みどりの日です。
明日でゴールデンウィークが終わりですね。
このご時世であまり外には出ることは出来ませんが、休日を満喫できたでしょうか?
僕はずっと家で執筆か動画作成、ゲームをしていました。
そういえば、2月からYouTubeにて動画を投稿しています。
東方魂愛想の茶番劇から、ゲーム関連も少し投稿していますので気になる方は同名で調べてみてください。
それでは前回のあらすじ
紗綾と音恩の戦い。
お互いにどんどんと力を高め、戦うものの、最終的に紗綾の勝利で幕を閉じた。
修行した元ジーラ殺し屋隊の紗綾にはもうギアモードレベル
そして、次のお話はその音恩の姉、南雲鈴音にスポットライトが切り替わる。
それではどうぞ!
side鈴音
真が結婚をした。そしてこいしと共に幸せそうに暮らしている。
これからはこいしのことを最優先する。つまり、命のやり取りのある戦いにはもう出られない可能性が高いということ。
それは別にいい。むしろ、今まで私たちは真に頼りすぎていたんだと思う。
だけど、そうなったら私たちが主体となって異変の主犯と戦うことになるんだけど、私じゃ力不足って言うのは今回の異変で痛いほど思い知らされた。
結果、真とこいし、彼方さまに助けてもらうことになって、更には力神で空間神の紅蓮さまが命を落とすことになってしまった。
情けないばかりだ。私たちだってこの世界の異変を解決するためにこっちに来たはずなのに……。
ねん君は強くなった。独自で自分の力を高める技を生み出した。
弟が強くなったというのに、姉である私は何も変わらない。ずっと足でまといになったまま。
音恩が苦しんでいる間も私は何も出来なかった。戦えなかった。
このままじゃダメだ。今のままじゃ、何も守ることは出来ない。
弟が思い通りに戦えない今だからこそ、私が戦わなければ行けないんだ。
龍生とねん君の戦いを見て思った。私も修行をしなければ。
そう考えて私は紅魔館を飛び出した。
目的地はあやふやだけど、確かこっちで合っていたはずだ。
そう考えてやってきたのは森の中。
かなり鬱蒼としているものの、ここならば居てもおかしくない。あの人は各地の森と山を渡り歩いているらしいし。
「おい、なんでお前がこんなところにいるんだ。南雲姉」
上から声が聞こえてきた。どうやらビンゴだったらしい。
私がこの森にやってきた理由は――
「久しぶりだね、ライト君」
「あぁ、久しぶりだが、遥々どうした」
私がここに来た理由はライトに会うため。
そしてその理由はもう決まっている。
「私に修行をつけてくれないかな?」
「断る」
私がお願いをするとライトは間髪入れずに断りを入れてきた。そんなに私に修行をつけるのが嫌なのか、そう思って少し落ち込んでしまうものの、今回の私はこれくらいで引き下がるようなやわな覚悟できていないからね!
「もし修行をつけてくれるなら、い・い・こ・としてあげる♡」
「要らん。俺は女の体には微塵も興味無い」
普段、伊達に修行を積んで精神を鍛えているわけじゃないみたい。この誘惑に屈しないなんて……。
というか、ライトは真のクローンのようなものなのに、性格が全く真逆すぎる。
だけど、こんな所で引き下がっちゃダメ。私は絶対に強くならなきゃ行けなんだから。
「お、おい、何をする気だ」
私は森の地面に両膝を着いて、次に両手を付けた。
「御願いします。どうか、私に修行を付けてください」
「……ちっ」
そのまま頭を地面に付けた。
頭、髪が汚れるとか考えている暇はない。
泥を舐めてでも私はライトに頼み込むほどの覚悟が決まっている。
すると、ライトもそんな私の覚悟を理解したのか、面倒くさそうに舌打ちをした。
「どうしてそこまでして俺に修行をつけて欲しいんだ? 俺じゃなくても色々と強い奴らはいるだろう」
「ライト君の戦い方が私と似てるから?」
「どうして疑問形なんだよ。そもそも、お前と俺の戦い方はそんなに似ていないと思うが?」
そういえばどうして私はライトに修行をつけて欲しいと思ったんだろう。
「はぁ、まぁいい。お前の覚悟はよく分かったからな。修行を付けてやることもやぶさかでは無い」
「え、本当!?」
「あぁ。まぁ、真のやつがあんまり戦いには今後参加しないというのならば、他の奴らが真と同レベル程には強くならないといけない。俺も、今回の異変の現況には不覚を取った。強くならないといけないのは同じだ。だから、俺が修行をするついでにお前の修行を付けてやってもいい」
「ありがとう!」
そこでやっとライトは地面に降りてきて森の奥の方へ歩いていきはじめた。
そんなライトの後をついて行くと、そこには小さい木の小屋の様なものと、大きい滝が存在していた。
「ここは上質な霊力が集まってきている。それゆえ、精霊なんかもここには大量に住み着いている。修行をするにはもってこいの場所だ」
「こんな場所があったなんて……」
「俺も各地の山を渡り歩いてきたが、ここまで修行に適した場所は初めてだ。だから俺はここにいつも以上に滞在している」
あの修行星人であるライトが言うならばそうなんだろう。
この人はずっと修行しかしていないイメージがある。
三度の飯よりも修行の方が好きなんじゃないかな?
「まずは体力アップだ。この森をこの気を伝って一周してこい」
「え、この木を伝って?」
言われて周囲の木を見てみるけど、この木はとてもじゃないが、飛び移ったりするのには向いていないような気がする。
木の枝は少しでも力の入れ方を間違えたら、折れてそのまま地面に真っ逆さまだ。
「これで体力と体感を向上させる。お前は動きこそ良いものの、体力が無い。南雲弟はその体力の無さをカバー出来る能力があるからいいが、お前はそういう能力じゃないだろ?」
「分かった。……私も強くなれるように頑張るよ。でも」
そして私はライトにグイッと顔を近づけて揶揄うように言った。
「そんなに私のことを見ていたんだ。やーらし」
「次やったらお前の頭と胴体がさよならすることになる」
「じょーだんじょーだん!」
そんなこんなで、ちょっと怖いけど、本当は優しい師匠が出来ました。
はい!第144話終了
次回から鈴音の修行編に入っていきます。
果たして鈴音はどんな成長を遂げるのか。
それにしても、鈴音はどう修行編に結びつけるのか、悩みました。師匠のことに関しても。
真と同様に東方のキャラを師匠に使っても良かったのですが、それよりも少し真のクローン的な存在であるライトと絡ませたかったって言うのがあります。
それに、ライトが森を渡り歩いているっていう設定があるので、仕方がないのですが、暫くライトが登場していなかったので、久々に登場させたくなりました。
ですが、ライトに修行を付けさせたらかなり弟子は強化されそうですよね。
それでは!
さようなら
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