途中オリジナル要素も加えてあります。オリキャラいるしいいよね?ダメと言われても困りますが……
「決勝戦……今の戦力で勝てそうか?」
「勝てるかどうかじゃない…勝つしか道はない、そうでしょ桃さん」
「それはわかっているが」
生徒会の3人、それとみほやりくが生徒会室に集まって決勝戦のことについて話している。ここまでなんとか勝ち上がってきた大洗。残すは決勝の黒森峰戦だけだ。
「まぁできたら戦力を増強はしたいけど……」
「それができればとっくにやってるんだよね〜」
「ですよね…」
戦力を強化したいという気持ちはりくも同じ。だけど会長の言う通りできていたら既にやっている。だから今の戦力でなんとかするしかない。
「戦力のことは仕方ない。決勝は何両で来るんだ?」
「決勝戦は20両までとされています。ですので20両で来ると考えた方がいいでしょう。だから内訳はティーガー、パンター、ヤークトティーガー、エレファント……これらは出てくると思います」
「あとは偵察用にIII号がいてもおかしくない……それに黒森峰は俺たちと当たるよりプラウダと当たることを想定していた可能性が高い」
「となると他の重戦車……マウス」
「いてもおかしくないな」
「いや〜それは厄介だね〜」
黒森峰から転校してきたみほとりくの2人は、どのような内訳で来るか予想はできている。もっとも、黒森峰のまほもそれくらいは想定しているだろうが……
「とりあえず義援金も出してくれてるしそれで改造キットとか買ってできる限り戦力強化しよう」
「あとは何か情報を聞いてもらって、決勝に間に合うのがあればそれも採用ってところですね」
「そうだね〜それじゃあ早速動こっか」
「「「「はい!」」」」
5人での話し合いを終わりにして、戦力強化、そして戦車整備のために動き出すこととなった。
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「それじゃあ今日は戦車の整備にあたってくれ!」
『はい!』
今日は練習はなしとして、戦車の整備をすることとなった。それと同時に戦力アップをできる限りすることになっている。
「とりあえずこのヘッツァー改造型キットを38tにつけよっか」
「かなり強引になりますよ」
「じゃあ言い出した杏さんはしっかり見ておいてくださいね」
「はいよ〜探せる範囲で捜索よろしく〜」
「了解です。翔太〜」
「はいよ〜って俺もか!?まぁいいけど」
改造型キットの取り付けは生徒会に任せて、りくとついでに翔太は戦車の捜索に向かった。かなりダメ元でだが……
りくたちが出て行った少し後に
「あの西住さん」
「猫田さん?」
みほのクラスメートの猫田が倉庫にやってきた。
「今からでも戦車道取れないかな……?」
「気持ちは嬉しいけど今他に戦車がなくて……」
「あの戦車は使えないの?」
「あの戦車?」
「うん、駐車場にあるんだけど」
「うそっ!?」
どうやら駐車場に戦車があるみたいだ。何故そんなところにあるのかわからないが……
「会長、実は……」
「ごめんちょっと待ってね〜それで駐車場にあるんだね?」
『そうです。こんなところにあるとは思いませんでしたけどね』
「そりゃあね〜それじゃあ自動車部に回収してもらうからそれまでそこいて〜」
『了解です』
「ごめんね西住ちゃん、それで何かあったの?」
「いえ、駐車場に戦車あるみたいですけどお兄ちゃんが見つけたみたいですね。あとクラスメートの猫田さんが戦車道取りたいみたいです」
「そいうこと〜戦車があるなら大歓迎だよ」
「ふふ、そういうと思いました」
みほが会長に戦車があることを伝えようとしたらりくと電話をしていて、駐車場に戦車があると言うことを伝えていた。これで猫田が乗る戦車は見つかった。猫田によると、どうやらもう既に仲間を呼んであるらしい。
「戻ったぞ〜」
「りくりくおつかれ〜改造キットの取り付けは終わって整備中だよ〜」
「了解です」
「あれ?なんで麻子が一緒なの?」
見つかった戦車は三式中戦車。回収のために来てくれた自動車部と一緒に、りくと翔太が戦車倉庫に帰ってきた。だが一緒にいなかった麻子が何故か一緒にいたことに沙織が疑問を持った。当然のことだが。
「途中で見かけたから拾った」
「拾われた」
「そもそもなんでこんなに遅かったの?」
「おばあのところに行ってた」
「退院したのか?」
「うん」
「よかったな」
「っ、うん//」
「ああ!?麻子ズルイ!?」
どうやら戻る最中に麻子を見つけたため、戻るついでに拾ったらしい。麻子のおばあちゃんが退院したため、麻子はそっちに行っていた。もらったおはぎを手に持って。
りくが麻子の頭を撫でながら言うと、珍しく麻子が赤くなり、沙織がズルイと言った。羨ましいのだろうか?
