無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

54 / 285
 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 燐火との勝負

 次に狙われたのはさとり!

 身を呈してさとりを守る真だったが、何と地霊殿に火を投下されてしまった。

 そして真は大火傷を負いながらもさとりと共に地霊殿を脱出し、地霊殿裏の森へと向かうのだった。



 それではどうぞ!


第32話 燃え盛る森  負けるな真

side真

 

「どう?見つかった?」

 

「ダメだ。無意識すら探れねえ」

 

 そう。俺の無意識の能力がこいしの弱体化バージョンだから、本気でこいしが無意識になったら俺でも探れない。

 

 いつ森に燃え移るか分からないと言うのに…

 

 でもまだここら辺に居る気がする。

 

 その時

 

アオーン

 

 と、動物の遠吠えが聞こえた。

 

 ここら辺には野生の動物やら理性の無い妖怪が多い。

 

 心配だ。

 

「ねぇ、真」

 

「ああ、分かってる」

 

 左右の木々からギラギラとした獲物を見るような視線を感じる。

 

 その時

 

 がしぃぃっ!

 

「殺らせねーよ!」

 

 と、突然襲いかかってきた妖怪の前足を掴んで押し返す。

 

 それを合図に一斉に飛びかかってくる。

 

 これは一人じゃきついな。

 

「初めての共闘行けるか?」

 

「任せてよ!私と真はどれだけの時間、一緒に戦ってきたと思ってるの?」

 

「そうだな。じゃあ背中は任せた」

 

 そして俺と紬は背中合わせになって立つ。

 

 俺は霊力刀を出す。

 

 そして次々に襲いかかってくる妖怪を斬る。

 

 しかし妖怪はどこからわいて出てるのかキリがない。

 

「妖術《ポイズンフィールド》」

 

 すると、一定範囲内の地面が紫色になって、そこからは数本の食虫植物が生えてきた。

 

「ファング!」

 

 紬がそう言うと、食虫植物は大きな口で数体の妖怪を噛み砕いた。

 

 むごいがナイスだ。

 

 何とかちゃんと俺達はお互いのことを守りながら戦えてるんじゃないか?

 

 んじゃ俺も

 

 そして近くの石を拾って、上に投げてキャッチする。

 

「狙撃《スナイパー》」

 

 そして妖怪にあたった瞬間、爆発が起こり、周囲の妖怪を一掃する。

 

「呪府《怨霊の怨み》」

 

 その瞬間、紬の体の回りから火の玉が沢山出てきた。

 

 それら一つ一つが、妖怪の中に入っていく。

 

 そして

 

ぐぎゃぁぁっ!

 

 自傷して倒れる。

 

「お前のスペル怖いよ」

 

「これが私のタイプだからね。しょうがないね」

 

 その瞬間、空から一体の妖怪が落ちてきて不意を着かれる。

 

「まずい!」

 

 しかしその瞬間、近くにあった岩が浮き上がって妖怪にぶつかる。

 

 この能力は!

 

「ったく…お前は注意力が無さすぎる。それでも俺なのか?」

 

「ライト…すまん助かった」

 

 今のはおそらく念力だ。

 

「こいしだろ?連れてってやるよ」

 

「え!?居場所が分かるのか?」

 

「ああ、」

 

 これは思いもしなかった展開。

 

「って、ここは俺が修行してる山だ。つまりはここは俺の庭だ」

 

 

 ここだったのか。

 

「んじゃいくぞ。捕まれ」

 

 そして俺と紬はライトに捕まる。

 

「TP《テレポート》」

 

 その瞬間、俺達はテレポートした。

 


 

「あそこだ」

 

 テレポートの眩しさによって目を瞑ってたおれが目わ開けるとそこは森の端だった。

 

 そしてライトが指を指した方を見るとそこには

 

 背後が木で逃げられないこいしとこいしに木ドン?をしている燐火がいた。

 

「捕まえた」

 

「なん…で無意識が」

 

「私は元々無意識だよ」

 

 そう言ってあごクイをする。

 

 片手に剣を持ちながら。

 

「チェックメイト」

 

 そして剣を振り下ろす。

 

 それを俺は霊力刀で受け止めた。

 

「やっぱり来たね」

 

「あたり…まえだ!」

 

 と、押し返す。

 

 そしてこいしの前で立ちはだかる。

 

「【神成り】」

 

 そして飛んできた神成りをキャッチする。

 

「今回は俺も居るぜ」

 

 と、ライトも霊力刀を作り出す。

 

「火炎《火柱》」

 

 すると燐火からものすごい火柱が飛び出した。

 

 その火柱の火が森に燃え移る。

 

「じゃあねー!」

 

 どこかへ去ってしまった燐火

 

 まずい!

