無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 次々と攻撃を仕掛けていく真。

 ジーラの攻撃も真へと飛んでいくが、その攻撃は紫が防ぐ。

 今の真には味方がいる。

 果たして真はジーラを倒せるのか?



 それではどうぞ!


第220話 限界が近い

side真

 

 俺はジーラとの間にスキマが出ている間を使って刀に霊力をまとわせておく。

 ジーラはもう何回戻ってきたんだろうか。それは分からないが、これだけの力がある技だ。体力の消耗も激しいはずだ。

 あと何回戻れる? 連続何回まで戻れる?

 

 お前の限界はどこだ?

 

 とは言いつつ、俺の体力もだいぶ無くなってきている。やはりクレア王を使うと手数やスピードなども上がるが、体力の消耗も激しい。

 やっぱりこれは短期決戦向きだ。

 早く決着をつけなければ俺の方が先にばててしまう。

 

「はぁ……はぁ……お前しつこいぞ。そろそろ諦めて帰ったらどうだ?」

「帰ってもそこにあるのは終わりだけだ。ならばほんの少しだけでも希望があるならお前を攻撃し続ける」

 

 瞬間、スキマが消滅したのを見計らって俺はジーラへ向かって飛び出すが、もちろんそのまままっすぐ飛び出したら俺の動きがわかりやすすぎるため、ジグザグに動きながらジーラへと接近していく。

 その走っている間にも俺は刀にどんどんと霊力をミルフィーユの様に何そうにも重ねて纏わせていく。

 霊力同士を合わせるのではなく、何層にも纏わせることによって霊力の斬撃をストックしておくことをついさっき思いついた。

 これによって連続で霊力斬を放つことが出来るようになる。

 

「――っ!」

 

 ジーラへ向けて刀を一振りした瞬間、いくつもの霊力斬が同時にジーラへ飛んでいく。そして流れるような動作で俺は空を飛ぶ時の応用で足の裏から霊力を噴射し、同時に地面を蹴って飛ばした霊力斬に追いつき並走できる速度で走り出す。

 これならばいくつもの霊力斬に加えて俺自身も攻撃をすることが出来る。

 戦いながら思いついた戦法だが、この手数なら相当苦戦させることが出来るはずだ。

 

「それならこうだ!」

「っ!」

 

 突如としてジーラはこの状況で回避に専念をするわけではなく、俺に向けて銃を発砲してきた。

 これは想像もつかなかった。ジーラならばこの状況なら回避に専念をすると思っていたから、霊力を全て攻撃の方に回してしまっていてとっさに自分の身を守ることが出来ない。

 回避するしかない、そう判断してとっさに方向転換をして回避したが、それでも回避しきることはできずに腕をかすってしまった。

 だが、この程度の傷ならば妖怪ならすぐに治癒することが出来る。気にするものではない。

 

「だぁぁぁぁぁぁっ!」

「ぐああああああああ」

 

 ジーラはすぐに回避行動をとったが、ジーラの動きは俺にとってはとてつもなく遅い。この程度の遅さなら余裕で見切ることが出来るため、すぐに刀の方向を切り替えてジーラに斬撃を入れた。

 だが、さすがにこの一撃だけでは致命打にはならないが、それでも俺の攻撃に続くようにさっき俺が放った斬撃が一度にジーラへと襲い掛かり、その体を切り裂いていく。

 あの程度の斬撃ならば近くに居ればある程度ホーミングさせることもできるのだ。

 

 そして大量の斬撃に切り刻まれたジーラはまだ死んではいないものの、動くことが出来なくなってしまっていた。

 あとはとどめを刺すだけだ

 

 ジーラはすぐに回避行動をとったが、ジーラの動きは俺にとってはとてつもなく遅い。この程度の遅さなら余裕で見切ることが出来るため、すぐに刀の方向を切り替えてジーラに刀を振るうが、なんとこの動きはフェイントであり、俺の斬撃は回避されてしまった。

 でも大丈夫だ。俺の後ろにはさっき俺が放った斬撃が飛んできている。

 この程度の斬撃ならば近くに居ればホーミングさせることも可能だ。

 

「いっけぇぇぇぇぇぇえぇっ!」

 

 掛け声とともに斬撃に霊力信号を送り込んだ俺はジーラの方へと飛ばした。

 当然それもジーラは回避しようと動き始める。

 これも回避されるのかと警戒してみていると、その結果は俺の予想外なものだった。

 

 ほとんど回避されてしまった。

 だが、最後の一つ、最後の一つが――直撃した。

 

「ぐぅっ!」

 

 直撃した俺の斬撃はジーラの左腕を斬り落とし、普通の人間であるジーラにとっては致命傷とも呼べるダメージを与えることに成功したのだ。

 この光景を見た俺は思わず笑ってしまった。

 ジーラは今の猛攻で能力の限界が訪れたのだ。それじゃなければ成功するまでジーラは何度も何度も繰り返しただろう。でも、その途中で能力を再使用できなくなってしまった。

 さっきの紫の棘攻撃の時とは違う、明確なダメージだ。

 

 やっぱり俺の考えは間違えじゃなかった。

 戻れる回数には限界がある。

 

「ぼさっとするな!」

 

 攻撃がヒットしたことに喜んでいるとそんな声が聞こえ、声のした方向を見てみると、そこにはジーラへと走っていくライトの姿があった。

 そしてそんなライトの言葉にハッと我に返る。

 そうだ、喜んでいる場合じゃない。まずはジーラを倒さなければいけないんだから。

 

「ふざけるな! 俺が負けるわけがないんだ! 俺の能力は最強なんだ! ここに来るまで俺がどれだけ苦労したと思う!? 今更てめぇらのようなガキが邪魔していい計画じゃないんだぞ!」

「そんなことは知るか。俺たちは今、大切な幻想郷を破壊されてテメェには怒り心頭だ。おとなしく俺たちに斬られろ。そうしたら痛みもなくすんなり殺してやるぞ」

 

 怒り心頭、そして殺してやるという言葉を使っているとは思えないライトの淡々とした口調に敵ではない俺ですらぞくっと命の危険を感じ取ってしまう。

 そしてそんなライトから漂っているのは怒りと殺気のクレアだ。

 珍しくライトが感情を表に出している。

 いつもライトは何を考えているのかわかりづらいところはあるが、今だけはすごくライトの気持ちがわかる。

 

「そうだな、今殺してやるから楽しみにしておけよ」

 

 だから俺はライトに同意し、残り時間僅かな戦いに身を投じた。




 はい!第220話終了

 次回多分ジーラ戦ラストです。

 長かった。

 個人的にアニメドラゴンボールくらいの引き延ばしをしてしまった気がします。

 ジーラ戦が終わったらこのノーマルエンドの本編とも呼べる場所に入ります。

 まだ本編じゃなかったのかよって感じですが、これはトゥルーエンドとのルート分岐を見せるための場面なので、実はまだ本番じゃないんですよね。

 なので、この後も呼んでいただければと思います。

 ジーラ戦は多分長々として単調で見ていてつまらないものですが、これが終わったら多分面白くなると思うんで。

 あ、それから東方妖滅録の方も読んでみてください!

 多分僕が書いている二次創作の中では一番力を入れているので面白いはずです。

 よければ感想と評価もいただけると幸いです!

 それでは!

 さようなら
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