無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 続く真とジーラの戦い。

 真はジーラに霊力斬を連続で放ち、自分も攻撃に加わる。

 だが、それでも回避されてしまう。

 だけど、霊力斬の最後の一発がついにジーラへと命中した。

 これに活路を見出した真は仲間たちと協力してさらに攻撃を仕掛けていく。



 それではどうぞ!


第221話 悪を斬る

side真

 

 俺の攻撃がヒットしたため、今がチャンスだと判断してライトはすぐに斬りかかった。その判断は攻撃をヒットさせた俺よりも早いものだった。

 それに続いて俺も再度ジーラに斬りかかる。

 

 俺とライトの同時攻撃にジーラはとっさに回避行動をとるが、戦いなれていないジーラの速度では俺とライトの攻撃を回避しきることはできずに両方から同時に斬撃を受けた。

 

《s》「ぐあああああああっ!?」

 

 あまりのダメージに地面に倒れて悶絶するジーラ。腕も斬られ、体も斬られたジーラは普通の人間の体のため、もう満身創痍といった状態だ。

 この状態ではもう動くことはできない。そこを見逃すことはなく、ライトは倒れたジーラに刀を突き刺し、とどめを刺した。

 

 一瞬戸惑っていたジーラだったが、すぐに対応して俺とライトの攻撃をギリギリ躱せるタイミングで身を翻して躱してきたが、俺とライトもすぐに対応してジーラに再び斬りかかろうとしたが、回避動作をしていた時にはすでに銃を構えていたジーラは両手に拳銃を構えて俺とジーラに銃口を向けてきていた。

 とっさに俺とライトは腕にクレア装を纏わせる。

 

 ジーラの放った銃弾は俺のクレア王の装には弾かれ、ライトも軽く飛ばされてしまっていたが、それでもカウンターにもならないダメージしか入らなかったため、俺たちはすぐに刀を構えて再び斬りかかった。

 

 胸の前に腕をクロスして防御したものの、ジーラがとっさに俺たちの足へと照準をずらし、発砲してきた。

 さすがに俺は突然のことに反応しきれずに銃弾をもろに足に受けてしまってその場に倒れてしまう。ライトは一発目の銃弾を回避することには成功していたが、その後一発目の陰に隠れて放たれた二発目を回避することはできずに体にかすってしまっていた。

 ジーラは意外と早くに復活するらしい。

 今能力切れになったはずなのにもう能力が使えるようになっているということは能力が使えなくなったらすぐに畳みかけなければ逃げられてしまうということだ。

 

 能力が使えるうちは俺たちの攻撃は全然当たらないし、ジーラの攻撃はほぼ必中になる。

 戻れるというのは凄まじく強力な能力だ。俺よりも反応速度がいいライトですら回避することが出来なかった。

 

 次の瞬間、ジーラの周囲を取り囲むように大量のスキマが出現し、その中から鈴音、紗綾、龍生の三人が飛び出してきた。

 

女帝の眼(エンプレスアイ)戦いの指揮者(バトル・オペレーター)》」

 

 突如鈴音の目が鋭くなると同時に鈴音から龍生と紗彩へ向かって赤いオーラが伸びていき、二人と鈴音が赤いオーラによってつながった。

 初めて見る技だが、これを見るだけで鈴音が俺の知らないところですごく努力していたというのがうかがえる。その証拠に目が鋭くなると威圧感がとてつもなく増した。

 

 ジーラは三人を認識するとすぐに紗綾と龍生へ向かって銃口を向け、発砲して二人の方向からこの包囲網を潜り抜けようとする。

 だが、どういうわけだか二人は最初から分かっていたとでも言うような身のこなしで軽く銃弾を回避すると、紗綾はジーラへ斬りかかり、龍生は殴りかかる。

 

 ジーラは二人が回避しようが被弾しようがそれによって道ができるということを期待して発砲したようだが、二人は全く怯むことはなく、攻撃をしてきたため、ぎょっとして固まった。

 

 それによってジーラは二人の攻撃を回避することはできず、龍生の攻撃は腹にもろに受け、紗綾の攻撃によって首を斬り飛ばされた。

 

 だが、すぐに我に返ったジーラは背後へ振り返って鈴音に発砲して道を切り開こうと試みた。が、鈴音は軽くその銃弾を回避すると、ジーラに蹴りを放った。

 

