それでは前回のあらすじ
紗綾と鬼流の戦いが始まった。
鬼流は心や感情を完全になくし、紗綾へ遠慮のない猛攻を仕掛けるものの、紗綾は逆に鬼流への罪悪感で自分から攻撃を仕掛けることはできず、ただただ涙ながらに鬼流へと声をかけ続ける。
しかし、鬼流はそんな紗綾の声に反応することもなく攻撃をし続け、その姿を見た神楽は感情の起伏が少ない癖に紗綾の事を嘲るように笑った。
そんな神楽に腹を立てた霊夢がついに動き、神楽を陰陽玉、そして境界《二重弾幕結界》で攻撃することに成功した。
神楽は鬼流に紗綾への攻撃を中断し、霊夢を始末するように命令すると鬼流は霊夢へと走っていき、そんな鬼流にまた紗綾は声をかけた。
すると、鬼流はなんと楓花という単語に反応したのだ。
だが、止まることが無い鬼流を見て紗綾はやるせない気持ちになって謝罪の言葉をつぶやいた。
その時、鬼流の脳裏に今は記憶にない過去の映像が浮かび上がった。
さぁ、神楽戦、ラストバトル開始!
それではどうぞ!
side三人称
紗綾の謝罪の言葉を聞いた瞬間、鬼流はピタッとその場で立ち止まってしまった。
その様子を見てこの場にいる全員が首を傾げた。
先ほどまで一切心や感情が無く、紗綾の言葉に一切揺らぐ気配が無かった鬼流が楓花という単語を聞いた後に涙ながらの紗綾の謝罪を聞いた瞬間、霊夢への進攻を中断したのだ。
「な、なにをしている! 鬼流! さっさとその博麗の巫女を始末しろ! おい、聞こえているのか!」
「……っ」
今度は神楽の言葉に反応を示さなくなった鬼流。
ついに鬼流は頭を抱え込んでその場にしゃがみこんでしまった。
「あんたんところの戦闘サイボーグはバグを起こしてしまったようね。まぁ、あれだけ改造されれば普通の人間の肉体だもの、バグの一つや二つ起きても全く不思議ではないわ」
霊夢は神楽の事を憐みの眼で見つめながら言った。
鬼流からはとんでもない熱気は放たれておらず、ただその場で頭を抱え込んで苦しんでいた。
心も感情も失ってしまった鬼流ではあるが、今現在頭の中で迷いを抱いていた。
それは紗綾が楓花と言う名前を言い放ったことで、その言葉が鬼流の頭の中をぐるぐるとかき混ぜるように進攻し、神楽の脳を戸惑わせているのだ。
自分が施されているプログラムはただ、神楽のいうことのみを聞き、それ以外はどうでもいいことだと無視するというものだ。
だが、鬼流はどうしても楓花という言葉がどうでもいいようには思えなくなっていたのだ。
(なんだ、楓花? 知らない、そんなこと知らないというのに、なんだこの感情は、この昂り収まる気配のない感情は)
「かわいそうにね、その人、寺子屋の人でしょ? 多分同じ世代の寺子屋のみんなはあんたらに全員捕らえられて売り飛ばされたり、改造されたりしたんでしょ? 本当に、胸糞悪いことをしてくれるわ」
「れ、霊夢さん、知っていたの?」
「知っていた、まぁ、知っていたっちゃ知っていたってことになるのかしら。私がまだ幼いころ、まだ寺子屋に通っていたころ、私のお母さんがまだ現役で戦っていたころ、寺子屋で誘拐事件が起きたって、お母さんから聞いたわ。間に合わなかった、助けられなかった、もう少し早くたどり着けていればっていつも私に言っていた。そして多分そのことがきっかけで私のお母さんは失踪したわ。でもね、もしかしたらまだ救えるかもしれない命が目の前にあるのよね」
