無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 親方ー空からライトが!



 それではどうぞ!


第86話 妖怪退治へ

side真

 

「ライト、大丈夫か?」

 

 身体中ボロボロになっている。そんなライトが空から降って来た。

 

「あぁ、真か……俺は大丈夫だ。しかし、少しトラブってしまってな。地獄が大変なことになってしまった」

 

 地獄が? 俺はライトの事情は何も知らないけど何があったんだろう。

 ライトがこんなにボロボロになっている姿は滅多に見ない。だから相当なことがあったのだろうという事は想像出来る。でも多分ライトは俺よりも修行をしているだろうし、強いだろうからどんなことがあったのか気になる。

 

「以前に殺したパラレルワールドから来たお前、覚えているか?」

「……忘れるわけが無い。あんなことがあったら」

 

 この世界に突如現れ、そして大量殺戮を目論んだパラレルワールドの未来から来た俺。

 この世界に来たあとの経験も何もかも違ったが、一つだけ、こいしを愛していたって点は同じ。こいしを殺されて怒り、やったことはとても褒められたものじゃ無いが、可哀想な奴だ。

 

「あいつが地獄で暴れている」

「なんだって!?」

「俺はたまに地獄で暴れているやつを退治したりしているんだが、あいつだけはやばい。俺では手に負えんかった。あいつは強い」

 

 あのライトが悔しそうに俯いている。それを見ただけでどれほどの強さだったのかが予想つく。

 しかし、あのパラレルワールドの俺はまだ暴れる気なのか。一度紅蓮にボコボコにされて懲りないのか。

 更にあいつは自分が不利になったら人質を使う。そこが気に食わないところだ。

 でも今のライトでも勝てないか……。

 

「なぁ、俺が行くことは出来ないのか?」

「今行ってもまた返り討ちにされるのがオチだ。だから準備をする」

「準備?」

 

 俺が聞き返すとライトは一枚の地図を取りだした。

 その地図を地面に広げると何やら青い石を取り出してその地図に翳した。

 するとその地図にバツ印が記入され始める。印は全部で三つ、その一つはこの人里、その他は俺の地図には載っていない場所だった。つまり、この場所を作られたのは比較的最近って事だ。

 

「このバツ印のところにとても強い妖怪が居る。山、海、そして人里か。しかし、この人里には居ないようだが」

「あ、多分そいつは俺が倒した」

「そうか。じゃあ、後は山と海だけだな」

「でもその妖怪とパラレルワールドの俺となんの関係が?」

 

 そう聞くとライトは再び悔しそうな表情になった。

 

「こいつらは地獄に居てもこの世界を壊せるようにと送り込まれたパラレル真の分身体だ。こいつらを倒せば力を半減させることが出来る。悔しいことに全力のアイツには勝てないんでな」

 

 なるほど、だからこいつらを倒しに行かなければならないって事が。確かにライトが負けたのに今の俺が行っても勝てる確率はたかが知れている。それならこの妖怪たちを全て倒してから行った方が確実だな。

 まぁ、ライトは全力のパラレルワールドの俺に勝てないことが悔しいようだが……。

 

「ところで海って幻想郷に無かったんじゃなかったか?」

「いつの間にか幻想入りしたらしい。って言うか、あのスキマ妖怪の仕業だろうな」

 

 そういうことか。あの人ならなんでも出来そうだもんな、海を幻想入りさせるくらい朝飯前か。

 んじゃあ、これからこの海にいる妖怪と山にいる妖怪を倒しに行くわけか。

 あいつの好きにさせる訳にはいかないもんな。

 

「俺は山に行く。真、お前は海に行け。俺は山の方が戦いやすい。山は俺の庭みたいなもんだからな」

「分かった。じゃあ、海に行けばいいのか」

 

 久しぶりの海だな。日本に居た時も滅多に行かないから本当に久しぶりだ。だからといって遊ぶわけじゃ無い。今回は妖怪退治に出かけるんだ。だから浮かれる訳にはいかない。

 俺は泳ぎに関しては中々出来る方だと思っている。だから海でも戦えないことは無いだろう。

 心配なことと言えば水の中で戦い慣れていないから勝手が掴めないってところか。

 

「二人とも、私たちを放置して何を話しているの?」

 

 そこで後ろにいたこいしが口を開いた。

 俺とライトが自分たちを放置した状態で会話しているのを見て少し寂しくなったらしい。

 確かにこんな流れになってしまったから話を振る余裕も無くなっていたな。

 

「二人とも、今から海に行こうか」

「「海?」」

「あぁ、海ってのはたくさんの塩水がある霧の湖よりもずっと大きい水溜まり? この表現はあまり正しくはないが、まぁ、そんなものだ」

「「霧の湖よりも!?」」

 

 今まで海がなかったこの幻想郷。その中で一番大きかったのは霧の湖だった。なのにその霧の湖よりもずっと大きいって言うんだ。驚くのも無理は無いだろう。

 外の世界で海って言ったら無限に続いている――っていうか地球をぐるっと囲っているから終わりがなく一周出来るって認識だもんな。

 

「まぁ、行ってみるのが一番いいだろう」

「うむ、そうだな。じゃあ、お互い検討を祈る」

 

 そして握手をしてから俺とライトは歩き始めた。

 ライトは妖怪に殺られるようなやつじゃない。だから勝ってくるだろうが、問題は俺だろうな。

 俺は海の戦いで勝てるだろうか。




 はい!第86話終了

 次回はライトの戦いを書いていきます。そしてライト編が終わったら真編を書いていきたいと思います。

 それでは!

 さようなら

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