無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 予約投稿の日、間違えてましたすみません!



 それでは前回のあらすじ

 真はこいしたちを襲ったヤツらを倒すために修行することに決める。だが、今のままではあまり強くなれないことを感じとった真は彼方にクレア王の教えを乞うた。だが――

「いやだ」

 果たしてどうなってしまうのか?



 それではどうぞ!


第112話 聞き出そう①

side真

 

 とりあえず俺たちは紅魔館へと向かった。

 こいしたちは襲われてしまってもう居ない。だが、あの場には紅魔館組のみんなはいなかったはずだ。

 その事を思い出して俺たちは紅魔館へと戻ってきた。

 

 紅魔館へと戻ってくると沢山の妖力、霊力を感じて安心する。俺はもしかしたらこいしたちだけではなく他の人たちも被害にあっていた可能性も考えていたのだ。

 だが、ここにはレミリアやフラン、咲夜、音恩と鈴音。みんながそのままいるようだ。

 俺の仲間達が誰一人としていなくなってたのだとしたら俺はショックでもう立ち直れないかもしれない。

 

 俺の隣にはシャロと彼方がピッタリと着いてくれている。なんでも俺がショックで自暴自棄にならないように見てくれているらしい。それが理由なのだとしても今近くにいてくれるのはとても有難いことだ。

 

 門に辿り着くとやはり門の前で寝ている人物がいた。そう、紅 美鈴だ。

 寝ているのは宜しくないが、その様子を見て俺はほっと一安心した。少なくともこの空間は平和なように感じたからだ。

 俺はさっきまで心を痛めてしまっていた。なのでこういう風に気休めでも平和な空間というのはとてもありがたいものだ。

 

 すると突然その寝ている美鈴の頭にナイフが突き刺さった。これだけでもう何が起こったのかが分かってしまう。

 そして背後を見てみるとやはりそこにはこの紅魔館のメイド長、十六夜咲夜がいた。

 

「お帰りなさいませ真様」

「そんなに畏まれるとやりにくいんだけど」

「わかったわ」

 

 今までこんなに畏まれたことないのに急に畏まって来るなんて恐らく咲夜なりのジョークなのだろう。

 

「で、そちらの方は――シャロ様と彼方様ですね」

 

 この二人を見て咲夜は何かに勘づいたのだろう、かなり鋭い表情になった。

 確かにこの二人、神様を二人連れて歩いているという状況自体が普通じゃない。そのため、何かがあったのだろうということは咲夜ならすぐに気がつくだろう。

 すると咲夜は消えたかと思ったら次の瞬間にはレミリアを連れて戻ってきた。

 

「おかえり真」

「あぁ、ただいま」

 

 軽く挨拶を交わすが、レミリアはもう既に事の顛末を知っているだろう。なにせレミリアは運命を操る程度の能力を持っている。

 そのため、レミリアは何があったか、そしてこの先何があるかがもう既に分かっているのだろう。

 

「シャロと彼方ね。久しぶり」

「「うん、久しぶり」」

 

 レミリアは二人に挨拶をしたが、その際にシャロを見て口元を歪めて見せた。

 それにどのような意図が含まれているのかは分からないけど恐らく運命を読んだ結果の行動なのだろう。

 

「まぁ、歓迎するわ。修行をするなら庭を使ってくれても構わないわ」

「ありがとうな」

 

 俺には何も言わずに庭を貸してくれたレミリアには感謝だ。

 しかし、修行をするにしてもまずは彼方からクレア王を教えて貰わないといけない。

 どうにかして彼方の油断を誘うか……そうだ、酒。

 こんな幼女なみてくれだけども幻想郷では酒を飲んでも問題ないことになっている。

 酒を飲ませて酔っ払って正常な判断を下せなくなった時に聞き出すことにするか。

 

「ね、ねぇ、シャロ。なんか寒気がするんだけど」

「大丈夫ですか?」

「う、うん。大丈夫だと思う」

 

 とりあえず、彼方は逃がさないようにしよう。逃がしてしまったらそのまま逃げられてしまうかもしれないからクレア王を使えなくなるかもしれない。

 それだけは避けなくてはならない。

 

「シャロはこっちにいらっしゃい」

「ん? 分かった」

 

 シャロはレミリアに連れられてどこかに行ってしまった。

 この場に取り残されたのは俺と彼方、そして咲夜。ここからどうしようかと思ったが、とりあえず彼方に酒を飲ませるのが先決かと判断した。

 早めにクレア王を会得したいしね。

 

「咲夜、今日は飯はいらない。外で食べてくるわ」

「分かりました」

「じゃあ行こうか彼方」

「どこに?」

「人里で飯を食うぞ」

「……なんか嫌な予感がするけどもクレア王は絶対に教えないからね」

「わかってる分かってる」

 

 俺は酒に酔ったことがないからわからないけど、みんなの様子を見てみたら正常な判断を下せなくなるらしい。その状態だったら口が堅い彼方でも俺にクレアを教えてくれるかもしれない。

 

 そう思って俺は人里の居酒屋に向かったのだが――

 

「これ、美味しいね。なんて言う飲み物なの?」

「び、ビールだけど」

「うん、焼き鳥にとても合うね」

 

 なんで酔わないんだよ……っ。

 居酒屋に着いてから数十分間ずっと彼方は焼き鳥片手に飲み続けているものの、全く酔いが回ってくる気配がない。

 こいつはあれか? 地底の鬼の生まれ変わりかなにかなのか?

 

「あ、あの……彼方さんは酔っ払ったりとかはしないのですか?」

「うん、この程度のアルコール量だったら体内に入った瞬間に破壊されるから酔っ払うことは無いよ」

 

 ちくしょうっ!

 この作戦は失敗だったようだ。

 しかし、ガードが硬い。まさかアルコールを即時分解してくるとは思わなかった。

 

「分解しないといざと言う時に動けなくなったら困るからね。特に、酔わせて油断した隙に情報を聞き出そうとしてきたりとかする人がいるかもしれないからね」

 

 ぎくっ!

 

「まぁ、シンはそんなことはしないって信じているけどね」

 

 輝くような笑顔を向けてくる彼方。その笑顔を見て俺は心が痛くなってくる。

 

 すみません、本当にすみません。

 

 罪悪感を感じた俺は口には出さないけども心の中で何度も謝った。




 はい!第112話終了

 果たして真は彼方からクレア王の情報を聞き出すことが出来るのでしょうか。

 それでは!

 さようなら

好きな神は?

  • シャロ
  • 紅蓮
  • 彼方
  • シャドウ
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