そういうと霊夢は紗綾と鬼流を交互に見て微笑みを浮かべた。
そう、この事件は霊夢の母親が現役で妖怪退治をしていたころに起きてしまった事件だった。
当時博麗の巫女だった霊夢の母親は寺子屋で嫌な気配を感じたため、急いで向かったが、たどり着いた時にはすでにもぬけの殻となっていた。
春斗もこの時すでに寺子屋から飛び出していってしまっていたため、すれ違いとなり誰一人として救うことはできなかったのだ。
そして今まだ救えるかもしれない命とはまぎれもなく紗綾と春斗の事だった。
今ならまだ春斗の心を取り戻すことができるかもしれない、霊夢はそう考えていた。
「だからまずは、あんたを退治しなければ話が進まないから、あんたを退治するわ!」
「できるもんならやってみやがれ!」
霊夢は空中を蹴ると風を切る速度で神楽へと接近していく。だが、神楽もそれは見えているため、大量の触手を作り出した。
そしてそれで一斉に拍手すると、大量の衝撃波が周囲に解き放たれてしまった。
普通なら回避することができない一撃、紫たちも巻き込まれて一巻の終わりになってしまうような攻撃だが、紫たちには最強の盾、時雨龍生が居る。
そして霊夢の方も問題はない。
なにせ霊夢の能力は【
今まで霊夢は一度たりとも本気を出してなどいない。
幼少期は本当に空を飛ぶことしかできなかった。その能力で何ができるんだ、妖怪に勝てるのか? と嘲笑されることさえあったほどの能力だ。
だが、霊夢は修行を重ね、ついにこの能力を最強の能力と自信を持って言えるほどにまで鍛え上げることができた。
その成果がこの技だ!
「本気で行くわよ。《夢想天生》」
霊夢がスペルカードを使用した瞬間、神楽の放った衝撃波が霊夢をすり抜けて行って背後の壁に直撃した。
これは神楽にとって予想外過ぎる事態だったため、少し霊夢の攻撃に対する反応が遅れてしまった。
「はぁっ!」
「ぐふぅっ」
霊夢の放った蹴りはそのまま神楽のあごに直撃、神楽は真上に蹴り飛ばされた。
そしてその直後、霊夢は周囲に大量の弾幕を展開し、神楽へと放った。
「霊符《無双封印》」
「ぐあああああああ」
空中に蹴り飛ばされ、まだ態勢が整っていなかった神楽ではこの攻撃を回避する術を持ち合わせてなどいなかった。
そしてそのまま神楽は真上へと飛ばされ、ついに神楽は天井を突き破り、建物の外へと追い出された。
それを見た霊夢はにやりと口元をゆがめたが、まだ態勢が整っていない神楽ではその様子を見ることはできず、霊夢が意味深ににやりと笑ったことに気が付くことはできなかった。
そのまま空中で態勢を立て直して羽を広げて空中にとどまると、先ほどシャドウに見せたような怒りに染まった表情になった。
「やっぱりめんどくせぇ! すべて破壊しつくしてやる!」
神楽は怒り任せにこの浮島すべてを飲み込んでしまうほどのサイズの超巨大な拳を作り出すと霊夢たち目掛けて神楽はその拳を振り下ろした。
鬼流やジーラまで巻き込まれてしまうことなどもう神楽にとっては関係なかった。自分が人間ごときに敗北するという事実の方が神楽にとっては大問題だった。
神楽は確かに邪神として生まれたため、感情の起伏は少ない方ではあるが、自分が邪神であるということに誇りを抱いてはいる。そのため、人間に邪神が負けるわけにはいかないという気持ちが先行して周囲の状況が良く見えていなかった。
