…………拙い文章ですが
あ、ロシア語の部分は『』で表示してあります。
大洗知波単連合vs聖グロリアーナプラウダ連合のエキシビションマッチ。ゴルフ場でグロリアーナプラウダ連合のフラッグ車を包囲していた。しかし、護衛車両を倒したところでチャンスと見たのか、知波単学園が隊長であるみほの指示を聞かずに勝手に突撃をしてしまった。連携が乱れたのを見逃さずに反撃をし、不利だったグロリアーナ&プラウダは逆に有利な立場となった。このままではやられると思ったみほは、相手戦力を分散しながら市街地に場所を移すため移動を開始し始めた。
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「誘いに乗ってきませんね〜」
「うん……」
「黒森峰ならともかく、私たちはその手に乗りませんわ」
「みほどうだ?敵戦力の分散できてるか?」
「ううん、分散させようとしてるけど追ってきてるグロリアーナは乗ってこないよ」
「っ、さすがダージリンさんだな」
「速い、回り込まれるぞ」
市街地に向けて移動しながら相手の戦力を分散させようとしている。しかし、黒森峰には通じた戦法でもグロリアーナには通用していなかった。ダージリンは毎試合大洗の試合を見に来ていたからこの戦法を知っている、ということもあるだろうが、フラッグ車のみ狙うということを守れているせいもあるだろう。
無線でみほとりくが話しているうちに、グロリアーナのクルセイダー部隊がフラッグ車であるIV号の前に回り込んできていた。
「カモさん先行してください、加速して一気に突っ切って!重量差があるから大丈夫!カバさんも続いてください!」
クルセイダーに回り込まれたが、ここは重量差があるためか、カモチームのルノーとカバチームの三突は簡単に突破できた。そしてIV号は2チームとは別行動をとった。
「挑発に乗っちゃダメ!フラッグ車だけ狙いなさい!」
2チームと別行動をしたIV号だが、今度はグロリアーナの後ろにいたプラウダに狙われることとなり、突破されたクルセイダーもIV号を追い出した。
「分断作戦に乗ってきませんね」
「もう一度フラッグ車とタイマンはりますか?」
「周りが多いから無理だと思う、麻子さん、逃げてるけど逃げきれない感じで走ってください」
「わかった」
分断作戦に乗ってこないグロリアーナ&プラウダ、タイマンを張ろうにも他が多いためすぐやられてしまうことからタイマン勝負を仕掛けるのは無理。そこでみほは麻子に指示を出し相手を引きつけることにした。
途中でウサギチームが最後尾を止めようとしたが、そこはノンナにあっけなくやられてしまった。
「これからOYヒトフタ地点を通過します!」
みほが無線で言った位置では三突とポルシェティーガー、その近くには他の味方戦車も揃っていた。IV号が通り過ぎたすぐ後に相手チームもやってきて、そこで撃ち合いが始まった。
撃ち合いをしている時ノンナとクラーラは
『IV号、今のうちに回り込んでチャーチルの背後を突くということはありませんか?』
『みほさんならありえますね、クラーラ』
とロシア語で喋っていた。そこにカチューシャからは日本語で話すように言われそして
「ノンナ!先方!」
「はい
『フラッグ車の護衛よろしく』
『了解!』
ノンナは前に行き、クラーラはフラッグ車の護衛へと向かった。
「また来た……」
IV号の前に再びクルセイダーがやってきて、やられはしていないが複数両に追われることとなった。
「先頭車何をやっていますの!?ダージリン様のお紅茶が冷めてしまいますわよ!?」
IV号を追っていたクルセイダーだが、IV号が少し開けた場所でUターンすると、先頭にいたクルセイダーを撃破した。その後回り込んで来たクルセイダーも見事に撃破していた。
その頃OYヒトフタ地点では
「そろそろ撤収するよ〜」
「調子悪いな〜すみません聞き取りにくかったのですが」
「後退します!こ・う・た・い!」
「と・つ・げ・き…かしこまりました!」
一度撤収をするためにナカジマが無線を飛ばしたが、無線の調子の悪いせいか、聞き取れなかった知波単の西が何の指示か聞いたらアヒルチームからは後退するということを伝えたられた。だがしかし、どう聞き間違えたかわからないが突撃と勘違いをして1人前に出てしまった。
「ちょっ!?西さん何やってるんだ!?戻ってこい!?」
慌ててりくは無線を飛ばすが、西にはその無線は聞こえていなかった。
「あの突撃馬鹿……西さんはやられると思うからやられた瞬間後退!」
『了解!』
策もなく突っ込んでいく西を見て無線を飛ばしたりく、だが聞こえていないことがわかるとすぐに諦め、ここから離れるタイミングをみんなに伝えた。案の定西がやられたが、すぐさま全員離れていった。
OY防衛戦はここで終わりとなった。
