無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 ついに二日目が始まった。



 それではどうぞ!


第47話 霊爆波(インパクト)

side真

 

 俺は諦めてその場に座り込んでしまった。

 

 俺は馬鹿だ。後先考えずに飛び出して……。

 

「こいし……」

 呟いたその声が昼間なのに真っ暗になるくらい葉で覆われてる森に響いた。

 

 飛んだら平衡感覚失って地面に激突しそうだな。

 

 あいつらは今頃、人里に向かってるのかな?

 

 こいし、悲しむかもなぁ……。こんな無様な彼氏でごめんよ。

 心の中で謝罪する。

 

 だが、やっぱり俺は諦めきれなかった。

 

 だから俺は霊力を足に纏わせる。

 確かにここでは霊力が使いにくい。だけどこれくらいの簡単な操作くらいなら何とかできる。

「霊力ブーストだ」

 そうして走る。

 霊力を纏った俺の足はいつも以上の力を発揮したものの、結果は同じ所をぐるぐる回ってるだけだ。

 

『ははは。お前は逃れられない。この森で朽ちていく運命なんだよ』

 そうか……。

 

「れいば……いや、この森を全て吹っ飛ばすのは不可能だし、そもそもあれは霊力の扱いが難しすぎるから無理だな」

 燐火とか紅蓮なら焼き払えそうだけどな。俺は攻撃に繋がる能力は持ってないしな。

 唯一の崩壊だってこいしと居ないと使えないわけだし……。

 

 こいし、待ってくれてるんだよな。なら、やるしかないな。

 

 そうして俺は手のひらに霊力を集め始める。

『無駄だァっ!』

 その声が聞こえた瞬間、磁場によって俺の霊力の扱いがぶれ始めた。

 

『貴様は朽ちていくのみ!』

 うるさい……。

『貴様は俺の栄養とな──』

「うるせぇぇぇっ!」

 その瞬間、俺の周りにあった木々が次々と倒れ始める。

 

『これは、殺気……いや、それに似たような力……』

 

 すると俺の手のひらに集まった霊力の塊は赤色に変化した。

「《霊縛波》」

 そして俺は地面に霊縛波を叩きつける。

 

 すると一瞬だけ霊力が戻ってきたような気がした。

 

 ほんの少しだが、この森に攻撃したらダメージが入るって事なのか?

 

 なら、

「ダブルだ!」

 そして両手に霊縛波を作り出して同時に地面に叩きつける。

 

 その瞬間のことだった。

 

 足が底無し沼にハマったかのように沈み始めた。

 そして霊縛波ごと腕もそのまま沈み始めた。

 

「これは!?」

 

『これをお前はどう攻略する気だ?』

 四肢が封じられてしまった。

 

 俺の技は四肢が封じられてしまってはどうにもならない様な技ばかり。

 スペルも近接ばかりだ。

 

 積み……。いや、今まではそうだったかもな。

 

─※─※─※─回想─※─※─※─

 

「お前は火力が足らん」

「い、いきなり手厳しいですね……」

 そこは自分でも分かっている。

 

 攻撃系の技が無けりゃどれだけタフでも敵を倒せない。倒せなきゃ意味が無い。

 

「だから今からお前にある技を教えよう。二つ教える。そしてもう一つはこれが出来てから教えよう」

 

─※─※─※─回想 終─※─※─※─

 

 そして妖忌さんは一つ目の技を教えてくれた。

 

 それがこれだ!

「俺の霊力を甘く見るなよ!《インパクト》」

 その瞬間、俺の腕の周りの土が吹き飛んだ。

 

 これは腕に触れているものに高圧の空気をぶつけるみたいな威力で、霊力を爆発させる事によって相手にかなりの衝撃を与える技だ。

 

 吹き飛んだことによって、腕が抜けるようになった。

 

 腕が動ければこっちの物だ。

 

 そして俺は何枚か里で買ったお札を取り出して四方八方に投げる。

 

 するとお札は木々に張り付いた。

 

『これは!?』

 

 そして俺は手のひらに霊力を集中させて手のひらを合わせる。

「博麗式奥義《封》っ!」

 その瞬間、お札が貼られた木々は磁場を放たなくなり、少しだけ楽に霊力を使えるようになった。

 

 これはまだ簡単な技だから使えるけど難しい技だと使えないからな。

 

 この技は昔、霊夢が使ってたようなっていう記憶から再現したのだ。

 

「これが博麗術式奥義。封印だ」

 妖相手なら効かない奴はいない。

 

「な、何を!?」

 

「このまま森を封印して!」

 そして4枚お札を構える。

 

 その時、急に背後から頭を叩かれた。

「いてっ!」

 そして振り返るとそこには男っぽい服装の人物。シャロが居た。

「なんだよ」

 

「いや、君さ……馬鹿なの?」

 開口一番で罵られてしまった。何故?

 

「この森全域を封印するのにどれだけ霊力が必要か分かって言ってる?」

 そうか……そこは計算していなかった。

 

「まぁ、しょうが無いから今回は手助けしてあげる。この幻想郷には君が居ないとダメみたいだしね」

 そう言うとシャロは地面に手をつける。

 

 するとさっきの俺と同じく体が沈んでいくシャロ。

「コールドスリープ」

 すると森が白い霧で覆われ、磁場も感じなくなった。

 

「早く出るよ。ここに居たら僕達も凍っちゃう」

「え、凍る?」

「良いから早く!」

 そして俺は手を引かれてシャロが開いた隙間の中に引きずり込まれた。

 


 

 時は真達が出発する数時間前に遡る。

 

 こいしは密かにある計画を練っていた。

 

sideこいし

 

 あれからどれくらい経っただろう。

 

 窓もなく光が入らない真っ暗闇。その中でずっと放置されてたから時間感覚を忘れてしまった。

 

 早く真達に会いたい。

 

 だけど真はここの奴らを倒せるのか?不安。

 

 だから私はある事を計画した。それは脱出。

 

 丁度ポケットに鋭利な石が入ってるからね。

 なんか知らない内に入ってたんだよね。無意識ならしょうが無い。

 

 そして私はポケットから石を取り出して腕を縛っているロープを掻っ切った。

 

「これでよしっ!」

 もうこれ以上待っていられない!




 はい!第47話終了

 遂に動き出したこいし、果たして真とこいしは再開することが出来るのだろうか?

 それでは!

 さようなら

現在出てきているヒロイン(オリジナル)の中で一番好きなのは?

  • シャロ
  • 金糸雀優
  • 燐火(菜乃花)
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