だから神楽は背後から近づいてきた気配に気が付くことはできなかった。
「ハロー、元気かい? か、ぐ、ら」
「っ、しゃ、シャドウ!」
なんと神楽の背後からシャドウが忍び寄り、ついには神楽の肩をトントンと叩いたのだ。
これほど接近されるまで神楽が鬼が付くことができなかったのはシャドウの力ゆえか、それとも神楽がそれほどまでに注意散漫になってしまっていたのか、それを知るものは誰もいない。
だが、確実に言えるのは先ほどとは違ってシャドウは落ち着いていた。そして安堵に近いような先ほどと比べて穏やかな表情を浮かべていた。
そして地上にいる全員が空を見るとその全員が目を見開いて固まってしまった。
「な、なによ、あれ」
霊夢までもが目を白く逸らせて驚愕するほどの光景。
「ねぇ、神楽。上を、見てごらん?」
「上? 上がなんだって––っ、なんだよ、あれは」
神楽も上を見た瞬間、驚愕のあまり固まってしまった。
この現象をシャドウは知っていたため、この空に見えるものが見えた瞬間、他のみんなとは違ってシャドウは安堵で満たされたのだ。
空に見えるもの、それは超巨大なスキマだった。しかも、そのスキマにはいくつもの巨大な鋭い歯のようなものがあり、まるで生き物の口のように見えるものだった。
いや、これは実際に口なのだ。
「あれはな、この世で一番強いお方、大神様の口だよ。秩序を犯した者の前に口を出現させては捕食してしまうという秩序を司っている一番偉い神さ」
「秩序を犯した者……っ!」
「ようやく状況が分かったみたいだね。やっと君を捕食しに来たようだよ。犯罪者君」
シャドウはようやくこの状況になったという安堵で少しテンションがおかしくなっていた。
「うそだ、嘘だ嘘だ嘘だ。俺は間違っていない! 俺は何も咎められるようなことはない!」
「本当にそうか?」
「っ、何が言いたい」
「別に、お前がそう思いたいならそう思っててもいいけどさ、でも現実は変わらないよ」
その瞬間、神楽へ光の速度で舌が襲い掛かってきたため、シャドウは慌ててその場から引いた。
そして神楽はその下を大剣できろうとしたものの、その舌に刀が当たった瞬間、これは斬れないということを神楽は覚った。
鋼鉄よりも固い、霊力やクレア装で硬化したなんて生ぬるいものじゃない。
この世の物質に存在してはいけないような超硬度な舌だった。
そしてそのまま神楽はその舌に巻き取られてしまって口へと運ばれていく。
「くそ、離せ!」
「じゃあな、神楽」
シャドウは勝利を確信した。
地上を見ても誰一人として欠けることなくいるため、ほっと一安心。かと思いきや突如としてとんでもない圧力の衝撃波が周囲に放たれ、シャドウは吹っ飛ばされて霊夢の真横に着地する。
「な、なんだと」
なんと神楽は自力で衝撃波を出して大神の舌を弾き飛ばしてしまったのだ。
シャドウは再臨するとそこまで強くなってしまうのかと戦慄してしまう。
神楽の力は大神ですら及ばない領域なのかと絶望感すら抱いてしまうが、その直後、大神は再び神楽をぐるぐる巻きにしてしまった。
しかしまだ神楽は諦めてなどいなかった。
「く、くそ、だが、まだ触手が出せる!」
さすがに大神といえども触手を止めることはできない。
大神のあの口を好きなところに出せる能力は口の内部に攻撃を食らってしまったら強制的に解除され、神楽を消滅させることができなくなってしまう。
