それでは前回のあらすじ
ついに出発した真等
しかし早速天狗等に追い回されることに
果たして無事にこいしの元へたどり着けるのだろうか?
それではどうぞ!
side真
俺達は走っていた。
天狗に追われながら。
「
俺は燐火の口を押さえて、抱えて逃げていた。
ちなみに空中では彼等には敵わないので全力疾走中である。
あともう少しで守矢神社が見えてくるはずだが…
ガブッ
「いってぇっ!」
思わず手を離してしまった。
「よーし!行くよー!」
「やめろ!燐火!」
その次の瞬間、燐火の腕が白く光りだした。
なんだ?この力は
そして燐火は拳を振りかぶって振り下ろす。
すると、なんと衝撃波が発生して天狗たちを一撃で気絶させた。
「よし、これで良い」
「良くないよ。全然良くないよ。きっと今頃、俺達はみなブラックリスト入りだよ」
「それが?」
「それが?ってお前なぁ…」
燐火は根っからの戦闘狂らしい。
しかし、厄介事を増やしてくれやがったこいつは一体どうしてくれようか。
とりあえずこいつへの俺の心の中でのあだ名はバカとなった。
「それより早く走りましょう。
そう力なく言ってから走り始めた。
とりあえずそんな数の妖怪を敵に回したら命が幾つあってもキリがないので俺は燐火を再び抱えて走り出す。
まぁ俺達が危険になったらこいつを囮にして逃げよう。と心に誓って俺は守谷神社までの参道を駆け登る。
「大天狗の奴。何かあったのじゃろうか?」
と何かを呟きながら息一つ乱さずに俺と横並びで走る妖忌さん。
それに続いて妖夢。そしていち早く走り出した癖に徐々に遅れてきている音恩。
紬は俺の肩に乗ってきている。正直燐火も抱えて更に紬を肩車しながら走るのはキツいから降りて欲しいんだが?
そんな文句を心中で呟きながら走る。
「うーん。このメンバーでの真の立ち位置が分かってしまった…」
「つくづく
そこの爺さんとその孫!俺をそんな
その時、空中から天狗が降ってきた。
ドシーンと言うすごい音を立てて着地した天狗
「あややー?真さん達じゃ無いですか〜。どうしたんです?こんな所に」
文屋だった。
文のスピードは天狗一と言っても過言ではない。そんな奴から逃げることは出来ないか…
大人しく会話で引いてもらうとしよう。
「いやぁー。文。こんな暑い中お越しいただき誠にありが」
「どうしたんですか?気持ち悪いですよ?」
文の攻撃
「ぐっ」
真に5の精神的ダメージ
「何その喋り方。不自然で気持ち悪いよ」
燐火の攻撃
「がはっ」
真に5の精神的ダメージ
「うん。真には申し訳ないけど」
「わしも正直見てられん」
妖夢と妖忌のダブルコンボ
「ごふっ」
真に10のダメージ
「みんな止めてあげてください!」
「ね、音恩」
俺は音恩の事を見直した。
まさか俺の事を庇ってくれるとは
「本当の事を言ったら可哀想じゃないですか」
「ごふっ」
真に大ダメージ。
俺は吐血してその場に倒れた。
『確かに!』
「もうやめろ!とっくに海藤さんのライフはゼロなんだよ!」
まだこいつらは俺を追撃する気かよ。
「まぁ真さんが気持ち悪いのは置いておいてこの先に何か用?」置くなよ!
「まぁ、とりあえず通過だな」
「通過ですか」
そう言うと文は考え込んでしまった。
「見慣れない顔ぶれも居るようですが…」
その瞬間、俺は全身からブワッと汗が吹き出してきた。
妖忌さんは良い。だが燐火が居るのは問題だ。下手したら迫撃される。
「お前、本名なんだ」
俺は燐火の耳元で聞いた。
「菜乃花」
「菜乃花で良いのか?」
「うん。それが私の苗字」
苗字だけかよ!下の名前はどうした!?
そう聞こうとしたがその前に理由を説明してくれた。
「下の名前を教えるのは本当に信頼できる人だけ」
信頼されてなかったのかよ!地味にショックなんだが…
まぁどっちもわかんないよりはマシだろう。
「こっちのご老人が魂魄 妖忌さん。妖夢の祖父だ」
妖忌さんを指しながら言った。
「で、こいつが菜乃花だ。俺と菜乃花はそれはそれは仲がいいんだよ」
「え?そこまで仲良かったっけ?」
話合わせろよ気が利かねーな。
「とりあえず俺は通過をしたいんだが良いか?」
「まぁいいですけど…分かりました。ついて行きます」
着いてくるそうです。
確かに文が居れば通過する事も簡単に出来そうだな。
「んじゃ、頼むわ」
そう言うと文は俺達の後ろを追ってきた天狗達を説得し始めた。
ちなみに文は天狗の中では偉い方なので椛等からは文様と呼ばれていたりする。
でも椛は仲がいいからか二人だけの時は文さんと呼んでるみたいだが。
しばらくすると天狗らはどこかに飛んで行った。交渉は成功したみたいだ。
「お待たせ致しました!じゃあ行きましょう!」
文は先頭を歩き出した。
俺は未だに精神的ダメージ回復できずにいた。
「俺もう知らね…何があっても知らね。みんなが何かあっても俺は知らんぷりするからな。自分の身は自分で守ることだな」
すると紬が空を飛んで俺の頭の上に手を乗せて撫でてきた。
「もう。拗ねないの。大丈夫だよ。真には私が居るからね」
「つ、紬ぃー!」
俺は紬を抱きしめた。
「なんか、女の子に泣きついてる男性ほどかっこ悪いものは居ないね」
うっせぇ。んなことは分かってるんだよ。
そうして俺達は妖怪の山を通過した。
はい!第43話終了
今回は妖怪の山辺後編でした!
それでは!
さようなら
現在出てきているヒロイン(オリジナル)の中で一番好きなのは?
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紬
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シャロ
-
金糸雀優
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燐火(菜乃花)