ちゃっちゃと離れてくれ。余談なのだが、此処は剣術場ではない。弓術場なのだ。この家どれだけ広いんだろうか?
「なら、話を聞いてくれる」
「・・・分かった」
え?!あ、危ない危ない。この驚きを表に出すところだった。そんな風に安心していると、ポツポツと話し始めた。剣術について、家庭の事、父や母に祖父達家族の事、そして自分が可愛い物が実は好きだという事。
全てを語り終わった時には、もう夜になっていたが、そんな事よりも隣で泣いている雫をどうするか悩んでいた。
「ひっぐ、わ、私、もう、やだよぉ・・・」
「・・・ぉぅ」
何故、鷲三さんや虎一さんはこんなになるまで気づかなかったんだ・・・。そう思いながら、なんて返すか考える。
「別に、いいんじゃないか?」
「え?」
「可愛い物が好きでも、剣術を磨かなくても、自分の心を押し殺さなくもいいんじゃないか?」
「いい、の?」
「いいかどうかを決めるのは、俺じゃない。お前だ」
「・・・でも、家は道場だし・・・」
「そんな事を気にするな。どうしても気にならんだったら、自分や自分の家を守ってもらえるような、強い奴を見つければいい」
「・・・よく、分かんない」
流石に高校になれば、魔王に会えるよ!なんて言えない。だからこそ、取り敢えずはやな事からは逃げてしまえと言っておく。後は知らん。
「・・・ねぇ」
「なんだ?」
「守ってくれるの?」
「ああ、いつかお前を守ってくれる奴が来るだろ」
「違う」
?ちがうとはどういう事なのだろうか?
「ケイ君が、私を守ってもらえる?」
?!ど、どういう事だ?!雫とは今日会ったばかりだ。故に、何かしらのフラグが立つのはあり得ない。つまり、これは勘違いだ。
「・・・俺みたいな中途半端な奴よりも強い奴が来るさ」
「うんん、私が一番強いだ思うのはケイ君だよ?」
「・・・そんな事はない」
「違うの。そうじゃなくて、ケイ君はなんていうか、心が強いなぁって思ったんだ」
「いやいやいや、俺ほど弱い奴居ないからな?!」
「?口調が変わった?」
「あ」
「・・・それが素なの?」
本心が出てしまった。今まで隠してこれたが、ここまで言われて動揺してしまった。
「何にせよ、俺は強くない」
「・・・けど、私からしたら強いと思う。こうやって話を聞いてくれたり、最初に言ってた護りたいものを守る為って言ってた。私にはそんな風になれない。ケイ君が弱いと思っていたとしても、私からしたら、すごく強いと思う」
「・・・俺はそんなにご大層な人間じゃない」
本当に、俺は彼女がいうほど強くない。護る為に強くなっているって言ったって、それは上部だけだ。こうやって話していて少し動揺するだけで素が出る程に、俺は弱い。
「?ご大層っていう言葉の意味が分からないけど、ケイ君は私からしたら充分強いと思う」
慰めていたはずなのに、逆に慰められている感じがする。何故こうなった。
「あぁもう。この話は終わりだ!」
「駄目」
「うぉう?!」
立とうとしたら雫さんに、捕まりました。そのせいで頭が床に当たってとても痛い。俺も雫も弓道場で倒れている。というよりも雫さんや、早く離れて貰えません?位置的に危ないんですが。
「ケイ君」
「はい」
「私からしたら、ケイ君が本心を出してくれて嬉しいんだ。私だけじゃないんだって分かった」
あ、あれ?さっきからずっと思い始めていたけど、なんだか雫さんが大人っぽいんですが。
「こうやって本心を出して話が出来たの、ケイ君だけなんだよ?だからケイ君が私からしたら・・・えっと、王子様、みたいなんだよ?」
「ゴフッ」
上目遣いからの赤面。ロリコンではないが、かなりやばい。
「俺は王子様なんて柄じゃない」
「なら、なんならいいの?」
「・・・そこら辺の物語に名前だけ出てくる普通の人間とか?」
「そっか、なら私もそうだね!」
「いやいや、それはない。雫はヒロインだ」
