今回ちょっと遊びました。
『大洗学園の勝利!!一同、礼!!』
『ありがとうございました!!』
戦車道大会2回戦、大洗学園とアンツィオ高校の試合が行われ、大洗学園が見事勝利した。
挨拶後、アンツィオ高校の隊長のアンチョビが大洗の元に来ている。
「今日はありがとな〜」
「こちらこそ、十字路にデコイを置く作戦はびっくりしました。お兄ちゃんが気付いてくれましたけど」
「くっ、さすがりく」
「いやいやいや、数を間違えてなければわかりませんでしたよ!?」
今回の試合でりくがデコイに気が付いた理由……それは数を間違えていたから。十字路にいたという報告を受けた時、機動力のあるアンツィオ高校ならありえると一瞬思った。しかし数が違うことから偽物だと気付くことができたのだ。
「あっちゃ〜やっぱり1つのミスから負けに繋がったのか〜」
「そういうことです」
「これは今後の課題だな…それにしてもりく…」
「?」
「最後の38tの砲撃はお前だろ?」
「そう……ですね、よく当たったなって自分でも思いますよ〜」
「これが悪魔の腕か」
最後の履帯を狙った一撃、あれはりく自身驚いている。さすがのりくも何度もできるとは思っていないが……
「まぁ試合のことはこれくらいにしておいて、みんなー!準備はいいかー?」
『おぉー!』
「「??」」
「あの……安斎さん?何が……」
「ん?決まってるだろ?お互いの健闘を称えて宴会だー!」
「「これがアンツィオ高校の戦車道」」
アンツィオ高校の生徒が次々と何かを運んでいるのを見て疑問に思ったりくとみほの2人、どうやら宴会をするらしい。
するとあっという間に宴会の準備が完了した。
「「は、早い」」
「さぁみんなー!楽しむ準備はいいなー!」
『おぉー!』
「それじゃあみんな、せーの!」
『いただきます!』
あっという間に準備が完了し、両校交えての宴会が始まった。敵味方関係なく楽しんでいるが、その中で人一倍食べている人がいた。
「いい食べっぷりですね〜」
「こんなに美味しいんですから、食べないともったいないです」
「華……あいつ男の俺や翔太より食ってんじゃね?」
「すごい食べるな〜そういえばりく、隣にいる男子も戦車道メンバーか?」
「そうですよ?まぁサポートメインですけど」
「佐藤翔太です。今日の試合もバッチリ撮らせてもらいましたよ」
「そうかそうか、私たちので参考になるなら参考にしてくれ」
「りく、今回のアヒルチームすごかったけど見るか?」
「後でな〜」
「私も見たいぞ」
「えっと……アンチョビさん見たいみたいだしいいか?」
「そうだな」
宴会中のため後で見ようと思ったりくだったが、アンチョビが見たがっているため、今一緒に見ることとなった。その映像には1度も外すことなく砲撃を当てているのが映っていた。
「すげぇ…」
「りくが教えたのか?」
「いや?考えさせた。とは言っても弱点を的確に連続で当てるのは凄すぎるぞ、経験あるなら別だけどうちの経験者はみほと俺の2人だけだしな」
「なるほど」
その後も翔太が撮ってくれていた映像を見ながら2人で盛り上がっていた。せっかくの宴会なのだから……
別のところでは
「たかちゃんも装填手だったんだ」
「うん」
「でもやっぱり装填の速さで決まったね」
「そうだね」
カエサルとカルパッチョ、2人は友達同士、カルパッチョはカエサルが三突に乗っていることに気が付いたが、カエサルは気が付いていなかった。
この2人の勝負は互角と言っても良いものだった。何度も撃ち合っては外しと、最後は相討ちとなった……
「ふふっ」
「ひなちゃんどうしたの?」
「お友達が心配してるわよ?」
「「「わわわっ!?」」」
「みんな!?」
2人が話しているところの近くで、他のカバさんチームの3人が物陰から見ていた……が、押しすぎていたのか前に倒れてしまった。
「いたた、話し中すまない。各車長に召集がかかったが代わりに行こうか?」
「今行くよー!」
「またやろうねたかちゃん!」
「たかちゃんじゃないよ。……私はカエサルだ!」
「ふふっ、それじゃあ私は……カルパッチョよ!」
カエサルとカルパッチョは2人での話を終えて、それぞれの高校の方へと戻っていった。
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「イェーイ!大洗の諸君も楽しんでいるかー!」
『イェーイ!』
「アンツィオ高校の諸君ももちろん楽しんでるなー!」
『イェーイ!』
宴会を楽しんでいるところに突然アンチョビが高いところから呼びかけてた。何か始まるのか?