触手があれば大神の口の中へ攻撃することなど容易かった。
「くっ」
シャドウは覚悟を決めると、その瞬間に空へと飛びあがって神楽へと突撃していった。
せっかくできたこのチャンスを無駄にしないためにも、もうこれ以上神楽の被害者が出ないようにするためにも、今ここで神楽を倒さなければいけないと感じたシャドウは神楽の元へとやってくると神楽を羽交い絞めにして能力を使用し、神楽の能力を無効化し始めた。
それによって出した触手がすべて消滅した。これはシャドウの最終手段と呼べるものだった。
「く、くそ、離せこの野郎!」
「離すもんか、お前が息絶えるその時まで俺は絶対にこの手を離さない!」
「お前まで巻き込まれて死ぬのだぞ!」
「かまわない! ルミアの大切な幻想郷を守るために死ねるなら本望だ! おい、大神! 俺ごと食え!」
「この異常者が!!!! おい! 鬼流! 俺を助けろ! 今すぐ助けろ!」
神楽は再び鬼流へと助けを求めた。
だが、やはり鬼流は何の反応も示すことはしない。
「くそがっ!」
「なにっ!?」
その瞬間、神楽の内部にある僅かな神力を噴射させてこの引っ張られる力に抵抗し始めた。
さすがにシャドウも神力を止める術はない。このままでは大神の能力の時間制限が来て神楽を倒すことができない。
その様子を見ていた霊夢も覚悟を決めた。
霊夢ももともとこの世界には命を捨てる覚悟で飛び込んできたのだ。今さらこの幻想郷を救うために死ぬことに抵抗などありはしなかった。
だが、一つ心配があるとしたら今ここで自分が死んでしまったら博麗の血筋が止まってしまうということだった。
(紫には悪いことをするわね)
そして霊夢が飛び上がろうとした、その直前になんと紗綾が飛び上がっていったのだ。
何を隠そう、紗綾も霊夢同様に覚悟を決め、神楽の暴走を止めるために飛び出していったのだ。
「あ、あのバカ!」
霊夢も慌てて追いかけて紗綾の事を止めようとしたものの、なんと飛び上がることができなくなっていた。
それもそうだ、霊夢は先ほどまで神楽と戦っていて神楽にダメージを与えられるようにいつもよりも霊力を使用していたというのがあり、霊力が枯渇してしまっていたのだ。
(はは、私も博麗の巫女失格ね。こんな時に幻想郷のために命を捨てることができないなんて)
その次の瞬間、なんと霊夢の横に居てうずくまっていた鬼流が紗綾を追いかけて飛び上がっていたのだ。
先ほどまでオーバーヒートを使用していて、機械の体である鬼流はかなり肉体的ダメージが大きかっただろうに、鬼流は飛び上がったのだ。
その行為はみんなにとって紗綾へと追撃を加えようとしたかのように見えた。
「え?」
だが、鬼流は紗綾に追いつくと、なんと紗綾の腕をつかみ、霊夢へと投げ飛ばしたのだ。
そして飛んできた紗綾を霊夢は地上で受け止めると、霊夢と鬼流はアイコンタクトをした。
「なんで、どうして」
その言葉に答えが返ってくることはない。
だが、鬼流はさっき紗綾が飛び出していった姿を見て居ても立っても居られなくなって飛び出したのだ。
自分でも何が何だか分からない。だけど、鬼流は今紗綾を止めなければ取り返しのつかないことになるということだけは確信した。
そしてなぜだか胸の内に神楽への殺意が湧き上がってくるのを感じていた。
感情も何も感じないはずなのに、鬼流は神楽を殺さなければいけないと感じていた。
––絶対にいつか、殺してやる!
