それでは前回のあらすじ
遂に仮面の男との最終決戦。
苦戦したものの、仮面の男が攻めてきたおかげで、なんとか撃破成功。
先へと進むのだった。
それではどうぞ!
side真
俺たちはどんどんと先へと進んでいく。
先程とは違って空間が歪んでいないので、行動しやすくなり、先にどんどんと進めるようになった。だが、警戒は怠らない。先程のように敵が出てこないとも限らないのだ。
ここは少なくとも敵の領地。ここでは何が会っても不思議では無いのだ。
そんな感じでどんどんと突き進んでいくとそこには大きな扉が鎮座していた。
いかにもここがボス部屋だと主張している。そんな扉だ。
そして、この空間は霊力を感じにくいのだが、この扉の奥から皆の霊力を感じる。そしてこいしの身代わりとなったシャロの神力も感じるため、確実にこの先にいるだろう。
俺たちは顔を見合わせると俺と紅蓮で力いっぱいその扉を押し開ける。
すると、俺たちはその先に広がっていた光景を見て驚愕した。なんと、その先に拡がっていたのはまるで宇宙の様な空間だった。
上にも下にも右にも左にも、前にも後ろにも全方向に星のような輝くものがある。
一歩踏み出してみると、何やら透明な床があるようだ。これが床の模様ではない。確実にこの下にあるのは空間だった。
先程の目でおおわれた空間も君が悪かったが、これはこれでなかなか気味が悪いものだ。
そして上を見てみると、そこにあったものを見て俺は目を見開く。
「あれだな」
「はい。どうやら閉じ込められているようですね」
俺たちの視線の先にあったのはカプセルだった。
カプセルは沢山あり、それが宙に浮いている。その中に人影を視認することが出来た。
その人影は俺の知っている人影だった。
さとり、お燐、お空、龍生、優、紬、紗綾。それに、先程行ったが姿が見えなかった守矢神社のみんなも居る。
本当にこの空間に閉じ込められてしまっていたようだ。
更に、その中の一つにシャロがいるのが見えた。こいしの身代わりとして捕まってしまったシャロ。
今回ばかりはシャロに感謝をしなければならない。だから絶対に助けよう。
だが、その前に、この空間から感じる悪しき霊力の持ち主を倒さないと助けには行かせてもらえなさそうだ。
俺は無言で手のひらに霊力刀を作り出した。そして同じく紅蓮も腰に提げている刀に手を添える。
その瞬間だった。なにかものすごい速度でこっちへ迫ってきた。それに合わせるように紅蓮は抜刀して弾く。だが、かなりの威力があったようで、紅蓮は少しだけ吹っ飛ばされてしまう。
「挨拶の威力じゃねぇなこりゃ」
紅蓮が相手の攻撃を弾くと、俺たちの目の前に出現する一つの影。
それはとても筋肉が発達している男で、ものすごく腕が太い。それだけじゃない。
やつから感じる霊力は異常だ。これはパラレルワールドの俺でも勝てるかどうか……。
「やっと釣れたか。あの方の頼みとはいえ、今回のは少々骨が折れた」
あの方? その言葉が少し引っかかったが言及はしないことにした。どうせ、聞いても教えてはくれないだろうから。
ただ、一つ分かっているのはこいつはヤバいということだ。
「さて、ようやく釣れたんだし、さっさと片付けるか」
そう言うと男は俺たちに向かってものすごい勢いで走ってきて攻撃を繰り出してくる。だが、その攻撃も止めて見せた。
その次の瞬間、紅蓮の刀が真っ赤な炎で燃え始める。その状態で男と正面で退治する。
「お前の相手は俺だ。真、こいし、君たちはあの子たちを助けにいけ」
「で、でも」
「命令だ。神の命令に逆らうのか?」
流石にそこまで言われてしまっては食い下がることは出来ず、俺とこいしは皆を助けるために浮き上がる。
そんな俺とこいしを見て男は追いかけようとしてきたようだが、その先に紅蓮が移動し、妨害する。
「お前の相手は俺だ。彼らに危害を加えるならばまずは俺を倒してからいけ」
紅蓮の神力が膨れ上がった。俺も今までに感じたことの無いほどの神力だ。恐らくこれが紅蓮の本気。紅蓮ほどの人でも本気を出さなければ勝てないと判断したのだろう。
紅蓮は俺たちを守るために全力を出してくれている。ならば俺達もその紅蓮の期待に応えなければならない。
「お前は強いようだな。俺は龍磨」
「俺は紅蓮だ。お前をぶっ倒して全員無事に元の世界に送り届ける」
すると紅蓮と龍磨はものすごい速度で接近し、紅蓮は炎の斬撃を、龍馬は拳を放った。
そんな二人の攻撃はお互いに当たることは無かった。
紅蓮の斬撃は龍磨の硬い腕に阻まれ、龍磨の拳は紅蓮が刀を持っていない方の手で受け止めたのだ。
どうやら龍磨の能力は【硬質化する程度の能力】の様で、自身の肉体を硬質化させることができるようだ。だから紅蓮の斬撃を受け止めることが出来た。
「俺たちは今のうちに行こう」
「うん」
そう言って先へ進もうとするものの、今度は龍磨のいる方向とは別の方向から弾幕が飛んできた。
そこに居たのは真っ黒でまるで影のように感じる霊夢だった。その隣には魔理沙、妖夢が並んでいる。どうやらこいつらも偽物のようだ。
だが、今回のははっきりと偽物とわかる。恐らく作成途中なのだろう。だからそんなに完成度が高くない。これならば遠慮せずに斬ることが出来る。
「こいし、一緒にこいつらを倒して助けに行くぞ」
「うん!」
久々のこいしとの共闘だ。
はい!第125話終了
遂に捕まっている人たちを発見して、この戦いもラストとなりました。
果たして真たちは皆を助けられるのか? そして紅蓮は龍馬を倒し真たちを守ることが出来るのか?
それでは!
さようなら
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