無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 真は超ド級の馬鹿でシャロは超ド級のお人好しだった。

 こいしは遂に計画を開始!



 それではどうぞ〜


第49話 集合

sideこいし

 

 私はまず、この部屋から脱出出来そうな場所を探す事にした。

 

 すると、少し高いけど上に窓がある事が分かった。

 

 この施設がどんな構造なのかは知らないけどこの建物から外には出られる。と言うかあそこからしか出られない。

 

 入口の扉は鍵で固く閉ざされているから開けられない。あそこから出る。

 そして私は飛べる。空を飛んだら施設だとしても上から塀を越えることも出来るだろう。やってみる価値はある。

 

 そう思って窓の位置まで飛び上がった。そして窓に触る前に気がついた。

 近づいたらビリビリしたのだ。

 

 窓枠は鉄製。多分高圧の電流が流れてるんだろう。

 

 でも困った。それじゃ逃げられない……。

 

 そこで私は思いついた。この部屋に絶縁体は無いのか?探してみれば見つかるかもしれない。

 無いとしても木の棒で開けることもできるし、私の体だったら多分窓枠に触れずに出ることが出来るだろう。

 

 この小さい体がこんな所で役に立つ日が来るとは思わなかった。

 

 そして私が最初に目を付けたのは一番近くにあったダンホール箱だ。

 

 あの中は何が入ってるんだろうか?でも閉じ込めてる同じ部屋に脱出の手助けになるような道具をすぐに見つかる位置に置くとは思えないけど。

 そう思いながら近づくと、一瞬だけ箱が揺れた。

 

 なんで今揺れたの?

 

 少し怖かったが、箱を開けてみるとなんとそこには、

「ご、ゴム手袋?」

 何故かゴム手袋が入っていた。

 

 いや、ありがたい。ありがたいんだけど非常に怪しい。箱が揺れた事に対しても、そしてその中にこれしか入ってない事も。

 

 でもあったんだから私はありがたく使わせてもらう事にした。

 


 

side三人称

 

「これでいいんですかい」

「相変わらずいつ見ても凄いな。好きな位置に投げ込む事が出来るなんて」

「よし、これでいい。異移」

「いいだけに?」

「よし、お前黙ってろ」

 

 こいしが閉じ込められてた部屋の前で四人の男が話していた。

 

 そう。こいしに手袋を渡したのはこいつらなのだ。

 

「おー怖い怖い。能封さんは怖いねぇ?」

「まぁ、これでここは大丈夫だろう。とりあえず能封と俺は戦闘。雷駿と異移は小娘の手助けだ」

「了解」

「ケケケこんな奴とタッグは組みたくないがな」

「雷駿と異移はタッグを組むといい。キタコレ」

「いや、だからお前もう黙れよ」

 そして男達は二手に別れて歩き出した。

 


 

side真

 

 シャロの地図通りに進んだら結構直ぐに着くことが出来た。

 ここが冬の人里。

 

 一面雪景色で、凍った地面で子供達が遊んでいる。

 

 氷柱が沢山あって危ないが、風情がある。

 

「さて、遅れちゃったが、みんなは居るかな?」

 そう思って歩き出すと横から気配が!

 

「誰だっ!」

 と当身をするが、空振ってしまう。

 

 その次の瞬間、腹に強烈な衝撃が走り、その場に押し倒されてしまった。

 

 すると誰が俺にタックルしてきたが分かった。それは、今も俺の胸で頬擦りしている──

「紬。何やってる?」

 紬だった。

「真だァっ!」

 

 すると少し遅れて音恩が走って来た。

「あ、真さん。やはり生きてましたね」

「何その意味深な言葉!?何!?俺がどうなったと思ってたの!!??」

 音恩は俺の霊力探れるだろ!

 

「もう離さない!」

 ギューッと俺を抱き締めて離さない紬。

 どうしようかな。このままじゃ動けないし。

 そこで名案を思いついた。それは

「神成り」

 その瞬間、紬は光り始めて刀の姿に。

『あ!真、卑怯だよー!』

 紬が講義の声を出すが関係ない。

 俺が紬って言わない限りこいつは戻れないんだから。

 

 一応俺がピンチの時は自力で戻るって事も出来るみたいだが。

 

「で、他のみんなは?」

「妖夢さんと妖忌さんは食料調達。燐火さんは宿を探してきてます」

 俺の問いに直ぐに音恩が答えてくれた。

 

 そうか。みんなも来てるのか。って事はやはり俺が一番最後だったらしい。

 まぁ、シャロが来てくれなかったらもっと時間かかってただろうな。封印をしようとしてたし。

 

「まぁ、それは良いとして、こんなにゆっくりしてて良いのか?あと三日しか無いんだぞ?」

「四日後が決戦の日ですね」

 そう。だから俺は焦って仕方がない。

 

 この後もデスマウンテンとか言う危険な名前の山を越えなきゃいけないのに今日ここに止まったら後二日しか無くなる。

 少し余裕を持ちたい所ではあるんだが……。

 

 すると遠くから燐火が歩いてきた。しかも何か食いながら。

「何食ってんだ?」

 俺が声かけると向こうも俺に気がついたらしい。

「海藤?来てたんだ。これ、アイス。名前は……デスアイスだっけ?海藤にもあげるよ」

「こんな寒い場所でそんな凍死しそうな名前のアイス食えるか!?」

 こいつの体温どうなってんの?

 

「ん?美味しいのに」

 そしてもう一口パクリと食べる。

 

『多分あれじゃないかな?火の技が使えるから体温が高いとか』

 それ関係あるの?

 

 それにしても、こんな寒い場所で冷たいものを食ってる奴を見るとこっちまで寒くなってくる。

「それにしても海藤。スノーランドはもっと寒いんだからこんな所で寒いって言ってたらやっていけないよ?」

 いや、あなたの感覚がおかしいだけです。




 はい!第49話終了

 暫くは真とこいし視点でお送りします。

 果たして真達は無事にデスマウンテンを越え、キルタワーにたどり着くことが出来るのか?

 そしてこいしは無事に逃げ出すことが出来るのか?

 それでは!

 さようなら

現在出てきているヒロイン(オリジナル)の中で一番好きなのは?

  • シャロ
  • 金糸雀優
  • 燐火(菜乃花)
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