無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 パラレル真は真から能力を奪うことが出来ない。その事を利用して攻撃を仕掛けようとする真。

 しかし、真の最高火力である霊縛波がパラレル真も使えてしまうという事実。未来の妖忌から奪ったのである。

 はたして、霊縛波が使えなくなった真はどう戦うのだろうか?



 それではどうぞ!


第106話 これ以上強くはなれないと思う

side真

 

 俺は剣をしっかりと握りしめて再び未来の俺に切り掛る。ただ、そんな一撃は未来の俺に回避されて当然。なので、回避されたその後に行動を先読みして追撃を加えることにする。

 

 そして、剣を降った瞬間、予想通り回避されてしまった。ただ、その後が予想外だった。

 なんと、未来の俺は四人に分身してしまったのである。

 この技も恐らく奪った能力だろう。そう考えて誰が持っていそうかを考えてみると、これはフランのフォーオブアカインドだろう。なかなか厄介な技を奪ってきたようだ。

 

 しかし、その技は霊力によって保たれている。俺にはそんな技は効かない。

 

「上書き」

「上書き」

 

 するとなんと、上書きを上書きで相殺されてしまった。

 相手は未来の俺。どうやら俺の行動は全て読まれているらしい。だが、逆に言うと俺は未来の俺の考えることが手に取るように分かる。

 だが、違うのはその戦略の量だ。

 未来の俺は色々な人から能力を奪っているので色々な技を持っていて多彩な戦略を持っている。だが、俺は略奪などという能力は持っていないのでそんな量の技は無いので戦略の量では劣ってしまう。

 

 しかし、未来の俺が闇落ちしたタイミングではギリギリ上書きを会得するタイミングではあったようで、使えるのか。

 なら、未来の俺の技を打ち消せるとは思わない方がいいな。

 

 だが、そうするとこの状況をどう切り抜けるのが正解だろうか。このままバカ正直に戦うと未来の俺と四対一になってしまう。

 いくら力が分散して弱くなっている個体だとしても相手は未来の俺だ。料率としては限りなくゼロに等しいだろう。

 

 ならば、まだ安定こそはしていないもののあれをやるしかない。

 

 俺はクレアを身に纏うように操作する。そう、俺が今から使うのはクレア装だ。

 このクレア装を使ったところで四人の未来の俺に勝てるかどうかは分からないものの、やってみる価値はある。

 

「なんだそれは」

 

 このクレア装。未来の俺の世界では使える人に会ったことがないのだろうか。

 だとしたらこのクレア装ならば勝つことが出来るかもしれない。普通のクレアだったら力の上昇率などを計算されてしまうかもしれないが、このクレア装は俺自身もどの程度強くなるのかが未知数なのだ。

 

 そして、手に持っていた刀は一旦消して、そのクレア装を纏った状態で俺は霊力刀を作り出す。これでクレアの力を含ませた霊力刀の完成だ。

 霊力刀もクレアを含ませたのと含ませていないのとではかなりの切れ味の違いが生まれる。

 

 普通のクレアの状態でもできるには出来るが、かなり作るのが難しいのだ。なので、クレア装と言う元々装備用のクレアを使うことによって少し簡単に霊力刀を作り出すことが出来る。

 そして、この霊力刀の切れ味はと言うと――

 

「行くぞ未来の俺っ!」

 

 一人の未来の俺に走り出して俺は剣を振るう。しかし、それは直ぐに未来の俺も霊力刀を作り出して防御しようとしたのだが、なんと俺の霊力刀は未来の俺の霊力刀を真っ二つに折ってしまったのだ。

 そして、そのまま俺の霊力刀は未来の俺の体を切り裂き、一人の未来の俺が消滅した。

 

「なんだと……」

「霊力刀の強さは精神力で決まる。確かに俺たちの精神力はかなり似ていて、お互いに上回ることはない。だが、クレアは別だ。クレアによって上乗せされた霊力刀はお前の霊力刀すらも斬る」

 

 さて、今の一撃で一人の未来の俺を倒すことが出来た。しかし、今のを見た未来の俺は俺を全力で潰しに来るだろう。

 未来の俺の行動は分かっている。

 そして、三人で攻撃を仕掛けてくるはずだ。

 

 だが、今の俺は昔の俺とは全く違う。

 昔の俺は三対一はかなりきつかっただろう。しかし、今の俺はたくさんの人に修行をつけてもらった。その自信が俺を動かす。

 

 まず、一人目の攻撃をノールックで回避し、二人目の腕を掴んで一人目に投げつける。

 それによってとりあえずは三人目との一対一を実現させる。

 

 三人目は俺に剣を降ってくるので回避し、俺は三人目の胴体を斬りつける。それによって二人目の未来の俺を撃退完了。あとは二人。

 しかし、二人ということは未来の俺の元の力の二分の一。そこそこ強い力を持っていることになる。

 だが、それでも俺は落ち着いて対処を開始する。

 

 二人は急にスピードとパワーが上昇し、その状態で二人まとめて俺に攻撃を仕掛けてくる。

 さすがに先程とは違って俺も軽くあしらうなんてことは出来ない。それどころか、少し押されてしまっている。

 たまに俺は二人の剣をかすってしまうので、かなり苦戦してしまう。

 

 だが、それでも俺は何とか二人の剣を捌く。そして、何とか二人を弾き飛ばすと二人の内、片方に狙撃《スナイパー》で剣を投げ飛ばす。

 すると、その剣は綺麗に未来の俺の胴体を貫通。それによって三人目を撃破。遂に完全な一対一に持ち込むことが出来た。

 

「く、お前はどうしてそこまでして俺を止めようとする。無くす悲しさを感じないためにも元から大切な人などいない方がいいだろう」

「そんな考え方じゃ、それ以上強くはなれないと思う。なにせ、俺だってみんなから貰った力なんだからな。お前とは違うやり方でな」

 

 俺は剣を狙撃《スナイパー》で投げつける。

 その剣を未来の俺は剣で弾いてきた。

 

「今度は確実に勝ってみせるっ!」




 はい!第106話終了

 未来の真との戦いはどうなるんでしょうかね。

 それでは!

 さようなら

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