 

 このままじゃ皆焼け死ぬ。

 

 そして焼けた木がこいしに倒れてきた。

 

「こいし!」

 

 そして俺はこいしの身代わりになって、燃え盛ってる木を腕で受け止める。

 

「ぐ」

 

 そして俺はその木を足で蹴り飛ばす。

 

 やべぇ…腕まで

 

『大丈夫?真』

 

「ああ、大丈夫だ」

 

 恐らくこの炎は燐火の技。

 

 だが、燃えるまではただの霊力だが、燃えてしまったらそれはただの炎となってしまう。

 

 つまり上書きが使えないと言うことだ。

 

 その時、俺達の行き先を阻むように木が倒れてくる。

 

 これは本格的にまずいぞ。

 

「はぁ…『念力』」

 

 そしてライトは念力で燃えてる木を浮かせた。

 

「サンキュー!」

 

「ちっ。さぁ、今のうちに行くぞお前ら」

 

 そして森から抜け出そうと走る。

 

 ヤバい…本格的に…煙を吸いすぎた。

 

 火事の時は火より煙の方が危ないとよく言う。

 

 一酸化炭素中毒だ。

 

 ついには鞘に入れた神成りを杖がわりに使って歩かなくては歩けないようになってしまった。

 

 そして

 

 バタン

 

 体が麻痺して動かねぇ…

 

「真!」

 

「ちっ!何でこうも面倒事が増えるかなぁ」

 

 空を飛べばこんなことにならないと思うだろ?

 

 実はこの森、アーチ状に木々の葉が伸びていて覆われてるので上も火の海だから飛べないんだよ。

 

 その時、目の前にワープホールが開いた。

 

「ったく。なにやってるんだ?お前ら」

 

 この声は…

 

「真君!大丈夫!?」

 

「シャロ…紅蓮…」

 

 そのワープホールから空間パトロール中だったシャロと紅蓮が出てきた。

 

「しかしひどい有り様だな」

 

 と、紅蓮は胸の前に手を持ち上げてグッと握り拳を作った。

 

 その瞬間、周辺の炎がすべて消え去った。

 

「こんなもの…とにかくそいつを連れて早く行くぞ」

 

 そう言って俺を担ぐ紅蓮

 

「開けワープホール。俺達を任意の場所まで連れていけ」

 

 紅蓮がそう言うと、目の前にワープホールが出現した。

 

 そして紅蓮がワープホールに入って数歩歩くと地霊殿の目の前に出てきた。

 

 そこに紅蓮は俺を置く。

 

「後はシャロの出番だろ?」

 

「うーん…そもそもとして私の回復力は微々たるものなんだよね。どちらかと言えば妖術の方が得意なくらいで」

 

「はぁ!?てめぇは知の神。知神(ちしん)だろ!?何で回復出来ねぇんだ!もうお前、知神名乗るのやめて妖神(ようしん)名乗れよ!このショタ神!!」

 

 何かシャロがボロクソ言われてる。

 

「私はショタじゃ無いもん!ちゃんとした女の子だもん!」

 

「なら女の子に見られたいならおしゃれとかしてみろよ!」

 

 なにやってんだか

 

「ぐ、あ…」

 

 そしてまた腕が痛くなってきて俺は声を漏らす。

 

「お兄ちゃん!」

 

 と、優が駆け寄ってきた。

 

 そして抱きついてくる。

 

 泣いている。優が…

 

「心配してくれてありがとな」

 

「う、う。死なないで…お兄ちゃん!」

 

 その瞬間、優の両手が光り始めてそれを中心に波状に俺の体に光りが広がっていった。

 

 そして俺の体の痛みが()えていくような気がした。

 

 そして完全に癒えた。

 

 これは!

 

 そして俺は起き上がる。

 

『真!(君)『お兄ちゃん!』』

 

 皆が一斉に驚いた声を出す。

 

「大丈夫なのか?」

 

「ああ、俺も驚いている…が、完治したようだ」

 

 そう言うと紅蓮が口を開いた。

 

「能力…か」

 

 そう言うことか!?

 

 つまりこれは優の能力で

 

「優、これってお前の能力か?」

 

「え?私の能力?」

 

 自分でも気がついてないパターンか

 

『どんな感じだった?』

 

「そうだな。徐々に癒えていくような感じだった」

 

 すると紅蓮はニヤニヤしながらシャロに言った。

 

「シャロ、お前よりよっぽど金糸雀の方が知神向いてんじゃねーのか?」

 

「確かにね」

 

 そこ否定しないのか。

 

「金糸雀。お前の能力は【加護、治癒を操る程度の能力】だ」

 

 回復要員か。

 

「じゃ、これから頼んだぞ。優」

 

「…うん!私、お兄ちゃん達の役に立てるように頑張るよ!」

 

 よし、それじゃ。次の襲撃に備えて置くとするか。

 

「紬も俺の相棒として、これからもよろしくな」

 

「ふふん。私は真が行くとこなら森の中、水の中。それこそ炎の中まで。どこまででも着いていくよ!」

 

 と、握手する。

 

 絶対に殺させねぇよ。

 

 燐火。絶対に負けない。

 

 炎なんかに負けてたまるか!




 はい!第32話終了

 遂に優に能力が!

 かなり有能な能力が!?

 そして真は炎の能力を持つ燐火を倒すことが出来るのだろうか?

 それでは!

 さようなら

現在出てきているヒロイン(オリジナル)の中で一番好きなのは?

  • シャロ
  • 金糸雀優
  • 燐火(菜乃花)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。