無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 なんと真の見よう見まねでクレアを発動させてしまった一輝に真はため息をついてしまう。

 一輝がクレアを発動させた事によって真のクレア装でも敵わなくなってしまう。

 そしてついに真はクレア王を発動させるものの、決定打に欠け、互角の戦いを繰り広げる。

 グレバンとの戦いはついに彩が本気を出し、グレバンを一刀両断して倒した、そう思われたものの、なんとグレバンはコンティニューをしてしまうのだった。



 それではどうぞ!


記念第13話 コンティニュー、そして覚醒

「コンティニュー?」

「あぁ、マイマスターはコンティニューすることによって何度殺されても生き返ることができるんだ。ただし、寿命は例外だけどな」

「そうその通りだ。俺は能力を二つ所持している。一つはさっきも言った通りに【洗脳する程度の能力】。もう一つが【コンティニューする程度の能力】だ。これによって俺は何度も殺されても何度も生き返る! もはやお前らには勝ち目はない。俺はお前たちの力尽きるまで待ってからじっくりと殺してあげるよ」

 

 なるほど、さっきからずっとグレバンはコンティニューをし続けていたのか。だから一向に死ぬ気配がなかったということか。

 それって俺の能力よりも圧倒的に強いな。俺の能力は致命傷を受けないだけで、死ぬときは死ぬ。だけど、グレバンは寿命以外に死ぬことは絶対にないということだ。

 

 しかし、この状況はかなりまずい。

 このままでは本当に俺たちが力尽きるまでグレバンに待たれて殺されてしまう。

 実質不死身の相手をどうやって倒せばいいんだよ……。

 

「集中しろ、相手の考えていることが何かを考えるんだ」

「だから、なんなんだよ! 霊縛波、狙撃《スナイパー》」

 

 ついに苛立った俺は手のひらに霊縛波を作り出すと、霊縛波をグレバンへと投げつけた。

 すると、霊縛波は見事グレバンへと直撃し、爆発を引き起こしてグレバンを消滅させることに成功したが、無からグレバンが出現し、やはりこの攻撃でも倒すことはできなかった。

 

「言っただろ? 死なないって。諦めろ、俺が世界最強の生物なんだからな!」

 

 だめだ。倒す方法がない。

 一体どうすれば……。

 

「っ! ぐあああああ」

 

 そんなことを考えていると横から飛び蹴りが飛んできて俺は蹴り飛ばされて壁に激突する。

 その衝撃で俺は思わずクレア王を解除してしまい、一気に大ピンチに陥った。

 

「戦いの最中によそ見とはいい度胸だな」

「く、か」

 

 身体中が痛い。だけど、思いの外、肉体へのダメージは最小限に抑えられているため、なんとか立ち上がってこのまま戦えるが、いまの状況では俺は一輝には勝てない。

 クレアまで使えるようになった一輝に今の普通の状態では勝てない……。

 

 集中か……。

 どうしようもなくなった俺は一輝に言われたことを実践してみることにした。

 一輝に集中し、一輝が何を考えているのかを考え始める。

 

 そのとき、先ほどよりも明らかに苦しそうな表情になっているこいしの姿が視界の端に入った。

 

「こいし!」

 

 思わず俺の意識がこいしの方に逸れてしまった。

 その瞬間だった。

 

 ––戦いの最中に意識をそらすとは……もう一発蹴りをお見舞いしてやる––

 

 その声が頭の中に響いてきた。

 すると一輝が俺に向かって蹴りを放ってきた。

 今までだったら普通に食らっていたのだが、今はなぜだか事前に攻撃する意思のような声が聞こえてきたため、俺はそれを回避することができた。

 

「っ! おい、それは」

「あ」

 

 指をさして少し驚いたようにする一輝に言われて気がついた。

 なんと、もう二度と出てくるとは思っていなかった俺のさとり妖怪として第三の目が胸元に出現し、それがコードで俺の体に繋がっていた。

 間違いない。今の声もこの第三の目の力だ。一輝の考えをこの第三の目で読んだからこそ俺は一輝の攻撃を回避できた。

 

