ヤンデレアイドルから逃げるお話   作:S人

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前回で過去の話を終わりにして次回から本編入りますって書いてたけど大嘘でした。すみません許してください!何でもしますから!

ぶっちゃけ次回も過去の話にするか本編入らせるか微妙です。


過去の話4

うちの中学校の近くでは毎年12月でなんか謎の祭りがやっていて、そこではたくさんの出店やイベントが行われている。ステージでは有志団体として一般人の間で結成されたバンドなどが出場し、毎年大いに盛り上がりを見せている。

 

「まずこ↑こ↓さぁ、祭り、あんだけど、バンドやってかない?」

 

「あぁ^〜いいっすねぇ^〜」

 

友達からもう卒業が近いということでギリギリだけど思い出作ろうということで、バンドで祭りに出場することになった。あいにく歌が上手い者がいないため、プログレインストバンドとして結成した。ちなみに俺のパートはギター。3曲もの作曲を押し付けられました。もう許せるぞオイ!

 

なんとか演奏するにはキツめだが3曲出来上がった。

 

当日、俺含め各メンバーは緊張することもなく、

 

シンセ「あくしろよ」

 

ドラム「あー早く叩きたいなぁ」

 

ベース「エロい!」

 

ギター(俺)「あ、もうで、出ますよ」

 

俺たちの時間がやってきた。

 

「よっしゃーお前ら、バンド絶対成功させるぞ、イクゾ!」

 

「「「「「平和が一番!ラブ&ピース‼︎!‼︎」」」」」

 

ステージに上がった。プログレバンドと聞いて、観客はあまり?みたいな反応だったが、ベースが「まぁみとけよみとけよ」と叫び、大爆笑された。

 

1曲目「Rounded up」の演奏を始めた。

 

序盤からギターの演奏がかなりえげつないが、なんなんとこなせた。中盤になってつれて、だんだんきつくなってきたがまだ許容範囲。大サビで観客が盛り上がって、演奏を終えると、観客からは大きな拍手が響いた。

 

「ありがとナス。実はまだ2曲あるから、楽しんでいってくれよな」

 

2曲目「MaX-treme Grade」

3曲目「不死鳥」

 

と、1曲目と変わらず、我ながらのヤバイテクで、観客を魅了させ、俺らのバンドは見事に成功した。

 

だが、俺は気づかなかった。観客の中にいた、あの存在を。

 

発表を終えたメンバーは「だるいから打ち上げ明日な」と足早に帰ってしまった。俺の早く帰ろうと立ち上がると、突然視界が暗くなった。目を塞がれたのだ。

 

「だ〜れだ?」

 

聞き覚えのある声が聞こえて、無意識にも心を震撼させてしまった。答えるまで離してくれなさそうなので、答える。

 

「丸山だろ?」

 

「せーかい!」

 

視界が元に戻った。後ろを振り返ると、着物姿の丸山がいた。しばらく会わないうちにだいぶ雰囲気が変わった。身長は相変わらず俺より低いが。

 

「なんでお前がこんなとこに?」

 

「なんでってそりゃお祭だから行くよ。それに、さーくんがバンド組んでギター弾くっていうから、ダッシュで来たんだからね?」

 

なんでそんなこと知ってるんだ。言ってないぞお前に。

 

「ギターすごく上手かったんだね。びっくりしちゃった。それでよかったら今から出店まわろ?久しぶりにさーくんと遊びたいな」

 

あれ?少しマシになってる?これだったら別に乗ってもいいのでは?と考えて、

 

「お、そうだな」

 

誘いに乗った。

 

それから丸山といろいろな出店に回った。一緒に射的をやったり、来年の運勢のおみくじ(めっさ早いきがするんだけど)を引いたり、意外と普通のデートみたいな感じだった。それにしてもまともになったみたいでなによりだ。やがて祭りは終了ということで、ぞろぞろと人が帰っていく。俺たちもその流れに乗る形で帰ることにした。

 

「今日はとっても楽しかったなぁ。さーくんもそう思うでしょ?」

 

「おー今日はすげー疲れたゾ」

 

「もう、つれないなー」

 

と頬を膨らます丸山。あれ待って、丸山ってこんな可愛かったっけ?

