無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 正邪が真と体を入れ替えて囮を買ってでた。

 そして真は正邪として異変の調査をすることに。

 果たしてこれからどうなってしまうのか。

 真、そして正邪の運命は?



 それではどうぞ!


第158話 いざ、聞き込みへ

side真

 

 次の日、俺と紫、幽々子は人里に来ていた。

 

「人里ならそのジーラとかいうやつの情報が聞けるかもしれないわね」

「でも、あいつは用心深いからな」

 

 俺と紫が話していると幽々子がまじまじと俺を見つめてきた。

 ちなみに幽々子はこの異変の影響を受けないので、俺と正邪の中身が入れ替わっていることは今朝伝えておいた。

 それで、今日は幽々子にも手伝ってもらうことにしたのだ。

 

 正邪の為にもなりふり構っている場合じゃなくなった。

 今は人手が多ければ多いほどいい。

 

 他のみんなには別の場所を探してもらっている。

 

「それにしてもあなたが正邪って違和感がないわね。元々あの子が男勝りなところがあるからかしら」

「それに正邪が囮を自分で買ってでるっていうのも驚きね」

 

 どうやら俺が正邪の姿だとしても違和感がないからまじまじと見てきていたようだ。

 俺としては女性と入れ替わって違和感がないと言われるのは少し不服だが、今は丁度いい。正邪だと勘違いしていてくれた方が都合がいいって言うものだ。

 俺と正邪が入れ替わっていると知っている二人が違和感がないと言っているのだ。間違いはないだろう。

 

「それじゃ、どんどんと聞いていきましょう」

 

 そして俺たちは聞き込みを始めた。

 俺はできるだけ覚えているジーラの身体的特徴を伝えて住民たちに見ていないか聞く。

 

 だが、ジーラはやはり用心深く、ジーラの姿を見ている人は全然いない。

 やはりやつはこうして俺たちが聞き込みをすることを考えて人の多いところには行っていないのだろう。

 

 だが、それはそれで好都合だ。

 

「全然情報が出ないわね」

「これじゃどこに行ったのか全くわからないわぁ……」

「……いや、最高の情報を得ましたよ」

「「え?」」

 

 人里には一切顔を出していない。恐らく人の多いところを嫌ったのだろう。

 となると、やつは人気の多いところには行っていない可能性は高い。そうなると、妖怪の山や地底などには言っていない可能性が高い。

 あそこは人間こそ少ないものの、妖怪が多い。それに俺たちの顔見知りも多い。見られたらいっかんのおわりだ。

 

「魔法の森だ」

「え?」

「あそこには魔理沙とアリスがいるけど、魔理沙なら直ぐに俺を殺しにくるため、不在になる。そしてアリスは家で人形を作っていることが多い。……それに身を隠すことが出来る」

「確かにあそこなら身を隠すのに最適ね」

 

 だが、もし本当にあそこに隠れているのだとしたら厄介だ。

 もちろん探しにくいって言うのはあるけども、何よりもアリスがそこにいる事だ。

 

 アリスの実力は知らないけど、前に魔理沙から強いって聞いたことがある。

 アリスとのエンカウントは避けたい。

 

「アリスの存在がなぁ……」

「あら、私の存在がなんだって?」

 

 後ろから声が聞こえてきた。

 この声、嫌な予感がする。俺はあんまり話したことがないんだけど、この冷たい声、怒っている人の声だ。

 

「あ、アリスさんですか?」

「そうね」

 

 ギギギと機械のようにゆっくりと振り返ると、そこには金髪の女性がいた。間違いない、アリス・マーガトロイドだ。

 左右に人形が浮いていて、少しでも返答を間違えたらその人形に攻撃されるような気がする。

 

「で、天邪鬼がどうして人里にいるのかしら」

「…………」

 

 これは正邪への怒り? あいつ、アリスに何をしたんだよ……。

 だが、そうなったら正邪の姿だからといって安心して動き回ることは出来ないな……本当に何をしてくれているんだ……。

 

「ねぇ、真。ここにアリスがいるって言うことは、魔法の森には」

「……そうか!」

 

 確かに魔理沙は俺の事を探し回っているだろうし、アリスもいないとなると、今だったら魔法の森に行ける。

 どうやらアリスは俺に夢中で紫の存在に気がついていない。今なら行ける。

 

「ふ、悪いなアリス。今は構っている暇はないんだ」

「いいから答えなさい」

「答えろ? ふ、嫌だね。私は天邪鬼だから」

「ちょ、待ちなさい!」

 

 アリスの静止を無視して走り出し、その先に突如としてスキマが開く。どうやら紫も俺の考えがわかって行動してくれていたようだ。

 そして俺はそのままスキマの中に飛び込むと、その直後にスキマがしまった為、アリスの追跡を振り切ることが出来た。

 

「ナイス紫」

「それにしても、さっきのあなたのセリフ。ノリノリで正邪をやっていたわね」

「あそこはああしたほうがいいと思っただけだ。だけど、そんなに正邪に似ていたのか?」

「そうね。正邪の憎たらしさがよく再現されていたわ」

 

 これで良かったのか……。本当にあいつ、何をしているんだよ。

 さっきまで正邪への評価が高かったんだけど、この一件でかなり低くなってしまった。

 

「はぁ……お腹すいたわぁ……妖夢のご飯が食べたい」

「帰らないのか?」

「妖夢、この間からずっと真を探すために出ていって帰ってきてくれないのよ」

 

 妖夢が帰らないなんてありえない。何があっても幽々子のことを優先するはずなんだけど。

 となると、この異変は思った以上に深刻なようだ。

 どんなことよりも俺を殺すことを最優先にする洗脳?

 

 いや、ただの洗脳だったら霊夢がかかるのか?

 本当によく分からない。

 

「もうすぐで魔法の森に着くわ。急いで捜索するわよ」

「わかった」

 

 みんな、元に戻してやるからな。




 はい!第158話終了

 真がアリスと対面した描写って地味に初めてじゃないですか?

 そして次回、魔法の森に行きます。

 正邪、そしてこいし達の方も出来たら進めたいと思います。

 それでは!

 さようなら

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