無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 いやぁ〜今年もあと僅かですね。今年は皆さん、どのような事があったのでしょうか?

 僕はずっと物語を考えて書いていたと言った感じですので特に何もありませんでした。

 強いて言えば就職したので少し執筆の時間が減ってしまったと言った感じでしょうか?

 そんなことより、この話が無意識の恋 Second stage今年最後の話です。

 デイ戦がめちゃくちゃ長いですね。ラスボス戦ではなく中ボス戦レベルの話なのですが、デイがめちゃくちゃ強いんですよ。

 今回の話は正邪がカッコイイ話です。



 それでは前回のあらすじ

 デイと対峙する真たち。

 だが、真たちはデイにやられてしまう。

 紫までもがやられてしまい、トドメを刺されそうになったその時、正邪が自分とデイの位置を入れ替えて紫を救った。

 しかし、そのせいで正邪がヘイトを買ってしまい、デイに狙われてしまう結果となってしまった。

 果たして正邪はデイを倒すことができるのだろうか?



 それでは今年最後の無意識の恋Second stage、どうぞ!


第177話 正邪の能力(ちから)

side真

 

 デイは正邪のことを睨みつける。

 正邪もデイのことを睨み返し、堂々とした振る舞いをする。だが、その足は諤々と震えていた。

 

 その気持ちは痛いほどわかる。

 先ほど、アレだけの力を見せられてしまったのだ。怖くなって当然。俺も同じ立場で思いっきり特大の殺意をあいつに向けられたら怖くて怖くて仕方がなくなってくる。

 だが、そんな表情は全く見せなく、むしろ表情は余裕そうで笑っている。

 

「俺のことをコケにしたこと、後悔するといい!」

「っ!」

 

 その瞬間、正邪の周りに風が巻き起こり始める。そしてそのまま竜巻の要領で正邪の周囲に風の壁が出来上がってしまった。

 

「やめなさい!」

「遅い」

「うっ!」

 

 幽々子が止めようとして再度蝶を作り出そうとしたその瞬間にはもうすでに幽々子の背後にデイが立っていて、手刀で気絶させられてしまった。

 これでもうデイの攻撃を止めることができる人はいない。

 

「その風はね。特殊な風で、とても鋭いんだ。こんな風に」

 

 そういうとデイは近くを漂っていた電化製品を一つ手に取ると風の中へと投げ飛ばした。

 その瞬間、その電化製品は一瞬にして細切れになってしまった。

 

「どんなものでも一瞬でミンチにすることができる。さっきは油断したが、俺は俺自身に対する能力を妨害する能力も持っている。お前の入れ替わりはもう効かないぞ」

 

 正邪の残された希望であるデイとの入れ替わりという退路を防がれてしまった。

 

 そしてさらには先ほどから妖力の動きを見てみると上方向からの脱出を試みているようだが、内部では突風が下方向に向けて吹いているようで、なかなか脱出できずにいるようだった。

 絶望的だった。

 

「俺のことを馬鹿にしたことを地獄で後悔するんだな!」

 

 デイがそういった瞬間、風の檻が少しずつ萎み始めた。

 このままでは正邪がミンチにされてしまう。なんとかしなければ。

 そう思うものの、俺は体が痛くてなかなか体がいうことを聞いてくれない。

 

 不甲斐ない。弱い自分が不甲斐ない。

 最近は特に思い知らされている。

 

 以前、幻想郷を救ったことで強くなったと思ってた。実際、現代では幻想郷で身につけたこの力は過剰なものだった。だが、この幻想郷では違った。もっと強い奴らで溢れていた。

 未来の俺から始まり、紅蓮、彩綾、バーク、龍磨と俺よりも強い奴らと会ってきた。その度に思い知らされるのだ。俺はまだまだ弱いと。

 

 俺が弱いから正邪を助けることができない。

 悔しかった。この状況でも見守ることしかできないなんて……。

 

「さらばだ!」

「正邪!」

 

 完全に風の檻が閉じ切った。もうあの状態では助からないだろう。

 恐らく中にあるものは既に全てミンチにされてしまっている。正邪もそうなってしまったことだろう。

 くそっ!

 

 正邪は俺のことを何度も助けてくれたのに俺は助けられないなんて……っ!

 

「はははっ! 俺に逆らうからこうなるのだ。さて、あの小娘の能力を試してみるとするか」

 

 そう言って風の能力を解いた直後、デイは不可解そうな表情を浮かべた。

 

「あの小娘の能力の使い方が全く浮かんでこない。どういうことだ?」

 

 恐らく能力を奪うと使おうとした時にその能力の使い方が頭の中に浮かんできて理解することができるのだろう。

 正邪は風に切り刻まれたとはいえ、あの風はデイが作り出したものなので、デイに殺されたということになる。

 ならばデイがその能力を手にいれたということになるはずだ。なのに、使えないとはどういうことだ?

 

「ねぇ」

「っ!」

 

 その瞬間、聞こえるはずのない声が聞こえてきた。デイの向こう側からだ。

 デイも驚いた様子で背後をふりかえると、デイは何かの衝撃を受けてぶっ飛ばされ、壁に激突した。

 

「かはっ!」

 

 デイがダメージを受けている姿を見るのは初めてだ。

 先ほどまで俺たちの攻撃をさまざまな能力を使用して完璧に防いで見せていたから。

 

「油断は大敵だぞ〜」

 

 デイの元いた場所を見てみると、床に倒れ込んでいるデイのことを見下ろしている正邪がそこにいた。

 恐らくデイは正邪に蹴り飛ばされたのだろう。しかし、どうやってあの風の檻から出たんだ。

 

「あ、ちなみに上から出ようとしたのはフェイクだ。本命はこっち」

 

 そういうと正邪が見せてきたのはそこらへんを転がっている瓦礫だった。

 

「こいつと入れ替わったんだよ。何も無機物と入れ替わることはできないとは一言も言っていないからね」

「くそが。この俺を二度も馬鹿にするとは……」

 

 まずい。今の一撃で完全にデイを怒らせてしまったようだ。

 今の攻撃は再度デイが油断していたからこそ決まった攻撃だろう。だが、完全に怒ってしまったデイには今までのような攻撃は通用しないだろう。

 

「ぐっ!」

 

 今度はサイコキネシスで正邪を拘束するデイ。

 だが、再度瓦礫と入れ替わって拘束から抜け出したものの――

 

「かはっ」

 

 入れ替わった先に拳が飛んできたため、正邪は回避する暇もなく、まともにその拳を喰らってしまった。

 

「遅い。その程度で俺を欺けると思ったら大間違いだ」

 

 どうするどうするどうする。

 この状況、かなり絶望的だ。

 

「く、くぅ……」

 

 正邪はうずくまって動けない様子。

 このままでは正邪が殺されてしまう。

 

 その瞬間だった。

 

「グアっ!」

 

 何もないのにデイはその場で転倒した。

 

「上下左右の感覚を逆にしてやった。これが私の最後の抵抗だ」




 はい!第177話終了

 正邪対デイ。

 デイは正邪に対して完全にキレたことによって油断は無くなりましたが、正邪の能力はかなり初見殺し的なところが多いので油断してなくても対処が難しい場合も多いですよね。

 果たして決着はどうなるのでしょうか?

 それでは!

 さようなら

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  • 南雲鈴音
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