 この力は血の覚醒だ。

 

「久々だな、この力は」

 

 一輝の考えが読める。

 すると驚くことに俺は気がついた。だけど、それは口には出さずに心の中にとどめておいた。

 なぜならそれが一輝の望みだし、俺も実際それが一番いいと思ったからだ。

 

「なるほど、俺の心を読めるのか。なるほどなるほど。さぁ、行くぞ海藤!」

「あぁ、一輝!」

 

 俺は一輝の心が読める。だから俺は分かっていた。

 これで俺たちの演技(・・)は終わりだ。

 

 一輝が飛び蹴りをしてきたため、俺が手のひらを構えると一輝は俺の手のひらに足の裏をつけて力を込める。

 そしてその状態で俺はスペルカードを放った。

 

「狙撃《スナイパー》」

 

 俺は一輝を手のひらではたき飛ばす。もちろんグレバンに向かってだ。

 そして一輝も一輝で俺の足の裏を蹴り、お互いの相乗効果で空を切る速度で一輝はグレバンに向かって飛んで行った。

 この速度はグレバンの速度じゃ反応しきることはできない。

 

 一輝は空中で体勢を整えてグレバンへと飛び蹴りを放った。

 

「ぐはああああああああああああああああああああ」

 

 一輝の飛び膝蹴りはグレバンの腹に直撃し、そのまま二人で飛んで言って壁に激突してそのまま壁を破壊して外に飛び出した。

 ここは浮いている城の最深部だ。なので、外に飛び出したら空中に投げ出されてしまうことになる。

 だが、このままでは一輝のみが落下して死んでしまうことになる。

 

「お前は次に『貴様、なぜ俺を攻撃する!?』という」

「き、貴様、なぜ俺を攻撃する!? ––はっ!」

「お見通しなんだよ! 最初から何もかも! だから俺は黒いコンタクトレンズをしておいたんだ。本当は明るい場所でも視界を確保できるようにと用意していたものだが、ここで役に立つとはな。そしてお前の光が直接視界に入らなければいい。だから光を遮っていた俺は光を直視していても洗脳されなかったということだ」

「ま、まさかそんなことが!」

「あり得るんだよな。俺の好きな戦い方は相手の攻撃を尽く潰して行くことだ。そして、この瞬間を待っていた!」

「だが、お前らは本気で戦っていた!」

「敵を欺くにはまずは味方から、だ。海藤の奴もついさっきまで知らなかっただろうさ」

 

 そう、俺も心を読んでようやく気がついた。

 裕太たちとは一輝は戦うつもりがなかった。なぜなら、下手すると裕太たちが死んでしまう可能性があるから。あいつは自分が死んでもいいと考えていたけど、仲間が死ぬのは許せないようだ。

 だからいっぱい攻撃しても死ぬ可能性の低い俺を選んで攻撃してきていた。

 

 本気で攻撃してきていたのは俺を欺いて俺にも本気の戦いを演じさせるため。

 そしてここまで待っていたのは俺の血の覚醒を待っていたんだ。

 

「これで全ての準備が整った」

 

 そういうと一輝は俺に合図をすると俺は一輝の考えを読んで再びため息をつきたい気持ちになってしまったが、抑える。

 正直言えば一輝の考えが本当に実現可能なのかも怪しいところなのだが、今まで一輝の考えが外れたことはなかったため、俺はその作戦に乗っかることにした。




 はい!記念第13話終了

 【コンティニューする程度の能力】、強すぎますよね。どれだけ攻撃しても殺すことはできない。

 ちなみにたまに真は死なないと思っている方もいるみたいなのですが、真は耐久力が高いだけで死にます。

 爆散しても消滅しても死にませんが、ダメージが蓄積すると死にます。

 そしてついに血の覚醒が発動しました。本編で一度だけ出て来ましたね。

 ちなみに本編ではもう血の覚醒を出すつもりはありません。真にはクレアと《限界突破(ブレイク・ザ・リミット)》で頑張ってもらいます。

 まぁ、血の覚醒は気に入ってはいるんですけどね。

 それでは!

 さようなら
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