「そういうなら沙織も撫でてもらうといい…」
「えっ……ズルイってそのこと?」
「ふぇ!?そ、そんなことないよ!?//ほら麻子、整備手伝って」
「引っ張るな」
「…………行っちゃった。まぁいいや、翔太、三式の方手伝ってくれ」
「掃除くらいしかできないぞ?」
「わかってる、それをやってくれってことだ」
「はいよ〜」
「杏さんみたいだぞお前……」
「それはちょっと嫌だな」
「どういう意味かな〜」
「さぁやりますか!」
「「逃げた」」
麻子は沙織が引っ張り、翔太は会長から逃げるように三式の方へ向かった。りくは38tの方を手伝わず、三式の整備を手伝うことにした。翔太に外を掃除をしてもらっている間に、中の方を整備していると自動車部も手伝いにきてくれて、一気に作業スピードが上がった。
ちなみに、この自動車部も決勝では参加することとなっていて、ポルシェティーガーに乗ることになっている。そちらの整備も終わって手伝いに来てくれている。本当に頼もしい。
無事に三式は動かせるようになり、決勝戦では三式中戦車とポルシェティーガーが加わることとなった。残りわずかな期間だが練習をしていき、基本的な動きはできるようになった。
そして決勝戦前日
「よし!練習はここまで!あとは明日の決勝戦に備えてゆっくり休んでくれ!」
『はい!』
決勝戦前日の練習も終わった。あとはもう明日の決勝戦を迎えるだけ、やれることは全部やった。
「それじゃあ西住ちゃん、隊長として何かよろしく〜」
「えぇ!?」
「ほんと急に言い出すこと多いな…」
練習が終わって集合をしていると、会長が突然みほに隊長として何か言うように促した。りくの言う通り本当に急だ。
「明日当たる黒森峰学院は……私とお兄ちゃんがいた学校です。でも、今の私たちの母校はこの大洗学園です。決勝戦、私も頑張りますのでみなさんの力を貸してください。決勝戦も頑張りましょう!」
『はい!』
会長からの無茶振りにもちゃんと答え、今日は解散となった。
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「みぽりん、りく、今日みんなでご飯食べたいんだけど家行ってもいいかな?」
「大丈夫だよ、いいよね?」
「もちろん、何作るつもりだ?」
「やっぱりカツかな〜」
「じゃあみほ、先5人で行っててくれ」
「お兄ちゃんは?」
「今家にカツ作れる食材あると思うか?」
「なるほど、わかった」
りくはみんなと別れて買い物に、みほたち5人は先に家に行ってもらう……はずだったのだが
「り〜く!」
「うわっ!?沙織!?どうしたんだ!?」
沙織だけがりくの方に走ってきて、いきなり腕に抱きついた。
「私も一緒に行くよ。作るの私もりくでしょ?」
「まぁそうなるけど…」
「それに荷物持つの大変かもだから……ね?」
「それじゃあお願いするけど……なんで腕に抱きついてるんだ?」
「やってみたかった!」
「なんだその理由!?(でも柔らかくて気持ちいいな……口にはしないけど)」
沙織はりくと一緒に買い物に行くためについてきたのだ。腕に抱きつく必要はないとは思うが、りくは男ならではのことを考えているようだ。沙織は気付いていないが……
買い出しを終えて家に着くと、2人ですぐに料理に取り掛かった。もちろん他のメンバーも少しは手伝っているが、基本的には沙織とりくの2人で作っていた。
「できたぞ〜みほ、机借りるぞ」
「わかった。うわ〜美味しそう」
「ほんとですね!」
「さすが沙織さんとりくですね」
「沙織とりくの料理は美味しいからな、楽しみだ」
「もぅ〜」
みんなで作った料理を食べ始めてからしばらくすると、突然沙織から重大な発表があると告げられた。なんだろうと思いみんなの視線が沙織に集まると
「実は私、アマチュア通信手2級に合格しました!」
