それでは前回のあらすじ
なんとか鬼流を退けた真達だったが、ライトが満身創痍になってしまったので真は苦悩の末、永遠亭に賭けることにした。
するとそこにいたのは数時間前に戦い、圧倒されてしまった相手、デイだった。
デイはシャロのことを狙い、このままではシャロを殺されてしまう。そうしたらもう撃つ手がないぞ!?
それではどうぞ!
side真
俺は周囲が崩壊してしまうことを警戒する。
さっきと同じように周囲が崩壊するとしたら俺たちは閉じ込められてしまうからすぐに退避しなければならないからだ。
紫もそのことを警戒してスキマを作り出す準備をしている。
だが、デイと名乗るカメラは崩壊させるわけではなく、そのまま俺たちに突撃してきた。
「今度こそ君たちを全員殺してあげるね〜?」
「今度こそ倒すのはこっちのセリフだ!」
俺はクレア王を使用すると霊力刀を作り出した。
カメラは俺にそのまま突撃してきたため、俺はカメラを刀で受け止めたものの。
――お、重いっ!
そう、物凄くその一撃は重く、受け止めた手がビリビリと痺れてくるほどの衝撃を受けてしまった。
こんな攻撃を何回も受けていたら腕がイカれてしまう。
クレア王はかなり身体強化をしてくれるのにこれでこのダメージだと考えるとゾッとするが、今ここで引く訳にはいかない。
「真っ!」
すると横から蹴りが飛んできた。
見てみるとそこにはこいしが居た。
どうやら無意識を使ってこっちに走ってきてカメラに気付かれる前に飛び蹴りをしてきたようだ。
「こいし、助かった」
「それはいいけど、真は大丈夫?」
「大丈夫、とそう言いたいがそうも言えないのが事実だ」
ジンジンとした痛みが無駄残っている。
今のは致命傷になるようなダメージではなかったからか、肉体にもそのままのダメージが入ってしまってもしかしたら骨にヒビが入ってしまったかもしれない。
刀を持つ腕が震えている。
「全く、出鱈目なやつだな」
「真、どうする?」
「一か八かやってみるしかないだろうな。……紗綾!」
「ん、りょーかいっ!」
すると紗綾は俺たちの横をものすごい速度で通り抜けていき、カメラへと急接近する。
刀にはクレア装を纏わせ、その刀身は真っ赤な炎で燃え盛っている。
紗綾に修行をつけたのは俺だ。紗綾の実力はよく知っている。
あいつは簡単にやられるようなやつでは無い。こっちはこっちでやることをやってしまおう。
「こいし、力を貸してくれるか?」
「うん。もちろんだよ!」
こいしならそう言ってくれると思っていた。
協力って言ってもこんな所で崩壊の能力を使うつもりは毛頭ない。
こんな所で使ったら俺たちは大丈夫でカメラは倒せるだろうが竹林や永遠亭だけではなくみんなまで巻き添えだ。それだけは避けたい。
なら、何をしようとしているのか。
「手を出してくれ」
「うん」
戸惑った様子で手のひらを上にして出してくれるこいし。
俺はその手の上に同じように手のひらを上にしてこいしの手の上に重ねた。
その状態で手のひらに霊力を集め始める。
「こいしもお願いだ」
「うんっ!」
あの時偶然出来た技だが、今あいつを倒せるとしたらこれしか俺は思いつかない。
「っ! 行くぞこいし!」
「うん!」
俺とこいしは同時に駆け出して手のひらに俺の霊力とこいしの妖力が合わさった霊力の玉を作り出して腕を同時に突き出す。
「くっ!」
紗綾は体当たりによって少しぶっ飛ばされてしまうものの、すぐに体制を立て直して刀を構えるものの、直ぐに俺たちの接近に気がついたからか直ぐにその場から飛び退いた。
「なっ!」
紗綾に気を取られていたからだろうか?
カメラは俺たちに気がつくのに遅れたようで、気がついた頃にはもう目の前にたどり着いており、今のこの状態からではどんなに強い相手でも回避することは不可能だった。
「「無意識《霊縛波》!!」」
俺たち二人の霊縛波はカメラに直撃。
極太のレーザーが小さいカメラを包み込んだ。
「がぎ、がぎぎぎぎぎ」
カメラから変な音がし始めた。
その直後――
ドカーン!!!
ものすごい爆発音と共にカメラが砕け散った。
どうやらカメラ本体自体がダメージに耐えきれなくなったようで、爆発してしまったようだ。
俺とこいしは爆発によって少しぶっ飛ばされてしまうものの、揃って受身をとって着地した。
「勝った」
目の前に見えるのは何も無い空間のみ。
カメラの欠片もそこには残ってはいなかった。どうやら本当に粉々に砕け散って、再生することはないようだ。
とりあえず俺たちはシャロとこの永遠亭は死守したのだ。
だが、恐らくこのカメラが本体って訳では無いだろう。デイっていう男の本体は別にあるはずだ。
今回はカメラが相手だからカメラの耐久度に限界が来てぶっ壊れてくれたけど、本体との戦いではこうも行かないだろう。
「ったく……カメラでこの強さだったら本体はどれほど強いのか」
俺たちがカメラを倒し安堵していたその時、永遠亭から一人の人物が現れた。
かなりボロボロのようでダメージがかなり大きそうに見える。
フラフラとしながら歩いてきたその人物を見て目を見開く。
「永琳先生!」
その姿が見えると俺は後先考えずに永琳先生に向かって走り出した。
「ちょっと、真止まりなさい!」
紫が俺に静止をかけるものの俺が止まることは無い。
もうこの際、永琳先生が敵か味方か、確認するのは後回しだ。
永琳先生はシャロのことを治療してくれた。もう既に永琳先生は俺たちの大事な仲間なんだ。見過ごす訳にはいかない。
「し、ん」
俺の事を見つけると安心したかのような表情を見せて永琳先生はその場に倒れ込んだ。
そんな永琳先生を俺は抱えると永遠亭内へと駆け込んだ。
はい!第173話終了
カメラを倒すことに成功した真達。
果たして真たちはこの異変を解決することが出来るのか?
まだまだ続きます。
それでは!
さようなら
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