無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 真、紗綾、龍生、鈴音の4人がかりであと一歩のところまでジーラを追い詰めた。

 考えたのだ。
 回避されるなら回避できない攻撃をすればいいと。

 だが、結局真を盾にされて龍生と鈴音の攻撃は不発に終わってしまった。

 しかしまだ戦いは終わってない。

 まだ諦める時じゃない!



 それではどうぞ!


第215話 絶対に避けられない攻撃

side真

 

「ぐあっ!」

 

 2人に蹴り飛ばされたことによって俺は壁に背中を強打してしまった。

 腕の骨は粉砕されてしまっている。恐らく致命傷じゃなかったから回復が遅いんだろう。

 

「真!!」

 

 視界の端で必死な形相で駆け寄ってくる1人の少女が見えた。

 こいしだ。

 

「真! 大丈夫!?」

 

 こいしは俺の真横に駆け寄ってくると俺の左腕を見て絶句してしまった。

 クレア装を使っていたというのにぺしゃんこだ。

 これをもし生身で受けていたらと考えたら恐ろしいものである。

 まだ利き手である右じゃなくて良かった。これならまだ刀を振れる。

 

「大丈夫だ。俺は妖怪だ。直ぐに回復する。それよりも今はこの戦いに集中しよう。じゃないと勝てないぞ」

 

 俺はダメージを負ったことで回復するまでは動けなくなる。

 だが、その間にも鈴音と龍生の2人は攻撃を続けていた。

 

 ジーラは追ってくる鈴音と龍生に対して発砲するが、それが2人に当たることは無かった。

 

「《空絶》」

「ここっ!」

 

 龍生は空絶によって空間に壁を作り出して止め、鈴音はまるでここに銃弾が来ることがわかっていたかのような動きで回避する。

 そう言えば2人は俺が気を失っている間に来たんだよな。

 2人の修行後の戦い方は初めて見るけど、前見た時より格段に2人ともレベルアップしている。

 

 2人の動きはどんどんと追い詰めて行っているように見えるが、それでも相変わらずジーラは2人の攻撃をギリギリで回避し続ける。

 

 早く俺も加勢しに行きたいが、腕の治りが悪い。これではまともに刀を握ることすら出来ない。

 俺の回復力はダメージ量によって比例する。

 爆散したり、生命活動に影響が出るようなダメージを受けたら損傷した箇所を優先的に素早く回復する。だが、生命活動に問題がないレベルだと妖怪程度の回復速度しかない。

 それでもすぐ回復する方だろうが、戦闘中の回復時間はいつもよりも長く感じる。

 

「しつこいぞお前ら!」

 

 ジーラは2人から逃げながら発砲し続けるが、2人もそれを回避しながら追い続ける。

 霊力の糸が鈴音から龍生へと繋がっているように感じる。

 もしかしたらあれは鈴音が攻撃を感知して龍生に回避するように指示しているのかもしれない。

 

 そして再びジーラが発砲しようとしたその瞬間、ライトから霊力斬が放たれて一直線に飛んでいく。

 1番相手に攻撃が当たりやすい瞬間はターゲットが誰かを攻撃しようとした瞬間である。

 だからライトはこのタイミングを狙って霊力斬を放ったんだろう。

 

 そしてその斬撃はジーラには躱すことが出来ず、そのままモロに斬撃を食らって地に倒れた。

 だが、ジーラは直ぐに霊力斬に気が付き、発砲をやめて霊力斬を回避した。

 まるで目が横にも着いているのではないかと思うほどの視野の広さだ。あのタイミングの攻撃にも気がつくとは……。

 

「こいしっ!」

「……分かったよ」

 

 こいしに俺に構ってばかり居ないで手伝って来てくれと伝えると、渋々ではあるがジーラの方へと向かって行った。

 こいしもかなりの実力がある。人数で抑えこめば幾ら回避ができると言えども限度というものがあるだろう。

 

 そこを突く。

 こいしは走ってジーラへと接近し、周囲に弾幕を展開する。

 

「表象《弾幕パラノイア》」

 

 ジーラへ向かって大量の丸い弾幕が放たれ、それとは別にジーラを取り囲み、行動を制限するようにジーラの周りに弾幕が出現した。

 あれは戦い慣れていたとしても完璧に回避するのは至難の業だ。

 

 そんな弾幕をジーラが回避することが出来るはずがなく、全ての弾幕をモロに受けて倒れた。

 だが、ジーラはまるで全ての弾幕の軌道を全て知っているかのような動きで完全に回避して見せた。

 全ての弾幕を回避したら周囲の弾幕も消滅する。

 しかし、それは想定済みだったようだ。

 

 突如としてジーラの周囲に大量のスキマが出現した。

 

「なっ!?」

 

 さすがにこれには驚きの声を漏らすジーラ。

 これは恐らく紫がやっている。そう、分かっているというのに俺も目を見開いて驚いてしまっていた。

 

 あと、あのスキマの中には無数の目が見えるからあれだけあると不気味すぎる。

 

「あなたに、これは避けられるかしら?」

 

 そういうと紫はジーラへと手を伸ばし、そしてギュッと握った。

 その瞬間、ジーラへとスキマの中から大量の禍々しい棘が襲いかかった。

 全方位を覆う攻撃。

 ジーラを中心に半円状に出現してジーラを串刺しにしようと伸びていく。

 

 逃げ場なんてない。

 

 ジーラはそんな高密度の攻撃を回避することが出来ず、全ての棘に串刺しにされて倒れた。

 ――逃げ場なんて無いはずだったのに、ジーラは糸を通すかのような細い棘の合間を縫って回避し始めた。

 

「ぐあっ、ぐっ」

 

 だが、さすがのジーラでも全てを回避することは出来なかったようで、いくつかの棘はかすってしまい、初めて体から血を流す。

 でもそれがジーラの命を奪うことには繋がらず、ジーラは棘の牢獄から抜け出してしまった。

 

 これでもダメなのか……そう思った時、ジーラの動きを予測していたのかジーラの正面に彼方が立ち塞がった。

 

「え?」

「多分今なら!」

 

 思いっきり勢いをつけて回し蹴りを放つ彼方。

 その蹴りにジーラは反応することが出来ずに、その一撃はそのままジーラの腹に直撃した。




 はい!第215話終了

 さすがに棘を回避するまでに連続時戻し回数は上限二達してしまったみたいですね。

 果たして彼方の攻撃はジーラにどれほどのダメージを与えたのでしょうか?

 それと、先週は休んでしまってすみませんでした!

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 それでは!

 さようなら
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