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「聖グロ1の俊足からは逃げられませんわよ!……撃て!」
「停止!」
クルセイダー2両に追われていたIV号は挟み撃ちで狙われていた。しかしタイミングよく停車をし、クルセイダーにお互いを撃たせるように仕向け、1両を撃破させた。もう1両に砲塔を向けると、残ったクルセイダーは逃げていった。そのクルセイダーを追い出して少しすると、プラウダの部隊がやってきたため、また不利な状況に戻ってしまった。
「そろそろお終いにしてあげる!」
プラウダの部隊に追われているIV号だが、麻子の操縦のおかげでまだ撃破されていない。OY防衛戦をしていた味方チームの方はカバチームがやられてしまったが、アヒルチームと知波単の福田が協力したり、アリクイとカモとカメチームが協力して相手戦車を撃破していた。
「フラッグ車見つけたよ〜呑気にお茶飲んでた」
今フラッグ車のIV号を狙っているのはカチューシャとノンナのみ、その2人から逃げているとカメチームからフラッグ車を見つけたと報告が入り、IV号は他のみんなと合流をするために報告があった方へ向かった。
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フラッグ車を見つけたと報告を受けたIV号はみんなと合流し、一緒にフラッグ車を追っている。すると海の方からKV2が現れた。
「大丈夫、砲身よく見て!」
「来るぞ!」
みほの砲身を見るようにという指示、それとりくが砲撃のタイミングで無線を飛ばし、みんな無事避けることができた。すぐさま八九式で攻撃したが、さすがに火力不足で倒すことができない。しかし、岩の上で砲塔を回転させたKV2が倒れて勝手に自滅をした。
「KV2あの角度で砲塔を回転させたら倒れますよね」
「伏せて!」
倒れたKV2をキューポラから顔を出して見ていた華と優花里、だがそこに砲撃が飛んできたため急いで伏せるようにみほは指示を出した。自分は伏せてないのに……
グロリアーナ&プラウダ側からも砲撃が飛んできていて、アリクイチームはこの砲撃で撃破されてしまった。
「初撃破…初撃破」
アリクイチームがやられた一方で、チャーチルを狙っている桃は初撃破できそうと興奮状態になっていた。そして照準を合わせて(いるつもりで)撃った。
「真打ち登場ですわ!」
……シュパッ
桃の撃った砲撃はチャーチルとは全然違う方向に飛んでいき、偶然そこから飛び出してきたローズヒップが車長のクルセイダーに命中、そのクルセイダーは撃破判定が出た。
……初撃破には変わりない。
フラッグ車のチャーチルは塀を乗り越えた。そしてチャーチルが塀を乗り越えたところを追うように登ろうとしたカモチームがやられてしまった。そこにはプラウダ高校の戦車も集まっていた。
「っ!?みほ!?」
どうするかと悩んでいたら、IV号が突然塀を乗り越えていった。さすがのりくも驚いているが、IV号はチャーチルにぴったりとくっついているため、プラウダの部隊も撃つに撃てないでいる。
「ったく、無茶しやがって…柚子さん行けるか?援護したい」
「試してみるね」
IV号が登った少し後に、ヘッツァーも上に上がっていった。砲手をりくに代わり、次々と近くにいるプラウダの履帯を切るように撃っていった。だがグロリアーナとプラウダそれぞれの隊長の戦車は見つけられていない。辺りを見るとIV号とチャーチルがどんどん高いところに上がっていき、T34もグロリアーナと一緒に上がっているのが見えた。
「まずい!?柚子さん全力で追ってくれ!?」
「わかった!」
「装填はしておいた。いつでも撃てるぞ」
「サンキュー桃さん」
「こっちを狙ってる戦車はないから行くなら今だね。小山〜」
「はい!」
ヘッツァーは急いでIV号を追いかける。その間にIV号とチャーチル、T34はアクアワールドの入り口までやってきていて、ヘッツァーが追いついたのはIV号が相手戦車を1両倒したところだった。
「っ!?次!?」
ダーンッ!
ダーンッ!
ダーンッ!
……シュパッ
IV号が倒したのはフラッグ車のチャーチルではなく、盾になったT34だった。それを見たみほは慌てて指示を出し、その直後3つの砲撃音が鳴り響いた。IV号とチャーチル、そしてチャーチルの砲撃を撃ち落とそうと撃ったヘッツァーだった。
しかし……
『大洗、知波単フラッグ車走行不能!よってグロリアーナ、プラウダの勝利!』
さすがにタイミングが悪すぎた。りくの撃った砲撃はチャーチルの砲撃の軌道をずらすことはできても、撃ち落とすことまではできなかった。フラッグ車のIV号が撃破されてしまい、このエキシビションマッチはグロリアーナ&プラウダ連合の勝ちとなった。