「それじゃあせっかくだ男子もいることだ!これより大食い大会を開催だー!」
『おぉー!』
「参加者は大洗学園から西住りくと佐藤翔太!」
「「っ!?」」
「アンツィオ高校からはペパロニとドゥーチェである私アンチョビだー!」
「姉さんいきなりすぎっすよ!やりますけど!」
『(やるんかい!?)』
何故か突如大食い大会が開催されることとなった。ルールは個人戦、各高校から2人は強制参加らしい。しかも事前に相談なしに……
「他に参加したい人はいるかー!」
「私も参加させていただきます!」
「華来たか!!」
「アンツィオからは私も参戦します」
「カルパッチョか!?」
「あの神の装填手と勝負できるなんて」
「いや……これ装填関係ないぞ」
「ん?りく、神の装填手ってなんだ?」
「あぁ〜なんか装填手の間ではそう呼ばれているみたいだ」
「悪魔と神両方言われてるのか〜」
他に参加者を集ったところ、大洗からは予想通り華が参戦、アンツィオ高校からはカルパッチョが参戦することとなった。どうやら神の装填手と勝負したいみたいだが……装填はまったく関係ない。
ちなみに、アンチョビはりくのことは悪魔の砲撃のことしか知らず、神の装填手と言われていることは知らなかった。まぁりく自身、グロリアーナのオレンジペコに言われるまで知らなかったが……
「他にはいないな。ルールは簡単!宴会のために用意したパスタがまだ残っている!それを誰が1番多く食べられるかだ!開始の合図は大洗学園隊長の西住みほにやってもらう!」
「ええー!?」
「安斎さん……とうとうみほまで巻き込みやがった」
「え、えっと……それじゃあ6名は準備してください」
いきなり言われたみほだったが……なんだかんだ役目を果たそうとしている。
「準備はいいですね、それでは……
パンツァー・フォー!」
『(それ戦車前進でしょ!?)』
みほの合図で大食い大会がスタートした。開始の合図を聞いてみんながそれ違うでしょ!?と思ったがあえて誰も何も言わない。
「うまっ!?」
「りくの言う通り美味すぎ!?」
「お2人の言う通りです。いくらでも食べられる気がします」
3人のペースは早い。りくと翔太は男子、華はよく食べるからおかしくはな……いや、華の食欲は少しおかしいと言えるか。
「やるなー!ペパロニ!カルパッチョ!私たちも頑張るぞ!」
「「はい!!」」
アンツィオ高校の3人も頑張って追いつこうとするが、さすがに男子2人と華のペースについて行くのは難しい。どんどん差が開いてきている。
アンツィオ高校の3人+大洗学園の翔太のペースが落ちていっているに対し、りくと華のペースがどんどん上がっている。
「お兄ちゃんってそんなに食べられたんだ」
「美味すぎてどんどん食いたくなるんだよ。だよな華?」
「そうですね。もっと食べたくなっています」
2人のペースはどんどんペースが上がっていく。そして最初にカルパッチョ、それからペパロニ→翔太→アンチョビの順番で脱落していった。そしてアンツィオ高校で用意されたパスタが全てなくなった。
「そこまで!アンツィオ高校で用意されていたパスタが無くなりました。勝ったのは大洗学園の華さんです」
「負けたか〜」
「ご馳走さまでした。美味しかったです」
「くっ、やるな大洗諸君!今度やる時は試合もこっちも負けない!じゃなかった、勝つ!」
「俺たちも負けねえ!だろ?みほ」
「うん!私たちも負けません!」
「それじゃあ準決勝、それに勝って決勝まで行って優勝してくれ!」
「「はい!」」
試合後の宴会も終わり、アンツィオ高校と別れて大洗も自分たちの学校へと戻っていった。楽しかった時間はあっという間に終わり、次の日から準決勝の対策を始めることとなる。
他の試合も順当に進み、大洗の準決勝の相手はプラウダ高校となった。
今回で平成最後の投稿です。
令和になってからもよろしくお願いします。