その思いと楓花と紗綾を救うことができなかった自分への怒りだけが鬼流を突き動かしたのだ。
「鬼流! そうだ、この俺を助けろ!」
「わかっている。今すぐ救うよ。この世から、ね?」
「はぁ?」
その次の瞬間、鬼流はバーストを使用して爆発を引き起こした。
真たちとの戦いで使用していたバーストよりもより一層強いバースト。オーバーヒートの力をすべて集約して放ったバーストだった。
その一撃は神楽とシャドウと吹き飛ばした。
この勢いでは神楽の微量の神力じゃ勢いを止めることはできない。完全にチェックメイトだ。
「畜生、畜生、畜生!」
「神楽、俺とお前はタッグだったよな。最後まで付き合ってやるよ!」
そうして完全に二人は大神の口の中に吸い込まれて行き、二人を吸い込むと大神の口は閉じて消滅してしまった。
大神の捕食は秩序を犯した者は消滅、そしてそれ以外は殺してしまうという特徴を持っているため、神楽は完全に消滅し、シャドウは今、この瞬間に息絶えた。
この幻想郷の最強の神が、死んだのだ。
その直後、空から大量の機械の部品のようなものが降り注いできた。
大きいボルトだったり、なんかの電子部品のようなものだったり、鉄片だったり、様々なものが降り注いでいるがそれらを見て紗綾はすぐにこの正体が何なのかが分かった。
「はる、と」
鬼流の体は度重なる戦い、バーストの使用、そしてオーバーヒートを使ったことによって限界を迎えていた。
それは神楽が修理したところで完全に修復することはなくパーツ一つ一つに蓄積されていたダメージによってついに大破してしまったのだ。
「は、春斗!」
その降り注いてくる電子部品の中で紗綾は鬼流の頭を見つけ出すと慌てて近寄ってその頭をキャッチした。
バチバチと火花が散っていて、皮膚も大半が消し飛んでしまって機械部分がむき出しになってしまい、見るも無残な姿になってしまった鬼流––春斗の姿を見て涙を流さずにはいられなくなった紗綾は大粒の涙を流し始めた。
そんな様子の紗綾に誰が声をかけることが出来ようか。周囲のみんなはその様子を静かに見守っていた。
「ごめん、ごめんね、春斗」
「さあ、や」
「っ!?」
紗綾が謝罪するとなんと、春斗は紗綾の名前をつぶやいた。
もう体は大破し、動力ももうないはずなのに、それでも口を開いた。
今は無き春斗の心が、執念が今になって呼び起こされ、その執念だけで春斗の口は動いたのだ。
「ごめんな、紗綾。二人を、守ることができなかった」
「いいよ、いいんだよ。やっぱり春斗は昔のまま、優しい春斗だ」
「楓花に伝えておいてくれ。俺は死ぬ、ごめんって」
「……っ」
春斗はまだ楓花が殺されてしまったということを知らない。そのため、春斗は優しい表情をしながら言った。
そんな春斗の姿を見て涙がこぼれて行かないように紗綾は天を仰ぎ見ながら春斗の言葉を聞き続ける。
「機械の体になっちまったけど、さすがにこんだけ壊れたらもう動けない」
「うん、ありがとう。春斗」
「あぁ、あとは頼んだ、ぞ」
その言葉を最後に春斗は完全に機能を停止、動かなくなってしまった。
もうとっくの昔に春斗という人物は死んでいた。だけど、春斗と言う人物の心はまだ生きていた。そして、春斗は鬼流となった後でも変わらずやさしいままだった。
春斗はもう完全に死んでしまってこの場で泣き崩れてしまいそうなほどに悲しいけど、紗綾は涙を拭くとそっと地面に春斗の頭を下ろして歩き始めた。
春斗が優しいままだったという事実が紗綾に勇気を与えたのだ。
「あ、あんた、大丈夫なの?」
「大丈夫よ。それよりも、先に進みましょう? まだ、戦いは終わっていないんだから」
問いかけた霊夢に微笑みかける紗綾。だが、その時の紗綾の表情は涙にぬれ、非常に不細工になっていた。
はい!第210話終了
ついに神楽戦終了です!
いやー過去一長い戦いでしたね。
しかし、ラストが少し雑になってしまったので少し反省です。
ただまぁ、この戦いで書きたいことは全て書けたっていう感じなので満足です。
そして次回から真が再び動き始めますよ。
もうここ四か月ほどぐったりと倒れたままでしたからね。
それでは!
さようなら
好きな主人公枠キャラは?
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海藤真
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刻雨龍生
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南雲音恩
-
南雲鈴音