無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 ついに第一回戦目は終了した。

 決めては誠哉の反則で早苗の勝ちとなった。

 しかし、その結果に気に入らない誠哉は逆上するが、真が誠哉を倒し、その場は何とかなった。



 今回は第二試合です。

 果たして誰対誰何でしょうか?

 それではどうぞ!


第9話 剣士対剣士 精神力の戦い

side霊夢

 

「お疲れ早苗」

 

 と、魔理沙が早苗に水の入ったペットボトルを投げ渡す。

 

 それをなんとかキャッチする早苗

 

「次は私ですね。私も勝利を()て来ますよ!」

 

『では第二試合に移りましょう。では、第二試合。幻想郷チーム魂魄 妖夢選手。対するは多世界チーム。愛原 奏選手!』

 

 そして、妖夢がステージに登る。

 

 そして、相手の奏もステージに登った。

 

 愛原 奏…知ってる。一度こっちの世界に来たことがあるから。

 

「その前に」

 

 と、奏は付け加えて

 

「シャロさんだっけ?霊力で作り出した刀ってありかな?」

 

「うーん…微妙なところだけど一応霊力だからいいよ」

 

 と、シャロは言った。

 

 これで妖夢は全力で戦える。

 

「わかった」

 

『それでは第二試合。スタート!』

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side真

 

 ついに戦いが始まり、二人とも霊力刀を作り出してお互いに間合いを積めて斬る。

 

 かきぃぃぃんっ!

 

 と、甲高い音が鳴り二人の霊力刀が合わさる。

 

 しかし、残念な所はこっちでは奏、善、ガルッチの3人はスペルが使えないってことだ。

 

 だが、奏は剣術でスペルを補えるくらいの実力がある。

 

「以前約束したよな。妖夢」

 

「はい!今度戦おうって。それが実現できて嬉しいです!そして、同時にわくわくしています。剣を合わせただけで伝わってくる衝撃。奏さんがすごい人だと言うことが伝わってくる。奏さん、私はあなたを倒して更に強くなって見せます!」

 

 そして、奏はそうかよっ!と、言って妖夢を弾き返す。

 

 奏の実力は俺も見たが、あれは簡単に行けるような強さじゃない。

 

 奏も色々と乗り越えて今の実力を手に入れたんだ。

 

「じゃあ、行くぞ!」

 

 と、奏は地面を蹴って横に飛ぶ。

 

「何する気だ!」

 

 と、ガルッチ

 

 あの技は!

 

「これは真に教えて貰った技!翻弄させて相手の背後を取る!」

 

 と言いながら妖夢を翻弄して妖夢の背後を取る奏

 

 すると、妖夢は奏を見失ったようだ。

 

 この技は左右にステップしながら徐々に間合いを積めてある程度のタイミングで相手の横、すれすれを通り抜けて相手の視界から抜ける技だ。少しでも近すぎて相手に当たってもダメだし、遠すぎて大回りしすぎても相手の目で追われてしまうと言う高度な技だ。

 

 まぁ、教えた本人があまり使ったことが無いんだけどな。

 

 そして、背後に回った奏は体を180度回転させて地面を蹴って妖夢に近づく。

 

 そして、奏が斬る寸前に妖夢は奏に気がついて奏の斬撃をかわす。

 

「危なかった…なかなかやりますね。では、今度はこちらから」

 

 と、妖夢は背後にジャンプしながら霊力斬を放つ妖夢

 

 しかし、奏はそれをいとも容易く回避する。

 

「妖夢。君は確かに強い。だけど、妖夢の強さは単純すぎる。つまり、ただ強いだけって事だ」

 

 そう言って刀を妖夢に向ける。

 

「今の私でもここまで手こずる相手が居るなんて…世界は広いですね」

 

 手こずるってのは剣術での戦いって意味だろう。

 

 俺の場合、能力は強力で負けるはずが無いが、剣術だとまだまだ妖夢に勝てる気がしない。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side龍生

 

「奏も妖夢ちゃんもすごいな。あの二人に勝てる気がしないよ」

 

 と、俺が呟くと

 

「何言ってるんですか…弾幕勝負で霊夢さんに匹敵する強さを誇る龍生さんが…」

 

 と、音恩から突っ込みが入った。

 

 この前、霊夢と弾幕勝負したんだが引き分けになった。

 

 その事を言ってるんだろう。

 

 それにしてもあの二人の戦いを見てると真と妖夢を思い出すな。

 

 妖夢には剣術で勝てる気がしないって自分を過少評価してるけど俺にとってはそんなこと無いと思う。

 

 さて、この二人の戦い、どうなるかな?

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side妖夢

 

 やっぱりすごいよ奏さんは

 

 私が考えもつかない戦法を使ってくる。

 

 でも…だからこそ燃えるんです!

 

「はぁぁぁっ!」

 

 と、私は走って近づき霊力刀を振り下ろす。

 

 しかし、簡単に刀で受け止められてしまう。

 

 やっぱり、所詮は男と女。力の差は目に見えている。

 

 なら、技術で対抗するしか無い!

 

「行きます!奏さん!これが私の全力です!人府《現世斬》」

 

 そして、私は奏さんに向かってまっすぐ突っ込む。

 

 そして、斬撃を食らわす。

 

 しかし、奏さんはつらそうな表情ひとつせずすべてかわす。

 

 そしてやっと

 

「うっ!」

 

 一発かすった!

 

「しょうがないな…やるか」

 

 そして、奏さんが突っ込んできた。

 

 すると、刀が炎を纏い始めた。

 

 あれはまずい!

 

 私は咄嗟に防御した。

 

 しかし、

 

 バリィィィン

 

 その音が聞こえた瞬間、私の霊力刀は割れてしまった。

 

「霊力の硬度は精神力に比例する。俺の方が少しだけ精神力が勝ったようだな」

 

 その言葉が聞こえたあと、私は脱力したように倒れた。

 

「私の…負け…ですか…」

 

『決まった~!決まりました。第二試合。多世界チーム。愛原 奏選手の勝利!』

 

 やっぱり強かった…世界は広かった。私は井の中の蛙だったようですね。

 

 初心を思い出して修行しなおしますか。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side真

 

「お疲れ。奏」

 

 と、水を奏に渡す。

 

「強かった。妖夢は」

 

「あんだけ圧倒しておいて良く言うよ」

 

 と、奏にたいして突っ込む。

 

「妖夢は今後もっと伸びる素質がある」

 

「だな。弟子の立場で偉そうだけど、俺もそう思う」

 

 そして、第二試合目は終了した。

 

「そう言えばあれはなんだ?」

 

「ああ、そう言えば言ってなかったっけ?あれは俺の能力【現象を操る程度の能力】で作り出した炎を纏わせたんだ。発火現象になるのかな?」

 

 なかなかにすごい能力だな。

 

 それに比べて俺のは戦闘で強くなる能力じゃないのが辛い。

 

『では、次は第三試合。幻想郷チーム霧雨 魔理沙選手。対するは多世界チーム詩堂 善選手』




 はい!第9話終了

 次回は魔理沙対善です

 果たしてどちらが勝つのか!?

 それでは!

 さようなら

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