 ジーラはもうすでに鈴音の方へと走り出していたため、急に止まることはできずに鈴音の蹴りをもろに食らって蹴り飛ばされる。

 それによって動けなくなってしまったジーラは紗彩と龍生の攻撃を回避することはできずにとどめを刺された。

 

 慌ててジーラは鈴音の攻撃を回避したが、すぐに鈴音は拳を振り下ろした。

 その攻撃も何とか回避することが出来たジーラだったが、背後から紗綾と龍生が攻撃を加えたため、その一撃を最後に絶命した。

 

「うああああああああああっ!」

 

 突如として叫んだジーラは紗彩の攻撃を回避すると、そのまま脱兎のごとく逃げ出した。

 俺たちはよくわからないが、おそらくあの様子だったらジーラは何度も繰り返したが、全然突破できなかったんだろう。

 で、今やっとやけくそ気味に突破できたみたいだけど、もし俺の予想が正しかったら今はもうだいぶ戻る回数を使ったはずだ。

 なら、今がチャンス。逃すわけにはいかない。

 

 俺と龍生はすぐに走り始めた。

 俺と龍生が思い切り走ればジーラにはすぐに追いつくことが出来る。

 

「ま、待ってくれ! 話し合おう。そ、そうだ。見逃してくれたら新しい空間を作り出してやろう! あの世界はもう捨ててその世界に移住するといい! ど、どうだ? いい提案じゃないか? おい、なんだその表情は!」

 

 ジーラの言葉に俺はあきれてもう何も言えなくなってしまった。

 

「お、俺を殺しても幻想郷の崩壊が止まるわけじゃない! 意味がないんだ! だ、だから殺さないでくれぇ! 死にたくない!」

「っ! だから言ったよなぁっ! 殺していいのは殺される覚悟がある奴だけだ。お前は殺される覚悟があったからこの幻想郷の人々を大量虐殺したんだろ? ならおとなしく死ねぇ!」

「そ、それは違うぞ。殺したのはお前自身だ」

「……」

 

 俺はその言葉を聞いた瞬間、刀を振るうのをやめ、止まってしまった。

 わなわなと体が震えてくる。

 

 俺が……殺した? みんなを、俺が殺した?

 そうだ。俺がジーラをあの時に殺していればみんなが死ぬことはなかったんだ。

 つまり、実質俺がみんなを殺したようなものじゃないか。

 

「真、そいつの話を聞くな!」

「あぁ、あぁぁぁぁぁ」

「お前が、お前がこの世界を破壊したんだよ! 一人一人残虐に、残酷に殺したんだ」

「てめぇ!」

「そうさ、お前が悪いんだ。お前が世界を破壊したんだ! 本当の悪はお前だったんだよ!」

 

 俺はジーラの言葉を聞くたびにどんどんと自分の罪の意識に苛まれて行ってしまう。

 本当に俺はここに居ていいのだろうか。この状況を作り出してしまったのは俺だというのに、異変解決組として仲間としていてもいいのだろうか。

 ただ自分で起こした異変を自作自演で解決しているだけなんじゃないだろうか。

 

 足を止めて地面に手を付けて打ちひしがれてしまう。

 

「海藤真!」

「龍生……」

「お前は誰だ、何者だ!」

「何を言って」

「良いから答えろ、お前は誰だ? 何者だ!」

「海藤……真」

「そうか、じゃあ海藤真。お前はどうしたい!」

「幻想郷を救いたい……」

「なら、そのために今やることは何だ? そうやって打ちひしがれることなのか!?」

 

 そうだ、そうだったな。

 今は落ち込んでいる場合じゃない。一刻も早くこの異変を解決するということが大事だ。

 なら今やることはただ一つ、ジーラを倒すこと。

 

「お、おい。いっただろ? 俺を殺すなんて無駄な行為なんだよ! 俺は悪くない! 幻想郷のみんなを殺したのは――」

 

 今度は失敗しない。

 ジーラの言葉を聞いていたらどんどんと罪の意識に苛まれてしまうかもしれない。

 

 立ち上がって足をばねの様に使って反動を使い、ジーラに一気に接近する。

 

「ぐあっ!」

 

 龍生がジーラを俺の方向へと蹴り飛ばしてくれる。

 もう、終わりにする――っ!

 

 自分の方へと飛んできたジーラの首をすれ違いざまに一刀両断した。




 はい!第221話終了

 ついにジーラ戦終了です。

 非常に疲れました……。

 もう少しでこのNormal Endの本番に入ります。

 それでは!

 さようなら
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