あけましておめでとうございます。
これが新年一発目の投稿となっています。
真達がまだ戦闘中なので、季節の話とかは掛けていませんが、章終了後の日常編でそういう話は書いていきたいと思っています。
それでは前回のあらすじ
こいし対シェール。
シェールはこいしに対して毒で対抗したものの、こいしには毒は効かず、敗北してしまう。
そしてついにこいしはカプセルの電源のようなものを発見。その電源をオフにすることが出来たのだった。
それでもどうぞ!
side紅蓮
真とこいしが扉に入っていってから、数分が経過した。俺と龍磨は睨み合っていた。
こんなことは初めてだ。力神の俺が龍磨の隙が全くもって見えない。俺は今まで色々な的と戦ってきた。だが、こいつはそんな有象無象よりもかなりの力を持っている。これはかなり気合いを入れないと、今度は俺がやられてしまってもおかしくないだろうな。
すると、龍磨は突然痺れを切らしてしまったのか、こっちへと突っ込んできた。普段は俺から突っ込んでいくので、こっちの立場になるのは慣れていないけども、問題は無い。
龍磨は俺にパンチを繰り出してくるものの、俺は刀に炎を灯し、パンチを受け止めようとする。だが、刀はパンチに当たることはなく、すり抜けてしまった。
そして俺の事をすり抜けると、背後を取られてしまった。
なんだ今のは。すり抜けた? こんなことは初めてだぞ。
まるで、
「お前はなんなんだ。まるで実態がないようだ」
「自分で考えろ」
「あぁ、そうさせてもらう!
俺は刀をしっかりと両手が構えて龍磨へと一気に接近する。そしてそのまま横凪の一閃をはなった。
だが、その一撃はまたもや当たることはなく、すり抜けてしまった。そしてカウンターとばかりに俺の腹に拳を叩きつけてくる。
「ぐっ」
ものすごい衝撃。それによって俺は吹っ飛んでしまった。壁に激突して背中を強打する。
だが、やはりおかしい。俺の刀が触れることが出来なかったのはさっきも同じだが、さっきは胴体にも触れることが出来ていなかったのに、今度は殴り飛ばされてしまった。
どういう事だ? それに、殴られた時の感触も違和感しか無かった。物理的なダメージは一切なく、衝撃波だけが腹に伝わってきてダメージを受けた。
つまり、こいつは俺に全く触れてきていない。拳をたたきつけたのは殴ったと思わせるフェイクだ。俺が戦い慣れていなければ騙されていたことだろう。
となると、こいつはなんなんだ? まるで実態がない。ものに触れることが出来ない……まるで、ここにいないかのように……。
そこで片方の扉が開いたと同時にカプセルに流れていた霊力量が弱まったように感じた。
そしてその開いた片方の扉というのは――
「真は!?」
こいしだった。どうやら扉の先に行ってカプセルの電源を切ってきたようだ。
こいしの方は大丈夫だとして、問題は真の方だ。真は未だに帰ってくる気配がない。
そこで俺の脳裏に嫌な考えが過ぎった。
もし俺の考えが正しければもしかしたら最悪の事態になる。そう考えたところで俺はこいしの手を引いてもう一つの扉の方へと直行する。
「ぐ、紅蓮さん。どうしたんですか?」
「あれはホログラムだ! 俺の考えが正しければ、早く行かないと真が死ぬ!」
隙が見えないんじゃなくて、元々隙なんてものは存在しないんだ。なにせ、そこに居ないんだから、ホログラムだから!
だとしたら、本体はどこにいる? そんなのは考えれば直ぐに分かる。
「無事でいてくれ、真っ!」
時は少し遡る。
side真
扉をくぐると、そこはまるでメカトロチックな空間となっていた。
様々な機器がそこに存在している。ここにスイッチがある可能性が大きい。そう感じさせる光景。
しかし、この場所もかなり空間が歪んでおり、霊力がグルグルとして気持ち悪くなってしまう。
そしてなにやら近くに霊力を感じる。霊力がグルグルと回って正確な位置は把握出来ないけども、俺以外の霊力が混ざっていることは直ぐに確認できた。ここにも敵がいるのは確実だ。
しばらく歩いていると、終着地点にたどり着いた。
その中心にあるデスクに、上下三面ずつの合計六面あるパソコンが置いてあり、そこの椅子に一人の男が座っているのが見えた。
その男は俺に気がつくとこっちへと振り返る。その姿を見て俺は驚愕のあまり固まってしまった。
「今のお前の考えを当ててやろう。なぜ、お前がここに居る? だ。俺は今頃、紅蓮と戦っている頃だろうからな」
「……どうしてここにいるんだ」
「あれはホログラムだ。自動的に目の前の敵と戦うプログラムを仕込んである。本物の俺はここにいるって言うことだ」
龍磨。紅蓮と戦っているはずの奴がここに居る。そして、あのホログラムよりも断然こっちの方が威圧感がすごい。
威圧感に押しつぶされてしまいそうだ。だが、ここで負ける訳には行かない。こいしに死なないって約束したからな。
俺は霊力刀を作り出すと、龍磨に斬りかかったものの、俺はいつの間にか殴り飛ばされており、機材をぶっ飛ばして壁に激突する。
色々な機材があったため、背中を強打した時の痛みはいつも以上だ。
「さて、まずはお前から処理していくか。まぁ、あの紅蓮とか言うやつもたいした事は無いだろう。先代の力神ですら俺に敗北した。お前ごときで俺を倒せるかな?」
「やってやるしかない……クレア装」
今度はクレアを体に纏わせる。今度は今出せる本気で挑む。だが、いくら思考をめぐらせても龍磨に勝てる道が全く見えない。
どうしたらいいんだ。
はい!第128話終了
さて、真の前に現れた龍磨。
果たして真は龍磨に勝利することは出来るのか?
それでは!
さようなら
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