「すごいです!」
「2級は結構難しいのにすげぇな!?」
「えへへ〜麻子に教えてもらいながら頑張ったよ」
「教える方が大変だった」
「(それって麻子も取れるってことじゃねぇか?)」
試験の勉強は麻子に教えてもらったみたいだがそれでもすごい。みほやりくがいた黒森峰でも持っている人は多くない。
「沙織さん凄い、婚約はないと思ってたけど」
「ああ〜みぽりんひど〜い!」
「ご、ごめんなさい!?」
「じゃあ黒森峰に勝ったら婚約してみせる!」
「「どうしてそうなった!?」」
「だって私にはりくがいるし」
「なんでそうなる!?」
みほの婚約はないと思った発言からよくわからない展開になってきている。最終的にはりくがいるという発言になった。何故そうなった……
「いいでしょりく?」
「ちょっ!?なんで寄ってくる!?つーか落ち着け沙織!?」
「そんなに魅力ない?」
「ちょっ!?お前こんな力あったか!?あと魅力ないなんてことはないぞ!?」
『うわぁ//』
突然の展開にみんなは驚いて固まったままだ。そしてなんと沙織はりくを押し倒してしまった。そんな力があるのかとりくは驚き、他のみんなは赤くなって見てるだけだ。
「だったら私と……」
「たしかに魅力がないってことはないけどさ、そういう関係になりたいとは思ってないんだよ。というか特定の誰かが好きってわけでもないしさ。だから今はそんな約束はできない」
「じゃあ頑張ってりくを振り向かせる!」
「えっと……俺こういう時なんて言えばいいんだ?」
『さぁ?』
とりあえずこの件については解決?した……が、まだ沙織は押し倒したままのことに気が付いていない。
「とりあえずさ、1回どいてもらえるか?そろそろ起き上がりたい」
「え?………………やだも〜私ったら///」
今の状況に気が付いたのか、沙織は慌てて起き上がってどいた。りくもやっと起き上がれた。恥ずかしいのか赤くなっていたが、そこはまぁ自分が悪いし、みんなで少しの間からかうこととなった。
「沙織が言ってるような意味じゃないけどさ、みんなありがとな」
『え?』
「俺もみほもさ、転校してきてからこんな風に過ごせるとは思わなかったし、また戦車道をやることになるなんて思ってもいなかったんだよ。しかも黒森峰にいた時より戦車道が好きになってる。みんなと一緒だったからだと思う。だからありがとう」
「お兄ちゃんってば私が言いたかったことを……私もお兄ちゃんと同じだよ。みんなのおかげでまた戦車道をやれたし好きになれた。本当にありがとね。みんな大好きだよ」
『……』
「「あ、あれ?」」
みんな急に静かになった。まぁ突然りくとみほがお礼を言い出したから……と言った2人は思ったのだが
「西住殿に告られました〜」
「嬉しいけどみぽりん、そういうのはちょっと違うよ〜」
「えぇー!?」
「いやむしろお前らの考えがおかしいと思うんだが……俺ら普通に友達として言っただけなんだけど?」
「「そうなの(ですか)!?」」
「普通わかるだろ」
「麻子さんの言う通りですね」
「「えぇー!?」」
「「あはは……」」
静かになった理由はみほに告白されたからだと思ったらしい。特に優花里と沙織は……
華と麻子は普通に気が付いていたが、2人の反応が面白くて黙っていたらしい。
この後も時間が許す限りこの時間を楽しんで、決勝戦を迎えることとなった。
今回はここで終わりにします。決勝戦開始のところまで書こうと思っていましたがやめました。次回から決勝戦に入ります。
もうすぐアニメ編は終わります。あと2話か3話で終わらせるつもりです。この小説はその後劇場版編まで書いたら終わりとします。オリジナルの話入れる可能性もありますが……
最終章はこの小説では書きません。書く時はこの作品の続きにはなりますがタイトルを変えて投稿するつもりです。
それでは次回もお楽しみに。