無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 真の攻撃に対してパラレル真はフォーオブアカインドで対抗する。それによって真はピンチに陥ってしまう。

 しかし、それでも真は諦めず、何とかパラレル真のフォーオブアカインドを突破することに成功。

 果たして真は今度こそ勝利できるのか?



 それではどうぞ!


第107話 ごめん、みんな

side真

 

 俺はまたまた霊力刀を作り出す。

 それを見て未来の俺は渋い表情を浮かべた。なにせ、俺の霊力刀は未来の俺の霊力刀を貫くということが判明したからだ。

 それだけクレアのアドバンテージはでかいということだ。

 

「そうか……だが、俺の方がまだ強いということを証明してやろう」

 

 未来の俺はそう言うと俺の方に向かって何やら黒い玉のようなものを投げつけてきた。

 それを見た俺は嫌な予感がしてその玉を回避する。

 だが、その玉の本来の力はそのすぐあとに知ることになった。

 

 なんと、その玉は着弾した瞬間、周囲の岩を削り取ったのだ。いや、破壊したという方が正しい。

 つまりこれは破壊の力。

 

「またフランか」

「破壊の力はとてつもない力を秘めている。これを突破できない限りはお前に勝利はない」

 

 破壊は全てを破壊する。恐らく俺の上書きでも打ち消すことは出来ないだろう。そうなると、俺は逃げるしかない訳だが、そんなことばかりしていてもキリがないことは分かっている。

 逃げてばかりじゃあいつを倒すことはできない。

 

 なので俺は未来の俺に向かって走り出した。

 

「それでこそ俺だな」

 

 すると、俺のそんな行動に未来の俺は一瞬だけ満足気な表情になったような気がした。

 だが、それは気の所為だろう。今の未来の俺がそんな表情をするはずがない。

 

「行くぞっ!」

 

 俺は未来の俺に対して剣を振るう。それを未来の俺は剣で受けるのだが、先程とは違うのは衝撃を受け流すような受け方なのだ。

 さすがと言ったところだろう。直ぐに相手の攻撃に順応する。未来の俺も【都合がいい状況を作り出す程度の能力】を持っているのだろう。だから、恐らく直ぐに俺の攻撃に対応してきているのだろう。

 だが、その能力を持っているのは俺も同じことだ。俺も直ぐに未来の俺の行動には順応する。

 

 俺は剣を振りつつ回し蹴りをする。だが、その一撃は読めていたのか未来の俺は簡単にその一撃を回避してきた。だが、俺の攻撃はまだ終わってはいない。

 回し蹴りの反動を利用してそのまま回転斬りをする。

 

 すると、その一撃も未来の俺は直ぐに反応したものの、少し反応に遅れてしまったので、頬を少し掠った。

 そんなものは大したダメージではないだろう。だが、俺にとってはかなりの進展だった。なにせ、未来の俺にダメージを与えられたのだから。

 

「戦いの中でどんどんと強くなって行っている!?」

 

 驚いている未来の俺だが、そんな時間は与えない。次々に剣を振って考える時間を与えないように動く。

 

「そうか……そんな感じか」

 

 すると、未来の俺は俺よりも正確に、速い蹴りを放ってきた。その蹴りは俺は回避することが出来ずに直撃してしまった。

 

「がはっ!」

 

 その一撃は俺に強烈なダメージを与え、かなりの距離を蹴り飛ばした。

 それをくらった瞬間、俺は察してしまった。未来の俺にはまだ届いていないと。

 俺の攻撃は掠る程度。未来の俺の攻撃は俺にクリーンヒットする。その状態で俺は勝てるのか?

 

 俺は蹴り飛ばされた先で尻もちを着いてしまう。

 さっきまでは少しは希望があるかと思っていたが、これでは俺はまだ勝つことはできない。

 

 また俺は敗北することになるのか?

 だが、今回は負けることは出来ないんだ……。

 

 俺は勇気を振り絞って未来の俺と再び対峙する。そして、剣をしっかりと握りしめて未来の俺に振る。

 未来の俺はそんな俺の剣を余裕の表情で回避し続ける。どれだけ剣を振っても未来の俺に当たることはなくなっていた。

 恐らくさっきまでのは本気じゃなかったのだろう。

 

「く、はぁ……はぁ……」

「どうした? 随分と息が上がっちゃってるじゃないか?」

 

 く、くそ。何か勝つ方法を見つけ出さないと……。

 

「無理だ。お前が未来の俺に勝つなんて。今の俺は崩壊が使えない。まぁ、使ったとしても二度と食らわないがな」

 

 崩壊……俺とこいしが居て初めて使える技。あの時、シャロは二つ目何て言おうとしたんだろう? しかもあってほしくないって……。

 もしかしたら――でも……。

 

 こいし、みんな……やっぱり幻想郷が大事だ。みんなも全て好きだ――だから、

 

「ごめん」

 

 俺はそう呟き、霊力を高める。

 

「何をやろうと無駄だ! 崩壊はつかえな――」

「使えるよ」

「何!?」

 

 未来の俺は驚いたような表情を見せた。

 今の俺では未来の俺には勝てない。だから、今の俺が勝つにはあれをやるしかない。

 

「分かったんだよ。そのもう一つの条件が」

「ま、まさか」

 

 例のごとく衝撃波が辺りに広がっていく。

 しかし、今回のは前回とは違い、地獄の約半分を飲み込むほどの大きさとなった。

 そう、崩壊発動のもう一つの条件と言うのは、

 

「それは、『己の身を代償とすることだ』」

 

 そう言い終わると同時に大地が崩れ始めた。

 

 ごめん、みんな……俺、こいしとの約束。絶対に死なないって約束、守れなかった。

 そうして目を閉じて覚悟を決める。

 そして俺が崩壊に飲み込まれる寸前、

 

「お前はこんなところで死ぬべきではない」

 

 そんな声が聞こえてきた。

 

「ちくしょぉぉぉぉぉっ!」

 

 そして未来の俺は地獄の約半分とともにこの世界から消え去った。




 はい!第107話終了

 これにて未来の俺との戦いは終了です。

 突然の終わりでしたが、これ以上続けるのは僕の文章力では不可能でした。
 そして、次回からは新章に突入します。どうぞお楽しみに!

 それでは!

 さようなら

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