無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 真たちを逃がすために囮となった正邪の目の前に魔理沙が現れた。

 魔理沙は真を殺すつもりで正邪に襲いかかる。

 だが、正邪は魔理沙の隙を突いて無意識を操る程度の能力を発動、魔理沙を撒くことに成功したのだが、無意識状態の真を認識することが出来る人物が――

 一方、真達は魔法の森へと来ていた。

 そこで真はジーラの霊力は感じられないものの、それに近いような異質な霊力を感じ取る。

 この霊力の正体は?



 それではどうぞ!


第160話 必要不可欠な存在

side真

 

 とりあえず俺はこの霊力の発信源を探そうと考えた。だが、その考えはすぐに取り払った。

 

 この森には元々、魔力が漂っている。そんな所に霊力が混ざっているものだから、上手く霊力だけを感じ取って場所を探るなんて砂漠の中で一本の針を探すようなものだ。

 そんな所業はいくら時間があっても足りない。

 だが、だからといって闇雲に探索してもこの謎が溶けるとは思えない。

 

 だから俺は地面に手を付けた。そしてその状態で妖力を流す。

 

 なんか霊力を使った痕跡があるとこうして流すことによって探知することが出来る。

 この霊力は確実に何かをした後の霊力だ。ここにいないとしても何か情報を掴むことが出来るかもしれない。

 

 しかし、体が違うので妖力を操る感覚が違って難しい。

 

 妖力を流し始めるとこの森の霊力の通り道が徐々にわかってきた。どうやらこの森の奥深くに霊力が繋がっていて、そこで霊力が留まっている。

 だが、どうやらそこにジーラがいるって言う訳では無いらしい。

 

 多方、能力を使った状態でそこまで言って能力を解除したとかだろう。

 だが、どうにも怪しい。

 ここまでの大異変を起こせるのだとしたら空間移動くらいできても何も驚くことは無い。

 

「あー、面倒だな」

 

 もし空間移動ができるんだとしたらかなり面倒なことになる。

 空間移動をされたら捜索が困難になってしまう。

 

 俺は空間移動なんて出来ないからな。

 神ならばみんなスキマを使えるんだが、俺は神ではないからな。今のところ死ぬ気もないし、神になる予定は無い。

 

 となると神に協力してもらうのが一番いいんだけど、シャロも彼方も最近は全然見ていない。

 いつもは普通に俺の周りに何もしなくても集まってくるんだけど……あいつらも何か調べているのか?

 

「ねぇ、真。なにか見つかったかしら」

 

 そこで戻ってきた紫が俺の行動を見て聞いてきた。

 

「そうだな……この森の奥深くにジーラのものと思われる霊力が向かって行っていて、そこで途切れている感じだな」

「なるほど、じゃあそこが怪しいわね」

「だけど、そのあとどうしたのかが全くわからない。別の空間に行ったんだとしたらシャロの協力が必要不可欠になる」

「そうね。そこら辺は詳しい時空神に聞くのが一番いいけど、シャロっていつも真の近くにいなかった?」

「そうなんだけど、いないんだよな」

 

 いつものならばすぐに協力を仰いでいる。

 特にシャロだったらすこし煽てるとすぐに協力してくれるから扱いやすいのだが、今居ないというのが気がかりだ。

 

 その時のことだった。

 こっちの方へと霊力が近づいてくるのを感じた。それも俺がよく知っている霊力。

 

 こいつがもし敵になったんだとしたら俺たちはかなり厳しい戦いを強いられることになる。

 お前はどうなんだ――

 

「なんか妙な妖力を流していると思ったらお前だったのか、真」

 

 ライト……俺とほぼ同じ力を持っている、俺にとって一番やりにくい相手だ。

 

「違う。私は鬼神正邪だ」

「はぁ……なんか体が入れ替わっているが、行動は真そのものだ。俺が騙されると思うか?」

 

 そう、さとり以外に俺と正邪が入れ替わっていることに気づく可能性がある人物。

 俺から作られたクローンだからこそわかるんだろう。

 

「で、お前はどっちなんだ? 敵なのか味方なのか」

「敵だといったらどうする?」

 

 ライトがそういった瞬間、俺と紫はいつでも戦えるように身構えた。

 そんな俺たちを見て滑稽そうに笑うライト。

 

「俺は敵じゃない。恐らく俺はクローンだから洗脳が聞かなかったんだろうな」

「そっか、普通の生物じゃないもんな」

 

 紫や幽々子のように実力によって洗脳を無効化するもの、そして体質的に洗脳が無効化される人と二種類いるのか。

 

「で、どうしてライトはここに来たんだ?」

「俺もこの幻想郷は気に入ってるからな。幻想郷が崩壊するのは止めたいんだ。で、この今の状況はなんだ? ものすごい変な霊力が漂っているようだが……不完全なクレアみたいな霊力だぞ」

「不完全なクレア?」

 

 言われて再度霊力を確かめてみると、言われてみれば確かにクレアに近いけど、近いというだけでクレアじゃない霊力のようだ。

 

「となるとあいつ、めちゃくちゃ強くなってるな」

「だが、こいつがクレアを完成させることはない」

「どうしてだ? こいつの霊力を感じ取ってみてわかった。こいつはクレアの才能がない。普通の技とかなら修行すればいいが、クレアまで来ると、これは才能の世界だ。才能がなければどれ程努力をしてもクレアを会得することはできない」

 

 ライトのやつ、霊力を感じただけで相手の才能を感じとることができるってかなりすごい力だな。

 だけど、クレアが使えないと言ってもクレアらしい力を使っているのは確かだ。

 

「で、恐らくこいつは空間を移動する力を持っている。シャロの協力が必要不可欠だな」

「やっぱりそうだよな」

「まずはシャロを探すことを優先しよう」

 

 紫も空間を移動できるけど、この期間で探すとしたらシャロが居ないと不可能だ。

 ならばシャロをなんとしてでも探し出さないと……。




 はい!第160話終了

 ちょっと最近リアルの方が忙しいので、もしかしたらこれから投稿できない週って言うのが出てくるかもしれません。

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 それでは!

 さようなら

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