無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 真が目が覚めた場所は永遠亭だった。

 永遠亭で過労と診断された真はあることを聞かされる。

「紅の殺し屋 燐火が殺しを行っている」と

 そして労働禁止命令が出た真は里をぶらつく。



 それではどうぞ!


第30話 次の標的(ターゲット)

side真

 

 今日は珍しく宿は休みだ。

 

 理由はこの近くで殺人が起こったらしい。

 

 犯人は巷の噂じゃ【紅の殺し屋】と言われている。

 

 しかし、俺はその人物の容姿について考えていた。

 

 グレーのパーカー。フードを目深にかぶってて赤い髪

 

 これがどうにも引っ掛かる。

 

 まぁ、今はそんなことどうでも良いけどな。

 

 今はこいしとデート中だ。

 

 めちゃくちゃ幸せなのでそんなこと考えている暇は無いのである。

 

「んー。美味しい」

 

 俺とこいしはこいしお気に入りの甘味処に来ていた。この間も俺一人で来た気が

 

 俺もみたらし団子を頬張る。

 

 旨いな。

 

「真」

 

 と、こいしが読んできた。

 

 そしてこいしは自分のパフェを少し掬って俺の方に向けてくる。

 

「そ、その…あ、あーん」

 

 と、頬を真っ赤に染めながら差し出してきた。

 

 可愛すぎる。

 

「あ、あーん」

 

 そして俺はパフェを食べる。

 

「うん。旨い」

 

 こんなに旨いのはこいしが食べさせてくれたからだと錯覚してしまう。

 

 甘いなぁ。と自分でこの空気を作っておきながらそう思う。

 

 俺が帰ってきてから、仕事のないときは俺にべったりになった。

 

 そんなことしなくても俺はどこにも行かないんだけどな。

 

 こんな平和な日常が好きだ。

 

「それにしても殺人ねぇ…物騒だね」

 

 俺は実際に殺めてしまったことが多々あるんだけどな。

 

 まぁ、全員敵だから関係ないけどな。

 

 そうだ。

 

「あーんの礼だ。その…あーん」

 

 と、自分のみたらし団子を差し出す。

 

 すると、ぱぁっと笑顔になって

 

「あーん」

 

 と、食べた。

 

「美味しいね!」

 

 でもさすがにイチャイチャしすぎたかな。

 

 その時

 

「お二人さん。取り込み中の所、ちょっと良い?」

 

「ふぇぇっ!」

 

 と、突然紫が現れたことによって、甘い雰囲気を作って自分達の世界に入っていたため、こいしがいつも以上に驚いた。

 

 そして俺は飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになる。

 

「ゴホッゴホッ。って一体全体どうしたんだ」

 

 と、聞くと紫は神妙な面持ちで話し出した。

 

「また【紅の殺し屋】が動き出すわ」

 

 またか。ってことは退治命令だな。

 

 一体誰が狙われてんだ?

 

 すると言いにくそうに躊躇ってから口を開いた。

 

「次の標的(ターゲット)は古明地姉妹。あなた方よ」

 

「え」

 

 と、こいしの表情が恐怖に変わる。

 

 今、何て言った?さとりとこいし?

 

「シャロが、真とこいしが別れた直後にこいしが殺され、更にさとりまで殺されると言う未来をみたそうよ」

 

 一体、何故こいしが殺されなくちゃならないんだ。

 

 こんなかわいくて他人思いの彼女が

 

「何でも、さとり妖怪に良くない事を思っている人達が依頼したそうよ」

 

 確かに心を読まれるのは嫌な人は嫌だろう。

 

 だけどそれで差別するのはどうかと思う。

 

 世界の皆がこいし達を否定するなら、俺がこいし達を肯定する。

 

 例え世界を敵に回そうとも。

 

「俺が守るよ。絶対に」

 

 そう言うとこいしは俺に抱きついてきた。

 

「あーあ。今年の夏は例年より暑いわね」

 

 そう言ってどこかに消える紫

 

 さて、どこからでもかかってこい。【紅の殺し屋】俺が相手になってやるからな。

 

 そして今日は絶対に離れないって約束して俺達は甘味処を後にする。

 

 俺と別れたあと。なら別れなきゃ良いんだ。

 

 【紅の殺し屋】がどれほどの実力を持っているかは分からない。

 

 下手すりゃ俺より強いかも。何て言う最悪の状況を考えてしまう。

 

 紬がいつも一緒に居られるとは限らないから覚えた霊力刀。これでどこまで戦えるか。

 

「でもさ、一緒に居るからってそれはヤバイと思うんですが。こいしさん」

 

 そう言うと「え!?」と驚くこいし

 

 当たり前だ。

 

 俺は今、一緒のベッドで寝ようと誘われている。

 

 さすがにそれはダメだろ。

 

 せめて俺が床。こいしがベッドってのが無難な所だろう。

 

 すると目をうるうるさせ出すこいし

 

「真が…真が一緒に居てくれるって言ってくれたのに…嘘つき…」

 

 泣き始めてしまった。

 

 しまったな。やっちまった。女の子泣かすとか…それも彼女を

 

「わーった。一緒に寝るから」

 

「うん!ありがとう!」

 

 まんまと罠にはめられた気がする。

 


 

 寝れない。

 

 そう。

 

 一緒にベッドに入ったは良いけど、緊張して寝れないのだ。

 

 対するこいしは熟睡している。

 

 寝顔が可愛いな。

 

 さて、どうやらこうして眠れないで居る間に招かれざる客も来たようだね。

 

 今回は寝れないで正解だったかも知れない。

 

 ドア越しにびんびん感じるぜ。その殺気に満ち満ちた霊力が。

 

 だが、おかしい点がひとつある。それは殺気しか無いことだ。

 

 どんな極悪犯罪者でも殺意以外の感情も霊力に多少なりとも含まれる。

 

 だが、殺気しか含まれないのだ。

 

 さすがこの世で一番ロボットに近い人物だ。

 

 他の感情を圧し殺しているのか。

 

 念のため、俺は霊力刀を作る準備をしておく。

 

 その次の瞬間、ドアが弾けとんで一人の少女が走ってきた。

 

 手には刀を持っている。

 

 そして刀を振り下ろした。

 

 カキィィィン

 

 と、甲高い音がなって衝撃波が走る。

 

 壁が少し凹んでしまった。

 

 その音で目が覚めたのかこいしはこちらを見てくる。

 

「え?」

 

 と硬直してしまった。

 

「こいし!その窓から逃げろ!」

 

 そう促すと「分かった」と言って出ていった。

 

 こいしが冷静な子で良かった。

 

 と、こいしを追おうとそっちに走っていく。

 

「行かせるわけねーだろ」

 

 そうして進路を塞ぐ。

 

 すると斬りかかってきたのでそれを防ぐ。

 

 絶対にこいしとさとりを守る。絶対にな




 はい!第30話終了

 次回からついに本格的に【紅の殺し屋】燐火との戦いが始まります。

 さて!真はさとりとこいしを守ることが出来るのでしょうか?

 それでは!

 さようなら

現在出てきているヒロイン(オリジナル)の中で一番好きなのは?

  • シャロ
  • 金糸雀優
  • 燐火(菜乃花)
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