無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 真はジーラが異変を起こしているのは自分の責任だとして自分だけで戦おうとした。

 しかし、こいしの説得によって真は考え直して全員で戦うことに。

 ついに最終決戦だ!


第213話 当たらない攻撃、当てられる攻撃

side真

 

 ようやくここまで来れたんだ。

 色んな人を喪った。色んなものを犠牲にしてきた。

 だが、それも今、この瞬間のためだ。

 

 ジーラを倒し、この幻想郷を救う。

 感じる。

 

「真、あなたにはこんなにも仲間がいるんだから」

「あぁ……そうだったな」

 

 こいしに言われて俺は横へ顔を向ける。

 龍生、彼方、紫、ライト、紗彩、鈴音、霊夢。みんなが横一列に並んで戦闘態勢に入っている。

 手には刀。紬が変身している神成りだ。

 

 そうだ。

 俺には一緒に戦ってくれる仲間がいる。

 

「行くぞ、みんな!」

『おうっ!』

 

 俺とライトと紗彩は刀を、霊夢はお祓い棒を構えて走り出す。

 まずは様子見だ。

 以前のジーラは能力を持っていなかった。だが、これだけのことをしでかしたんだ。何かしらの能力を得たことは確実だろう。

 決して油断はしない。

 

 俺は刀に霊力と妖力を纏わせる。

 剣士としての火力は俺はライトと紗彩に比べたらかなり劣ってしまう。

 だからこうして霊力や妖力を纏わせて火力の底上げをする。

 

 そしてライトと紗彩も刀に霊力を纏わせて攻撃の準備は整ったようだ。

 

 ジーラは余裕の表情を崩さない――という事はそれほどまでに自信があるという事なのだろう。

 霊夢は至近距離に近づいてからお祓い棒の先に陰陽玉を作り出し、それで殴り掛かり、それと同タイミングで俺達もジーラに斬りかかった。

 

 どう出るか様子見。誰も本気の一撃では無い。

 だが、ジーラは回避することすら出来ずに、俺達の全ての攻撃をまともに食らって悲鳴をあげる暇もなく地面に倒れた。

 当然のように本気では無い俺たちの攻撃は全て飛び退いて回避され、ジーラはその手に拳銃を構えた。

 

 高速射撃の四連射。

 それらは的確に俺たち四人へと向かって放たれた。

 

 この至近距離で放たれた銃弾をそう易々と回避出来るわけが無い。

 俺はモロに銃弾をみぞおちに食らってしまい、紗彩は何とか刀で軌道をずらしたものの、銃弾を肩に食らってしまう。

 

「ぐ、がぁ……」

「くっ」

 

 腹を抑えて転げ回る俺と肩を押さえて膝を着く紗彩に対して、ライトは銃弾を一刀両断して防ぎ、霊夢は一瞬で結界を出現させて銃弾を防いで見せた。

 

「真っ!!!」

 

 背後からこいしの焦った声が聞こえてくる。

 

「大丈夫だ」

 

 大丈夫。

 別にモロに食らったが、銃弾が体に食いこんだとか死にそうということは無い。

 さっきまでずっと寝てたからかダメージはかなり回復している。だから致命傷を防ぐことが出来ている。

 それに加えて妖怪だから傷の回復は早い。

 

 戦える。

 

 だが、痛いものは痛いんだ。

 なるべく食らいたくない。

 

 それにしてもなんだ?

 急に動き出したかのように見えた。

 それまではまるで俺たちの動きに全く反応ができていないかのようにピクリとも動かなかった。

 あのまま攻撃が直撃すると思ったのだが、急に回避行動を取ったジーラに回避されてしまった。

 

「霊符《夢想封印》」

 

 霊夢はお返しとばかりに夢想封印を発動させて大量の弾幕を周囲に展開してジーラへと放った。

 霊夢の弾幕はホーミング性能のあるものもある。これは実力者であろうとも完全に回避するのは難しい。

 

 そんな攻撃を戦い慣れしていないジーラが回避することが出来るはずもなく、全てをもろに食らって向こうの壁にまで吹っ飛ばされた。

 だが、ジーラは戦い慣れていないはずだと言うのに、飛んできたその全ての弾幕を回避し、ホーミングしてくるものは弾幕同士をぶつけて相殺していた。

 

 あんなの初めて見て突破できる代物では無い。

 だと言うのにジーラはコンマ数秒の間に全ての弾幕の特性を理解して最適に回避して見せた。

 

「はぁ……はぁ……」

 

 だけど、やっぱり霊夢の弾幕を回避するのは大変だったようで、息を切らして肩で呼吸をしている。

 その一瞬を狙ってライトが飛び出した。

 

「その体勢で避けられるか?」

 

 ライトの刀は霊力によって鋭くコーティングされている。

 あれならば少しかすっただけでも岩を豆腐のように斬ることが出来るほどの一撃を放てるはずだ。

 

 あれを受ければ一溜りもない。

 それに今、霊夢の攻撃を回避したことによって体勢を崩し、まともに回避できるような状態じゃない。

 どう頑張ってもあれじゃ咄嗟に回避できない!

 

 俺の考えは正しかった。

 ジーラは回避動作すらとることが出来ずにライトの刀をまともに受け、上半身と下半身が生き別れることになった。

 ライトの刀が振り下ろされる直前、ジーラは咄嗟に拳銃を構えると、それをライトの眉間目掛けて撃った。

 

 それによってライトとさすがに闇雲に攻撃を仕掛けることが出来なくなり、銃弾を刀で弾いたあと、素早くジーラから距離を取った。

 

「なんだアイツ。必ず行動が後手に回ってるくせに対処が完璧だ。まるで何度も何度もトライし、最適解を見つけているみたいな――ちっ」

 

 銃弾を完璧に弾いたと思われたライトだったが、少しかすっていたようで頬から血が流れ、それを舌打ちをしながら袖で拭く。

 

 ライトの攻撃でもジーラに攻撃を当てることが出来ないのか。

 

 さっきのタイミングは本当ならば確実に攻撃が入っていたはずなのに……。

 まさかあいつは未来が見えるのか?

 いや、それにしては何か違和感がある。

 

 どうする?

 どうしたらジーラにダメージを与えられるんだ。




 はい!第213話終了

 まぁ、True Endを読破済みの方は分かりきっている展開かと思いますが、この流れをやっていきますよ!

 ただ、True Endとは違うのは複数人でジーラへ攻撃しているので、手数があるということですね。

 真単体の時も手数でジーラを攻略していましたから。

 正直、ジーラの能力ってクレア神無しでどうやって見破り攻略するのか!? って感じの能力なんですがね。

 それでは!

 さようなら
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