「えっ///?!」
あ、やばい。なんか地雷踏んだかも。
「え、えっと、そそ、そんな事ないよ?!」
「俺なんか、それを側から見ているだけの人間だ。俺とは絶対に相容れない。話は出来ても、関わりが話をする程度だ」
「・・・なんで?」
なんだと言われたが、事実そうだ。俺は側からこの物語を見て、それに干渉する部外者。雫の様なヒロインとは合わないし、合ってはいけない。
原作に関わるかどうかも怪しいのに、さも関わるのが当たり前かの様に鍛えているのが俺だ。
「なら、いい」
「そうか」
やっと雫も諦めてくれたか。
「物語のヒロインじゃなくてもいい。ケイ君のヒロインに、なれればいい」
「は?」
「それでいい」
「・・・いやいやいや、だから、俺は一般人Aで雫さんはヒロイン!」
「なら、そんなヒロインの立場いらない」
え、えっと、やばくなってきました。ここからどうしよう。正直なところ、離れるには俺には何も言えない。自然に離れてくれる様にするしかない。
「・・・はぁ、なら友達だ」
「え?」
「だーかーら、友達になるぞって言ってんの」
「え、あ、うん」
「ならないんだったら別にいいぞ」
「え?!いや、なる!」
取り敢えずは、友達って事にしておいて、徐々に離れて行けばいいだろう。俺はそう思って、これで終わりにした。現実逃避に近いが、今はこれが最善だろう。
「ふふふ、ケイ君と友達・・・」
「・・・あの、帰ってもいいですか?」
「駄目」
俺はその日、八重樫家に泊まる事になった。当時の俺は何も知らなった。こんな事になるなんて
「ケーイ、どこに行くの?」
「え、あ、ああ。ちょっとトイレに、な」
「ふーん、なら途中までついて行くわ。道中の職員室に用事があるの」
「・・・」
高校の廊下にて、俺はトイレに歩いていた。後ろには、いつもニコニコ這い寄る高校の二大女神、『八重樫雫』。本来なら、俺にはきっと嫉妬と怨嗟のこもった視線を向けられるはずだっだろうが、そんな事はない。逆に慰める様な視線を向けられている。
学校が終わり、帰宅しようと校門に向かう。雫はクラス委員長なので、少し遅れるそうだ。なお、俺は副委員長だ。俺の分の仕事は全部雫に取られてしまった。取り敢えず、校門で雫を待つ。
すると、他校の女子だろうか?俺に近づいてくる子がいた。
「あ、あの!現堂ケイさん、ですか?」
「ん?ああ、そうだが?」
「そ、その、この手紙、読んでください!」
俺にそう言うと、女の子はすぐに走って行ってしまった。周囲からは嫉妬と怨嗟、更に恐怖心がこもった視線が俺に向けられてきた。
「ケイ、今の子は?」
「し、雫?い、いや、俺に手紙を渡してくれただけだぞ?」
気づけば俺の後ろに雫が立っていた。
「ケイ?ちょっとこっちきて」
「・・・はい」
首元を掴まれて何処かに連れて行かれる。周囲からは慰めの視線が俺に送られてくる。
「・・・ふふっ、私のものなのよ?なのに他の子が、私のケイに近づいていいわけないじゃない。あの子、どうしようかしら。いつもと同じでいいかしら?何にせよ、今はケイにお仕置きしなきゃ。ケイは優しすぎるのよ。その優しさは私や、子供達だけに向ければいいの。子供達でも本来ならいけないのに、ケイに頼まれて許してあげたのよ?なのに、あんな雌豚が許されるわけないじゃない・・・」
何かしらブツブツと呟いている内容が、とても怖いです。
本当に、どうしてこうなってしまったのだろうか?俺はこの後どうやって被害を減らそうか、悩みながらも雫に何をされるのか恐怖で体が震えているのを抑えようとしている。
本当、どうしてこうなったのだろうか・・・。
タグにヤンデレ追加します。
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・・・それらがきてくれれば、やる気が出て投稿スピードが速くなります。本当です。