 

電車に乗り、バスに乗り、無事家に着いた。

 

「ねぇ、久しぶりにさーくんの家に行きたいんだけど、いいかな?」

 

「んー、まぁ親は3日ぐらい帰ってこないしいいかな」

 

「ほんとに!?やったぁ!」

 

体を跳ねさせて喜ぶ丸山がいた。ヤベェまじで可愛い。どうしちまったんだ。

 

ちなみに両親は7泊の九州一周旅行に出かけており、あと3日は帰ってこない。まさに一人暮らし気分だった。なので何時に家に客を招こうと俺の自由なのだ。

 

「わー、さーくんのお部屋久しぶりだな〜」

 

「まぁ3年くらい会わなかったからな」

 

「もう何で会ってくれなかったの?私とっても寂しかったんだから」

 

原因はお前なんだけどな。でも今の丸山見てると、こんなに避けてた自分に罪悪感が湧くようになった。

 

「なんか、飲みもんとってくるわ」

 

「私が取りに行くよ」

 

「お、ありがと。冷蔵庫にアイスティーしかないけど、いいかな?」

 

「うん!私アイスティー大好き!」

 

と、丸山は台所へ向かった。

 

こんなに短期間で変わるものなのだろうか。あんなに俺を溺愛してたというのに。

 

「おまたせ」

 

「お、ありがとナス」

 

喉が渇いてたので一気に飲み干す。

 

その後は丸山が自分の事をたくさん話してくれた。特に、アイドル事務所にてアイドル研究生をやっている事が一番驚いた。そして事務所内で結成されたアイドルバンド、「Pastel Palettes」が結成された事。将来の夢がアイドルだったので、夢への一歩を踏み出せたみたいで、かなり順風満帆な道を歩んでるみたいだ。

 

あ、あれ、なんか急に、ねm

 

 

 

ファ!?気づいた時にはもう遅かった。手にはしっかり鍵のかかった手錠、同じく足にも足枷がかかっていた。

 

「あ、やっと起きた。薬が強すぎたかなぁ?」

 

またかよ。

 

「もう私たちこんなに大きくなったし、もうシテもいいよね?」

 

「何を?」

 

「せっk「えー、えー、えええええええええれええ」(某川崎感)

 

「まずはキスからだよね」

 

両手で顔を抑えられ、自分の唇と丸山の唇が融合した。両手で顔を抑える力も強くなって行き、切なそうにキスをしている。舌も入ってきた。

 

「ぷはぁ。やっぱりキスをするって幸せだね!」

 

「おいゴルァ!アイドルだろオメェ!?」

 

「え?うちの事務所は恋愛オーケーなんだよ?ファンのみんなだってそれ知ってるし」

 

「てゆーじゃん!そういうの絶対俺に殺しにかかるから」

 

「じゃあこれ見てよ」

 

丸山が見せてきたのは丸山自身のSNSだった。そこには「今日こそ好きな人にアタックしてくる!!」という投稿があり、返信欄では「がんばれ!!」「応援してるよ!」「イキスギィ!!」「君はお肉好き?」などと言った応援メッセージが溢れていた。

 

「ね?いいでしょ?」

 

「よくねぇわボケ!!」

 

「へぇ、そんなこと言っていいんだ」

 

突然目のハイライトをなくした丸山の姿があった。何年振りだろう。

 

「そういえば長い間ずっと会ってなかったから、さっきからいろんなメスの匂いがプンプンするんだよね。消臭しなくちゃ」

 

や、やだやだ!

 

「キスマークつけるね」

 

首元、胸、腹などにたくさんキスマークが付けられた。やばい、明日からいじめられる。

 

「これぐらいでいいかな?」

 

こうなったらあの方法で行くか。

 

「待ってくれ丸山、俺は今猛烈にう●こがしたい」

 

「へ?」

 

「ヤバイしかもお●っこまで。さっきアイスティーがぶ飲みしたせいからかなーやっぱり」

 

「わわわわ、待って!急いで外すから!!」

 

丸山は急いで手錠、足枷を外してくれた。

 

はい、逃げましょう。

 

俺が向かったのはトイレではなく、どっかの住宅街。

 

「もしもし?今夜ちょっとだけ泊めさせてくれる?」

 

『いいよ!こいよ!』

 

やはりどうしても丸く収まらないみたいだ。




R-15ってなんだっけ(すっとぼけ)

モデルとなった曲

1曲目→https://youtu.be/s6Aw1-9PxPU

2曲目→https://youtu.be/M3PYpkbcsic

3曲目→https://youtu.be/5lQPMqrZFok

次回も見てくれよな!!
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