無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 霊力に関する授業をした。



 それではどうぞ!


第83話 体術の重要性

side真

 

 次の日、今日も俺は教卓の前に立っていた。

 前回は霊力の事を教えたから今回はまた別の事を教えようと思っている。

 それは体術だ。

 

 紬もこいしも弾幕で戦うタイプなので、今日は軽く体術の講義をしていたが、そこまで詳しく教えることは出来ないだろう。だから補足として授業をする。

 戦う上で、弾幕タイプでも剣術タイプでも体術が出来るのと出来ないのとでは天と地ほどの差がある。覚えておいて損は無いだろう。

 

 と言っても俺よりもこれを教えるのなら龍生の方が向いているだろう。だけど今は俺、こいし、紬の3人しか居ないから、俺が詳しく教えることになるんだけど。

 

「まず、みんなはどうやって相手を攻撃する?」

 

 このメンツを見たらほとんどが弾幕だろう。妖精、妖怪がほとんどだ。

 ルーちゃんは剣術だけどほかはほとんど弾幕だ。

 しかし、この授業はどっちだとしても聞いておいて損はない話だと思うのでどっちでもいい。

 

「体術はどの戦い方でも役に立つ知っておいて損は無いから真剣に聞くように」

 

 一言言ってから俺は授業を始める。

 体術は武闘家にならない限りサブとして使うものだ。だけどその重要さは今まで戦ってきて分かっている。

 

「体術はとても重要な戦いの技術のひとつだ。武闘家はもちろんのこと。剣士はあんまり接近されると剣で戦い抜くのは厳しくなってくる。弾幕も同じだ。あんまり近すぎると弾幕は逆に不利になる。そんな時に役に立つのが今回のテーマ、体術だ」

 

 最近のみんなは俺の話を真剣に聞いてくれる。

 ルーちゃんが俺に攻撃を仕掛けてくるのは変わらないが、いつの日か俺を倒そうと戦いの勉強を必死に頑張ってくれている。

 最初はどうなるかと思ったが、みんな素直でいい子なのだ。

 

「先生、体術てどんな時に使うんですか?」

「いい質問だね。じゃあ、ルーちゃん。前に出てきて」

「な、なんで私なのよ!」

「俺を倒すんだろ? なら俺を研究するチャンスじゃないのか?」

 

 こういう事を言うとルーちゃんは素直に応じてくれる。

 なんでここでルーちゃんを選んだかと言うと、同じ剣士同士だからだ。

 剣士なら剣士同士でやった方が伝えやすいってことだ。

 

 ルーちゃんは前に出てくると俺に向かい合った。

 こういうのは口で説明するより、実際に見てもらった方が早い。

 

「ルーちゃん、いつもみたいにかかってこい」

「腹が立つわね、そのニヤニヤ笑い、いつか斬ってやるわ!」

 

 ルーちゃんは俺に斬りかかってくる。それを半身で躱すと俺は膝蹴りをする。

 その攻撃が当たると思ってルーちゃんは目を閉じたが、俺はそれを寸止めした。流石に生徒に膝蹴りはお見舞い出来ないからな。

 

 

「まぁ、こんな感じだ。これは誰でも応用できる体術の基本だ。まぁ、カウンターだな。武闘家以外では体術の使い方はこれが基本となる」

 

 武闘家じゃ無ければ体術の使い方はこれで充分だ。俺も基本的にこれくらいのことしかしないし。

 

「俺も詳しいことは教えられないんだけど、俺は近接戦闘型だ。こいし先生や紬先生よりは詳しいと思う」

「真、昔は弾幕と体術で戦っていたもんね」

 

 あの頃から弾幕は得意じゃなかったから弾幕に重点を置いた戦い方をしていたが、攻撃の決定となっていたのは体術の方だっただろう。

 

「まぁ、そんなわけでどの戦い方でもこれは使える」

「先生はこれをやられたらどうするの?」

「ん?」

「見せてよ。先生のカウンターの躱し方」

 

 仕方がないな。でも本当の戦闘ではよくある事だ。これも教えておいた方がいいだろう。

 特に剣で戦っていたらよくある事だ。カウンターのカウンター。

 

「さぁ、行くぞ」

 

 そう言って再び俺はルーちゃんの前に立った。

 ルーちゃんはカウンターする側だ。今見たばかりだからか緊張している様子。

 だけど本番では誰も待ってはくれない。

 俺は剣で攻撃しにかかる。もし失敗しても寸止めをする気だ。

 そう思って攻撃すると躱す気配が無い。これは寸止めした方がいいか。そう思ったその瞬間だった。

 突然として視界からルーちゃんが消えたのだ。

 俺は目をぎょっと見開いて驚く。予想外の躱し方だ。これは残像!?

 ルーちゃんは演習と見せかけて本気で俺に勝ちに来ている。でも面白い。そっちが本気なら俺もそれ相応の動きをしてやらないと失礼だろう。

 

 背後から霊力の流れを感じる。残像で躱したまではいいが霊力は隠しきれていない。

 まだまだだな。

 

「覚悟!」

「まだまだだ。確かに途中までは良かったけどな」

 

 俺は背後に来たルーちゃんの剣を半身で躱して、そこら辺にあった石を下にたたきつけた。

 すると石は大爆発を起こし、砂埃をまきあげた。

 

「……またダメなのね」

 

 砂埃が晴れると俺の剣はルーちゃんの首を捉えていた。

 少し危なかったが、強い敵に勝つにはこれくらいで負ける訳にはいかないという俺の意地が俺の体を動かした。

 

「まぁ、こんな感じだ。カウンターなんてよくされる。その対処法を自分で考えるのも自身の技量だ」

 

 俺は今とっさに対処法を考えたが、こういうのも本番では必要だ。

 このことをみんなに知って貰えたならこの授業は大成功だ。




 はい!第83話終了

 今回あたりで授業らしいことは終わりだと思います。

 それでは!

 さようなら

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